5歳の時に抱いた夢の背景には
どんな出来事が?
「小学2年生から5年生まで、語学の勉強のために家族でオランダのアムステルダムで過ごしました。今はインターナショナルスクールに通ってます」
4歳下の弟との会話は、帰国した今でも英語。家族旅行では、ドイツ、フランス、スペイン、タイ、フィリピンなどさまざまな国を巡りました。その旅の中で直面した光景が、勇人さんの『16歳になったらおにぎり1000個を貧困地域に配りたい』という夢につながっています。
「フィリピンで、弟のおしゃぶりを取っていく現地の子がいたんです。でもそれは、その子たちが悪いんじゃなくて、満たされてないからだと思った。僕はその時、ママのおにぎりが好きで、それを食べたらめちゃくちゃ元気になるので、そういうパワーをゲットできるものを、みんなに配りたいと思ったんです」
でも、なぜ「16歳まで」に「1000個」だったんでしょうか?
「5歳からしたら、16歳って完全に大人だと思ってたんです。すごく強くて、なんでもできるって。あと、その時僕が知っていた一番大きい数字が1000だったから、1000個配れたら世界中の人を全員助けられると思った。そしたら、全然違いました(笑)」