今年は、「僕のおススメの○○○」と題して、是非行っていただきたいバラ園や、是非育てていただきたいバラや
クレマチスなどの品種の紹介など、僕のおススメというか、お気に入りをご披露して来ました。
さらに、ディノスさんが取り扱われている商品を実際に使わせていただいての感想、そして、その中から
おススメのアイテムなども紹介させていただいています。
今回は、「僕のおススメのナイトガーデニング」と題して、これまで我が家で試してきたナイトガーデニングの
実例や、ディノスさんが取り扱われている照明器具などについても、改めて振り返ってみたいと思います。
このブログ記事も、『「風景」つくるガーデニング術』と題して書かせておりますし、実際に僕自身の庭づくりに
おいて、「植物だけではなく、建築物や構造物と一体となって、ひとつの風景を構成する庭」をテーマに、
庭づくりをしています。
そんな中で、昼間の風景と同様に重視しているのが、夜の風景、夜の景観です。
ちょっとした照明を植物や建物に当てるだけで、グッと夜の風景が魅力的に変わります。
今回は、そんな我が家の庭の夜の風景、ナイトガーデニングのテクニックやポイントなどをレポートしてみたいと
思います。
こちらは、我が家の前庭風景です。
勾配屋根が特徴的な我が家の外観ですが、前面道路に面した建物の外壁面に大型のつるバラを何本も誘引して、
「壁庭」としてデザインしています。
手前のシンボルツリーの右側が玄関アプローチで、左側は通常は駐車場となっているスペースです。
ここでは、室内から漏れる明かりとともに、外部から建物に向かって照明を当てて、建物とその壁面のつるバラを
照らし上げる演出を行っています。
画面右下の玄関アプローチ脇に設置した、スパイク型のLEDスポットライトで、強い光を照射しています。
これにより、勾配屋根の印象的なフォルムが、薄暮の中に浮かび上がります。
加えて、壁面のつるバラ、画面左側、隣地境界側に列植している3本のオリーブの木にも、下からアッパーライトを
当てることで、植栽を立体的に浮かび上がらせるようにしています。
こちらは、前庭の玄関アプローチの途中にある、建物外壁面に誘引したつるバラの「壁庭」です。
中央のガラス扉の手前が「前庭」、奥がプライベートな「中庭」となっています。
ここでも、ガラス扉に向かって左側、建物の壁面に付けられたブラケット照明に加え、ガラス扉の右側下方から
壁面のバラを舐め上げるように、アッパーライトを入れています。
さらに、ガラス扉の奥、中庭にも、いくつもの照明を入れることで奥行き感を強調しています。
こちらは、バラの花が最盛期の5月の中庭の様子。
夕暮れ時に撮影したものですが、スパイク型のLED照明器具を鉢に挿すなどして、咲いているバラを浮かび
上がらせるようにライティングしています。
花が多い季節は、花を照らすことで華やかなナイトガーデンが楽しめますが、
花のない季節でも、ナイトガーデンを楽しむことができますので、その実例を、以下に紹介してみます。
今回、ディノスさんが取り扱われている、こちらの照明器具を使わせていただきました。
外側は半透明のガラスで出来ていて、中にLEDライトがセットされています。
単4のニッケル水素充電池がついていて、日中太陽の光を当てて充電する仕組みになっています。
MサイズとLサイズの2種類あり、石のような風合いで、コロンとして可愛らしいフォルムをしています。
電源不要のソーラータイプの照明器具なので、電源ケーブルもなくすっきりとしていますし、
好きな場所に、自由に設置できるというのが良いですね。
これを、早速使ってみました。
我が家の中庭です。
夏の庭には、花はなく、乱張り石のテラスには、木製のベンチとチェア、テーブルを置いているのですが、
ここで夕涼みをかねて、お酒でも呑んでみようかというシーンです。
写真奥は和室で、和室の窓ガラスから漏れ出る明かりや、画面左の玄関ドア横のブラケット(壁付け)照明が、
