「こういうものがあったら」
熱意だけでプレゼンに
「今、日本で私みたいな組み合わせのキャリアの人は他にいないと思います」と笑う加藤さん。
大学の歯学部で学んでいた時、SNSでスカウトされてモデル活動をスタートし、モデルと学生の二足のわらじを履いていました。昔から、自分の好奇心は一つの肩書きの中では満たし切れない、と感じていたそう。
クリエイティブディレクターとして初めて携わったのはランジェリーの開発。「こういうものがあったら」という思いをマネージャーに伝えたところ、プレゼンに行こうと背中を押されたそうです。
「エクセルもワードも使ったことがないくらいでしたが、iPadに入っていた文書制作のソフトで拙い企画書を書いて持って行きました(笑)」
常識に捉われない思考、チャレンジ精神から始まったクリエイティブディレクターという仕事。2021年に発表したアロマディフューザーは、公式サイトでたった2分で完売してしまったほどの人気だったそうで、今や多くのファンから支持を得ています。