2024.9.24 / 美しい自然風景花の名所、花のイベント
今年2024年の春、ちょうどゴールデンウィークの頃、静岡県の浜松へ行きました。
浜名湖花博20周年を記念した「浜名湖花博2024」が開催されている2つのガーデンを見にいったのですが
(このことはまた後日レポート記事にしようと思っています。)、
その帰り道、自宅のある奈良へ戻る途中、三重県の伊賀市にある「余野公園」に立ち寄りました。
今回は、その「余野公園」に咲き乱れていたツツジの風景をレポートしようと思います。
三重県伊賀市は、焼きもの「伊賀焼」の街で、陶器好きの僕は良く陶器市に行ったり、馴染みのある街なんですが、
「余野公園」は、全く知らない公園で、何故立ち寄ったかというと、
ネットで調べると、余野公園はヤマツツジが有名な場所らしいのです。
関西でヤマツツジの風景といえば、葛城山(葛城公園)なのですが、有名すぎて、
ヤマツツジの開花シーズンになると、大勢の観光客でごった返すらしく、
なかなか見に行く気になれなかったのですが、ここ数年ツツジにハマっている身としては、
今シーズンにどこか、ヤマツツジの風景を見たいと思ってネットで探して、
浜松からの帰り道に立ち寄れそうな場所ということで、ヒットしたのが三重県伊賀市にある余野公園でした。
ツツジは、4月中旬〜4月下旬頃が見頃なので、GWに入って、少し見頃は過ぎているかと思いましたが、
とりあえず行ってみました。
こちらが、現地に掲げられていた看板(地図)で、正式には、「奥余野森林公園」というらしく、
鈴鹿国定公園の最南端に位置するこの公園の一部に、ヤマツツジ、モチツツジ、ミヤコツツジなど、
代表的な三種類のツツジが自生、または植栽されているとのことです。
駐車場に車を早速、公園内を散策してみることにしました。
GW期間中なのに、訪れた時間帯が夕方に近かったからかもしれませんが、ほとんど人がいませんでした。
見頃を過ぎているかなと思っていたヤマツツジも、ピークは過ぎているようですが、まだまだ満開でした。
園内は、あまり作り込まれず、散策路も草が生えたままで、それが返って自然のままぽくて良いなと思いました。
少し起伏のある丘に沿って、たくさんのヤマツツジが植生しています。
ほぼ見える風景で咲いているのは、朱赤のヤマツツジ一種類だけというのもいいですね。
同じような写真が続きますが、ご容赦ください。
どこを切り取っても、咲いているのはヤマツツジの花だけというのが、良くて、何枚も写真を撮りました。
小高い丘の上まで、道の両側にヤマツツジが植栽されていて、どんどん先へと導かれるようです。
この辺りは、少し日射がきついためか、花も暑さで少し萎れている感じがします。
所々に、色の違うツツジも植えられています。
手前の大株のツツジは、朱赤のヤマツツジとは違う、ピンク色の花色です。
良くみると、遠景にも、ところどころにヤマツツジとは花色が異なるツツジも咲いています。
少し近寄ってみると、こんな感じ。
微妙なグラデーションになるのも素敵ですね。
こちらが、ピンクの花色のツツジのアップ。
モチツツジか、ミヤコツツジでしょうか?
丘のエリアを抜けて、平地まで降りてきました。
そこに、少し朽ちた感じの水色にペンキ塗りされたベンチが置いてありました。
ヤマツツジの朱赤との色のコントラストがとても印象的な風景でした。
平地のエリアにも、新緑のモミジの木の下に、ヤマツツジが植栽されていて、新緑とヤマツツジの朱赤のコントラストも素敵だなと思いました。
近寄って見るとこんな感じ。ここのヤマツツジは、どれも大株で立派です。
朱赤のヤマツツジの方も、花に近寄ってみます。
ヤマツツジの朱赤は、燃える炎のようです。とても日本的な花色のように思います。
平地のエリアにも、たくさんのヤマツツジが植えられていて、それがどれも大きくて、
迷路や秘密の花園への入口のように見えました。
それにしても、見事な横張り樹形です。
家でもこれくらい立派に育てたいと思いますが、大きなスペースが必要ですね。
奥の方には、真っ赤なキリシマツツジやクルメツツジのような花色のツツジも見えました。
赤い花のツツジを間近で見てみました。小花で、多花性で、僕の好みの感じです。
本当に大きな株に育っていました。
こんな立派なヤマツツジの風景が、ほぼ独り占めという贅沢な時間でした。
意外と穴場の「余野公園」、是非ツツジのシーズンに行かれてはいかがでしょうか?
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