高校時代に感覚で覚えた
サウナの気持ちよさ
満面の笑顔でサウナについて熱く語る秋山さん。日本のみならず、世界のサウナを巡ってきた秋山さんですが、サウナとの出合いは、いつ頃だったのでしょう。
「私がサウナと出合ったのは、高校生のときでした。サッカー少年で毎日部活動に明け暮れていて、夏は汗びっしょりになって練習していました。部活が終わると灼熱の中、一生懸命自転車をこいで温浴施設へ。そこには水風呂があってアイシング的に入っていたのですが、水風呂で体が冷えると今度はサウナで温めて、また熱くなったら水風呂に入る。そこから自転車に乗って帰ると、火照った体に風がすっごく気持ちよかった。自然と、水風呂→サウナ→外気浴というルーティンになっていました。今と逆なんですけどね(笑)」
サウナでのととのえ方を、高校生の時に感覚で覚えてしまったという秋山さん。その後、社会人になり、勤務したイベント会社であまりの激務に自律神経のバランスを崩してしまい、その不調を救ってくれたのがサウナだったと言います。
「仕事に向き合えず、結構追い詰められていました。上司も心配してくれて、少し休みをもらって休養したんですが、その時に救ってくれたのがサウナでした。サウナに入ってデトックスをしてから水風呂に入ると頭も体もシャキッとする。それを2カ月くらい続けていたら仕事に復帰できるまでに体調が回復しました。そのあとは業務にも集中できたし、その会社で社長賞を受賞したりと活躍できて。それもこれも、みんなサウナのおかげ。だから、サウナの良さをみんなにももっと知ってもらいたいと思って、サウナの魅力や楽しみ方を広める『サウナ師匠』としての活動をしているんです」