星空の美しい故郷が
育んだ夢
「大学で東京に出てきて思ったのは、空が全然違うということ。鳥取の空は綺麗だったんだと改めて意識しました。県庁所在地から天の川が見えるなんて、鳥取くらいじゃないでしょうか」
株式会社ALEの代表として人工流れ星の実現を目指す岡島さんがおすすめする地元の星空スポットは鳥取砂丘。3年前の8月には、天の川の中にペルセウス座流星群を見るという貴重な体験をしたそう。自然豊かな地域で育ったことは、科学の分野に興味を抱く素地になったのではと振り返ります。
「『あれって何だろう』と疑問を持って追求していくことは科学の営みそのもの。好奇心を育めたことは幸いだったと思います」
そして、中学生の時にベストセラーになっていた『ホーキング、宇宙を語る』を読んだことが、宇宙に興味を持つ直接的なきっかけになりました。
「中身はそんなに理解できなかったんですが、ブラックホールとか、ビックバンがどうとか、何かすごい世界があると、とにかくワクワクしたんです」