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専門家「風景」をつくるガーデニング術

チェルシーフラワーショー2018・レポート(後編)~ショップ&パビリオン〜①

居場英則

今年開催された、チェルシーフラワーショー2018のレポートも、今回で最後となります。

初回は、世界的ガーデンデザイナーの石原和幸氏のコンテストガーデンができるまで、庭づくりに

関わらせていただいた僕が、改めて振り返ってレポートさせていただきました。

2回目の前回は、石原先生以外のガーデンデザイナーが作られた、コンテストガーデン全てについて、

レポートさせていただきました。

最後は、コンテストガーデン以外の見所を振り返ってみたいと思います。

フラワーショーの花形は、何と言ってもコンテストガーデンですが、世界最高峰と称される

チェルシーフラワーショーでは、庭や植物に関する、ありとあらゆるものが出展されています。

小さな園芸グッズから、大掛かりな工作物まで一堂に会していましたし、植物についても、

季節を問わず、この時期に合わせて咲かせた花や葉ものの植物が、所狭しと並んでいました。

そのすべてを紹介することはできませんが、会場で撮影した写真の中から、特に僕の目に留まったものを中心に

紹介しようと思います。

会場には大きく分けて「屋外ショップ&屋外展示」と「屋内パビリオン(花・葉もの)」があり、今回は「屋外

ショップ&屋外展示」をメインにご紹介いたします。「屋内パビリオン(花)」、「屋内パビリオン(葉もの)」

は記事下のリンクからご覧いただけます。

今回も写真かなり多めですが、よろしければお付き合いください。


では、チェルシーフラワーショーの会場にご案内いたします。

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こちらは、会場の東側を南北に貫くイースタン・アベニュー。

巨大な街路樹の下に、たくさんのショップのブースが並び、来場者で賑わいます。


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こちらは、そのイースタン・アベニューの工事中の様子。

フラワーショーが開催する2週間前から、僕たちは庭づくりを始めたのですが、

その間に、会場内のあちこちで、準備が始まっていました。

この頃は、まだ白いブースが並べられただけの状態でした。


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フラワーショーが開幕して、立ち並ぶショップが開店した時の様子。

朝一番で、まだ人通りが少ない時に撮影したものです。

あっと言う間に、一枚目の写真のような人だかりになってしまいます。


アベニューに面したショップのうち、いくつか紹介してみましょう。


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こちらは、ディノスさんも商品を取り扱っておられる、カラーの麻ひものナッツシーン社のブース。

カラフルな麻ひもが美しく展示されていました。

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【DSC_8862】
こちらは、レインウェアのお店。
日本ではなかなかお目に掛かれない、デザイン性に富んだウェアが展示されていました。

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こちらは、何か分かりますでしょうか?

芝生のエッジ材を売っているお店です。

展示方法もなかなかユニーク。

このエッジ材、なかなか良さそうで、是非使ってみたいと思いました。


ここからは、アベニュー以外の屋外展示スペースのショップを見て行きましょう

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こちらは、大型のプランターを取り扱っているお店。

石をくり貫いて作ってある、かなりの重量のプランターです。

鉢好きの僕には垂涎の商品でした。

ウェザード(風化)した表面が何とも美しいです。

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こちらは、普段から僕も愛用させてもらっているガーデンブーツのマックブーツ社のブース。

デザイン性が高く、機能的にも優れているマックブーツ社のガーデンブーツ。

商品もさることながら、展示方法もなかなか面白かったので、思わず写真を撮りました。

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こちらは、またデザイン性の優れたガーデングッズで、吊り式のテントです。

森の中に、こんなカラフルなテントがたくさん吊ってあると、面白いですよね、きっと。

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こちらも、吊り式のベンチかな。

高級感あるデザインで、セレブの方のガーデンに似合いそうな商品です。

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こちらは、ガーデンに飾るオブジェかな?

リンゴをモチーフにしたラインナップです。

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こちらは、また面白い展示で、人々の注目を浴びていたブースです。

芝生屋さんかと思ったら、どうやらこちらもオブジェのようです。

極端にデフォルメされた人型の彫刻です。

この彫刻、今年のコンテストガーデンの、「スペース・トゥ・グロウ・ガーデン」部門の中で、

植物で海底の様子を表現した庭にも使われていました。

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これは、日本では見たことがない商品です。

人力車のような形をしたソファー?のようなものでしょうか?

足を伸ばす部分は収納できそうなので、どこかに持って行って、庭を眺めるための装置なのかもしれません。

国が違えば、庭の楽しみ方も違いますね。

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こちらは、小型の温室。

広い庭があれば、こんな温室がひとつあるといいですね。

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こちらも温室?

全面ガラス張りの、前衛的な温室?でしょうか?

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こちらは、カプセル型のベンチ?

遊園地の遊具のようですが、中にソファーも据えられて、なかなか快適そうです。

これもまだ日本では見かけたことはありませんね。

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こちらは、アウトドアリビング(ダイニング・キッチンかな?)というか、コンサバトリーというか、

もう立派な建物ですね。

デザインもかなりモダンです。

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こちらは、異色の展示。

作庭初日に、石原先生が案内して下さった、友人のシンガポールのガーデンデザイナーのブース。

流木を使って、馬などの動物をリアルに再現されています。

コンテストガーデンのひとつかと思っていましたが、この流木アートを販売するための庭のようです。

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こちらが、完成した庭。

疾走する馬が、本当にリアル!

この流木アート、一体がン百万円するそうです。


屋外の展示ブースの様子は以上です。

続きまして、「屋内パビリオン(花)」のご紹介です。記事はこちら

最後に、「屋内パビリオン(葉もの)」のご紹介です。記事はこちら


・・・・とても長くなりました(汗)。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

今回始めて訪れたチェルシーフラワーショー。

さすが世界最高峰と称されるだけあって、展示されている植物のクオリティは半端ないですね。

本当に素晴らしかったです。

ファッションと同じく、ここから全世界に向けて、今年のトレンドが発信されて行くのでしょうね。


3回に分けてレポートさせていただいた、チェルシーフラワーショー2018のレポート記事、如何だったでしょうか?

あれからもう3ヶ月ほど経ちますが、改めて園芸大国イギリスの懐の深さを感じました。

ここ得た刺激を、今後の活動に活かしていけたらと思っています。

皆さまにも何らかの参考になれば幸いです。

【チェルシーフラワーショー2018・レポートの記事一覧】

・【前編】ガーデンデザイナー・石原和幸氏の「おもてなしの庭」ができるまで 記事はこちら

・【中編】コンテスト・ガーデン全紹介 記事はこちら

・【後編】ショップ&パビリオン 記事はこちら


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居場英則

『進化する庭、変わる庭』がテーマ。本業は街づくりコンサルタント、一級建築士、一級造園施工管理技士、登録ランドスケープアーキテクト(RLA)。土面の殆どない庭で、現在約120種類のバラと、紫陽花、クレマチス、クリスマスローズ、チューリップ、芍薬等を育成中。僕が自身の庭を創り変える過程で気づいたこと。それは、植物の持つデザイン性と無限の可能。そして、都市部の限定的な庭でも、立体的な空間使用、多彩な色遣い、四季の植栽の工夫で、『風景をデザインできる』ということ。個々の庭を変えることで、街の風景も変えられるはず…。『庭を変え、街の風景を変えること』が僕の人生の目標、ライフワーク。ーー庭を変えていくことで人生も変えていくchange my garden/change my lifeーー

個人ブログChange My Garden

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