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専門家「風景」をつくるガーデニング術

ネットでオープンガーデン2023・自宅ガーデン・早咲きのバラ編【動画あり】

居場英則

今年のバラシーズンも終盤を迎えておりますが、今年も「ネットでオープンガーデン」と称して、

我が家のバラ庭の様子をご紹介したいと思います。

我が家の庭は、都市部の住宅街にあり決して広い庭ではありませんが、前面道路に面した

オープン外構の「前庭」と建物に囲われたプライベートな「中庭」の大きく2つのエリアに分けれます。

それぞれに、配置しているバラのコンセプトが異なります。

今年は、「前庭」「中庭」というくくりではなく、「早咲きのバラ」「遅咲きのバラ」という風に分けて

我が家のバラ庭をご紹介したいと思います。

#32居場邸のバラの庭2023早咲き品種.jpg

今回も、私が講師の一人として登壇させていただいている、園芸Youtubeチャンネル「ショクナナ!」にて、

我が家のバラ庭を動画で撮影していただいております。

詳しくは、以下にご紹介させていただく、Youtube動画をご覧いただくとして、今回はダイジェスト版として、

静止画(写真)を使って、我が家の「早咲きのバラ」をご紹介したいと思います。

エリアでいうと、我が家の「前庭」は総じて「遅咲き品種」が多いのですが、

隣地境界添いのフェンス部分には「早咲き品種」のバラを集めています。

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こちらは、前庭の玄関アプローチ沿いの、隣地境界部分のブロック塀に誘引している

つるバラで、「カクテル」。

「バラの殿堂入り」している有名品種です。

超早咲き品種で、我が家では、今年もこのカクテルが一番に咲き出しました。

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隣地境界部分は、このようになっています。

白いタイルを貼った左側が我が家の敷地。

敷地内に株元があるのですが、枝の大部分は、隣地境界側の壁面に誘引しています。

お隣さんの了解も得て、このような仕立てになっています。

最寄り駅から帰ってくると、最初に目につく場所で、

我が家の「ウェルカムローズ」の位置づけです。

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その前庭の反対側の隣地境界側は、白い木製フェンスです。

こちらにも、つるバラを誘引していまして、先ほどの「カクテル」の枝代わり品種

「ピンク・カクテル」です。

幅約5mほどある木製フェンスを、このピンクカクテル一本で賄っています。

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本家「カクテル」は赤と黄色の派手な色彩ですが、「ピンク・カクテル」は

同じ花形でも、花色がピンク、黄色、白と可愛らしい印象になります。

手前の花壇にも、黄色やアプリコット色のイングリッシュローズを

地植えしていますが、この時はまだ蕾の状態です。

ピンク色に交じって、青い花のクレマチス、天塩や美佐世などを誘引しています。

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こちらは、玄関アプローチ側の隣地境界のブロック塀に誘引しているつるバラで、「バロン・ジロー・ドゥ・ラン」。

どちらかというと早咲き品種にあたります。

赤い花弁が波打っていて、そこに白いピコ(縁取り)が入る、とてもアーティスティックなバラです。

僕が、自分の庭で育てているバラの中で、1,2を争う、お気に入りのバラです。

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こちらは、「中庭」で育てている大型のつるバラで、「スパニッシュ・ビューティ」。

「中庭」は、「前庭」に比べると、「早咲き品種」が多くあるエリアです。

その中でも、この「スパニッシュ・ビューティ」は、前述の「カクテル」と1,2を争う早咲き品種です。

フリルをまとった優雅な花姿は、とても魅力的で、一瞬で見た人の心を惹きつけます。

今年は、昨年に続き、「空中誘引」という技法を使って、壁面のない「空中」に誘引しています。

(こちらも、過去のYouTube動画で、「空中誘引」の作り方を見ることができます。)

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こちらは、中庭の母屋の大きなガラス面に誘引しているイングリッシュローズのつるバラで、

テス・オブ・ダーバービルズ。

こちらも早咲き品種で、僕がコレクションしているイングリッシュローズの中では、かなり早い段階で開花します。

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大輪の深紅の花で、開花すると見事です。

緑のハッパとのコントラストもとても美しいです。

ちょっとステム(花茎)が長いのが難点ですが・・・。

(房咲きの花が重くて、垂れ下がってしまいます。)

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最後に、こちらは、「早咲き品種」ではないのですが、「遅咲き品種」でもない、

「中咲き品種」のつるバラで「パレード」。

前面道路に面した「前庭」の、我が家のメインの建物外壁面を彩るつるバラです。

建物外壁に誘引したつるバラの中では早くに咲き始めます。

撮影したのが、5月5日。

まだ、前庭の建物外壁は、こんな感じで、ほとんどのつるバラは、まだ蕾が固い状態です。

次回は、我が家の「遅咲きのバラ」と題して、我が家のバラ庭の後半の様子をご紹介いたします。

乞うご期待ください。


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居場英則

『進化する庭、変わる庭』がテーマ。本業は街づくりコンサルタント、一級建築士、一級造園施工管理技士、登録ランドスケープアーキテクト(RLA)。土面の殆どない庭で、現在約120種類のバラと、紫陽花、クレマチス、クリスマスローズ、チューリップ、芍薬等を育成中。僕が自身の庭を創り変える過程で気づいたこと。それは、植物の持つデザイン性と無限の可能。そして、都市部の限定的な庭でも、立体的な空間使用、多彩な色遣い、四季の植栽の工夫で、『風景をデザインできる』ということ。個々の庭を変えることで、街の風景も変えられるはず…。『庭を変え、街の風景を変えること』が僕の人生の目標、ライフワーク。ーー庭を変えていくことで人生も変えていくchange my garden/change my lifeーー

個人ブログChange My Garden

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