映像を見てすぐに
「これがやりたい!」
もともと3DCGデザイナーとして、アニメ、映像業界で働いていた白石さん。最初にドローンに惹かれたのは「一人旅の思い出を残したかった」という理由からでした。
「世界中を旅行しているカップルが、自分達の姿を世界遺産の遠景と一緒に撮影しているドラマティックな映像を見て、やってみたいな、と思いました。映像業界にいたので、面白くて斬新な映像には興味があったんです」
まずは空撮の世界を入り口にドローンの操縦を始めたものの、あることに気づきます。
「結局これって、絶景に行ったもん勝ちだな、と(笑)。ちょうどそのタイミングで妊娠して、外に出かけられなくなったのですが、Instagramでレース用ドローンを飛ばしている映像を見つけました。それは、上下逆さまになったり、ダイブしたり、地面スレスレのところを100キロくらいで駆け抜けたりしていて。これまで見ていた空撮映像と全く違ってました」
アクションゲームが大好きだった、という白石さんはその映像に魅了され、「これがやりたい!」とすぐに思ったそう。
しかし、当時はドローンレースに関する情報は少ない上、その多くが英語で、リサーチは難航。そこで、仲間との情報交換や、屋内で小さなドローンを飛ばす練習ができるようコミュニティを立ち上げました。