この中庭の明るさをある程度確保してくれるのですが、それだけでは雰囲気がでないので、
画面右下の高木の足元、画面左側、水瓶の横に、スパイク型のアッパーライトを仕込んで照らし上げています。
さらにテーブルの上、正面奥の木の枝にランタン型の照明器具を置いたり、吊るしたりして
ポイントを作っています。
そして、乱張り石のアプローチ部分に、先ほどのLEDソーラーストーンライトを4灯、床置きにして
点灯させています。
まるで行灯のような感じで、ポツポツと床に点光源ができることで、少し涼しげな雰囲気になっているような
気がします。
春の花いっぱいの中庭の夜景とは全く異なる、軽やかな夏の夜の景観が出来上がりました。
LEDソーラーライトは、電源がなく、手軽に持ち運びが出来、設置場所をフレキシブルに変えられる点も
良いですね。
ここでは、テーブルの上に1灯、奥のウッドデッキに3灯配置してみました。
石のようなナチュラルなフォルムもなかなか良い感じですね。
花が全くない夏の庭でも、夕涼みに庭に出てみようかという気になります。
テーブルの上に、LEDソーラーストーンライトを2灯、奥にランタン型のソーラーライトを置いてみました。
どちらも電球色の明かりですが、光の質が違いますね。
奥のランタン型の照明器具は、鋭い光を放ちますが、手前のソーラーストーンライトは、
不透明なガラス全体が発光して、優しい雰囲気になりますね。
お酒のお供の料理も照らし出されて、美味しそうに見えます。
こちらは、我が家の2階、ダイニングルーム前のバルコニーガーデンの様子です。
バルコニーにはたくさんの鉢植えのバラを配置して、室内から、このバルコニーガーデンのバラの花を
楽しめるようにしたものです。
こちらのライティングは、建物に壁面に設置されたブラケット照明が、画面の左右に1灯づつ配置されている
だけです。
照明を当てさえすれば、夜でも鮮やかなバラの花を楽しむことができるのです。
こちらは、バルコニーに出た様子。
マジックアワーと呼ばれる、夕暮れ間際の空が青く染まる時間帯は、ナイトガーデニングを楽しむ
ベストなタイミングです。
デッキチェアに横たわりながら、夕闇に照らし出されるバラを見上げるのは至福の瞬間です。
軒先に誘引したつるバラは、光を求めて、外を向いて咲いてしまいがちなので、蕾が開き始めたら、
一旦誘引を解いて、花を室内側に向けるように誘引し直しています。
そのひと手間をかけることで、全く雰囲気が変わります。
こちらは、同じ2階のバルコニーガーデン。
バラのシーズンが終わり、打って変わって、静かなナイトガーデニングを楽しむことができる季節です。
秋の夜長に、バルコニーに出て、軽くお酒を飲みながら、読書するとか、ナイトガーデニングの楽しみ方も
様々です。
ここでは、デッキチェア横に、サイドテーブルを置いて、そこにランタン型のソーラーライトを
点灯させています。
また、つるバラの枝を伝わせるように、電球型のパーティライトを軒下まで誘導して、点灯させています。
こういう動きを作れる照明器具を使うと、面白いシーンがつくれますよ。
最後に、こちらはラタン調のテーブル&チェアを使ったナイトガーデニングのシーンです。
この時も、バラの最盛期は過ぎていて、花はないのですが、普段室内に置いている観葉植物をバルコニーに出して、
少しアジアンテイストなナイトガーデンを作ってみました。
観葉植物の艶やかな葉っぱが、明かりに照らされてリゾート感を演出してくれます。
如何でしたでしょうか?、我が家のナイトガーデニングの様子。
大掛かりな照明設備を用意することなく、小さな照明器具の積み重ねで、様々なナイトシーンをデザインすることが
できます。
是非一度試してみられては如何でしょうか?
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