海の生きものたちが
泳ぐ姿に憧れて
細井さんは子ども時代に水族館で水中ショーを見た時、トレーナーへの憧れと同時に、イルカをはじめとした鯨類の生きものそのものにも強い憧れを抱いたと言います。
「私は2歳から水泳を習っていて、泳ぐことが大好きでずっと水の中に居たいくらいでした。だから、あんなに速く、自由に泳げる海の生きものたちが羨ましかったんです。動物も好きだし、泳ぐのも好きだったので、トレーナーの仕事がやりたいとピンときて、それからずっと変わらない夢を追い続けて現在に至ります」
小学5年生頃から、アーティスティックスイミング(2018年、「シンクロナイズドスイミング」より名称変更)を本格的に始めたのも、すべては水族館でトレーナーになるためでした。
「そこで教えてくれたコーチもその後水族館のトレーナーになっていて、色々と相談に乗っていただきました。競泳だけではなくアーティスティックスイミングはやっておいた方がいい、とのことだったので、練習を重ねて全国大会にも出場して、高校3年生までずっと続けました」