ご飯大好き少年が
無農薬のお米作りに挑戦
「とにかくご飯が大好き!とってもおいしいお米を中井さんからわけてもらって食べてるから、もうほかのお米は食べられないんよ!めっちゃ、おいしいから。ご飯の味がちゃんとわかるように、卵かけご飯とか、塩をかけて食べるのが好きなんやけど、ゆかりをふりかけるのもおいしいんよ」
眼をキラキラさせてご飯好きを豪語する新宅君は、小学3年生。好きなお米がどうやってできるんだろう?という純粋な疑問から、実際に米作り体験をしてみようと決意し、初めての米作に挑戦しました。
新宅君のお母さんによると、新宅家では、子どもたちが小学3年生くらいになったら、自分でやりたいと思うことをサポートして、やらせてみようというのが教育方針だそう。ちょうど通っている小学校でも夏休みの宿題に自由研究があったので、お米作りの体験を課題としても提出することにしたそうです。
「日頃から子どもには『熱意は磁石』と言ってきました。自分がやりたい!と、熱意を持って頑張ってやっていれば、不思議と磁石に吸い寄せられるように、助けてくれる方やチャンスが訪れると思うんです」
お母さんは、そう新宅君に教えていたそうです。すぐにお米作りを体験させてもらえるところは見つかりませんでしたが、あれこれ2人で悩み、相談した結果、とても強力な助っ人が協力してくれることに。
「お兄ちゃんが、農家の中井さんから蜂について(養蜂)教わってたから、お母さんが相談してくれたの。いつも中井さんのめっちゃおいしいご飯を食べてたから、お米作りを教えてもらいたいなって思って」