IT系企業から
ジュエリーの世界に
「新卒で入社した会社を、十ヶ月で辞めてしまったんです(笑)。IT系企業だったんですが、ある日ふと『この仕事、十年後はAIがやっているかもしれない』と思ってしまいました。お客さまの顔が見えず、自分の個性も出しづらくて」
そんな時、知人に誘われて参画したのが、現在ディレクターを務めるジュエリーブランド「Amijed」でした。イタリア、フランス、メキシコ、タイなど、世界各地のキリスト教会の〝メダイ〟(聖人・聖女などが彫られたメダル)を組み合わせたチャームネックレスを提案するブランドで、呉本さんは現在、買い付けや企画、店舗運営に携わっています。
「わたしは直感的に良いものを見つけるのが得意だったようで、この仕事は合っていると思います。自分からどんどん提案すると『いいね』『やってみる?』と、裁量を与えていただける環境でした。自分の提案が『Amijed』の成長につながっているのがわかるから、やりがいを持って続けられているのかもしれません」