あれもこれもするために、
起業したい
「一番大きい興味関心領域は、芸術系だと思います。将来は、大きな立体作品を作ってみたい。でもそのためにはお金が必要だし、美大に進学したら経営は学べないなと思って。あとは、普通に化学の基礎研究もしたい・・・・。悩みどころではあるんですけど、まずはデータサイエンスから見る経営を学ぶところからかな」
直近の進路について教えてくれた中藤さん。ビジネスコンテストでは、ウニの殻から抽出した炭酸カルシウムに着目したプランが評価されたばかり。炭素について熱弁する様子から、根っからの理系かと思いきや、実は、好奇心はさまざまな領域に枝葉のように広がっていました。
「いろんな方面でオタクをやっているし、あれもこれもやりたいな、と思った時に、自分で会社を持って、ラボ作っちゃったほうが早いな、って思ったんです。会社員になるイメージは、あんまりないです。ラボを作ったらそこで基礎研究ができるし、研究した技術を事業に取り入れることができます。半導体の研究もして、宇宙産業にも関わりたい。宇宙もすごく好きなんです。研究結果によってロケットのサイズが変わったり、宇宙に持っていけるものの量が増えたり、可能性が広がりますよね」