どんな傑作も執着なし、
「作った後のことは考えない」
実際に背負って見せてくれた『ゴーストバスターズ』の捕獲装置は、圧巻の出来栄え。これがダンボールやプラスチックのホースなど、身近な素材で作り上げてしまったというのだから驚きです。スイッチを入れるとファンが周り、ランプも点灯するという精巧さ。
「簡単な流れはノートに書いたりするんですけど、基本的には作りながら考える、という感じです」
と、語る倖大さん。中学1年生の時に一度制作にチャレンジしたというこの捕獲装置は、当時はあまり材料などを気にせず満足のいくクオリティではなかったため、雑貨店に出向いて素材集めからこだわり、再度取り組んだそうです。大の映画好きで、映画を見ていると「あ、これはあの素材で作れそう」などとインスピレーションが湧いてくるのだとか。
「Twitterとかにアップすると嫌がるんですよ」と、笑いながらちょっと悔しそうな父・昌幸さん。そして母・ふくみさんによると、「だんだん制作の技術がレベルアップしているから、過去のものが残るのが嫌みたいですよ」とのこと。
当の本人は「作ったあとのことはまぁ・・・・あんまり考えてないっていうか」とケロリ。「写真撮ったりとか、後から自分で作ったものを振り返ったりとかは、全くないです(笑)」