小学生が
アロマに夢中に
「自分がプレゼントしたアロマディフューザーを、母が使ってない時にちょっと借りたんです。それを夜、枕元で焚いて寝たら、とっても寝つきが良くてびっくりしてしまって。なんでだろう? と研究していくうちに、いつの間にか夢中になっていました」
香りへの探究心はもとより、髙橋さんは子どもの頃から化学が大好きだったと言います。テレビドラマで硫化水素という毒ガスが登場し、それに興味を持っていると、薬剤師のお母さんが元素記号の周期表を見せて教えてくれたとか。そして中学1年生の時に毒物劇物取扱者試験に合格。理科の自由研究では、県から表彰されたり、コンクールで全国審査に進んだりしたことも。
そして高校2年生でアロマテラピー検定1級に合格。アロマテラピーアドバイザー、アロマブレンドデザイナー、アロマテラピーインストラクターとしても認定されています。アロマの業界人口は女性が圧倒的に多く、AEAJ(公益社団法人日本アロマ環境協会)の会員5万人のうち、男性はたったの約5パーセント。19歳以下となると、またさらに数は減ります。しかも、髙橋さんように化学的な観点も含めて興味を持つ人はかなりまれだとか。