2018.8. 3 / チェルシーフラワーショー2018
次に、グレートパビリオンと呼ばれる、大きなテントで囲われた室内ブースの方を見て回りましょう。
こちらが、そのグレートパビリオンのメインの出入り口。
会場南側のテムズ川入口の正面に、
僕たちの作庭作業が始まった初日(フラワーショー開催2週間前)
まだ、何もないすっからかんの状態でした。
それが、フラワーショー開幕数日間前には、
急ピッチで設営が進んでいました。
ここからは、
さすがイギリスは園芸大国、
また、北海道とほぼ同じくらいの緯度にあるロンドンの5月末は、
なので、屋外の公園などでは、
でも、このフラワーショーの会場内には、
この時期に合わせて、各ナーセリーが開花調整をし、
では、まずは、やっぱりバラから行きましょう。
今年のフラワーショーでは、バラは3社出展していましたが、
ピーター・ビールズ社の展示ブース。
ロマンチックなデコレーションです。
まず目についたのが、こちらの赤いつるバラ。
最近、我が家にも植えたバラで、チェビー・チェイス。
チェビー・チェイスのアップです。
今年は、バラの最盛期にイギリスに来ていたので、
自宅で、
まさか、ロンドンで見れるとは・・・。
深紅の小花で、とても目を惹きます。
こちらも定番品種で、バレリーナ。
淡いピンクの一重のつるバラです。
ピーター・ビールズのブースの様子。
花がこぼれんばかりに咲いていました。
こちらは、ハークネス社のブース。
新種のバラの展示などがありましたが、
そして、こちらが、
ここも美しい演出でしたが、いつも人でいっぱいで、
近年作出の定番の品種がメインの展示でした。
今年5月、ちょうどチェルシーフラワーショーの直前、
アメリカ人女優のメーガンさんが、ロンドン郊外のウィンザー城で結婚式を挙げられました。
その結婚式の花飾りを、デヴィッド・
結婚式の写真が、ブースの奥に展示されていました。
こちらは、2018年の最新品種のバラで、エミリー・ブロンテ(
少しピンクがかった白で、とても上品なバラです。
続いては、僕も大好きな花でシャクヤク(ピオニー)。
イギリス人にも、
ツルのシャクヤクがないので、壁面をカバーするといった、
できないのが残念ですが、花自体は、
いくつかあったシャクヤク専門のナーセリーのブースのひとつ。
様々なシャクヤクが並べられています。
白いシャクヤクはいままであまり見向きもしなかったのですが(
左側のシャクヤクは、「Bridal Shower」(ブライダル・シャワー)という品種。
こちらは、特に目を惹いたシャクヤクで、「Moonrise」(
白い花弁にゴールドの大きなシベのコントラストがとてもインパク
こんなシャクヤクをガーデンに入れておくと、
こちらは、燃えるような赤いシャクヤク花。
「Command Performance」(コマンド・パフォーマンス)
花径が大きく、バラより数倍見応えがありますね。
珊瑚色の花色がとても美しい、「Pink Hawaiian Coral」(ピンク・ハワイアン・コーラル)という品種。
こちらのシャクヤクの花色も、何とも素晴らしい。
「Coral Sunset」(コーラル・サンセット)という品種のようです。
まさに、その名の通り夕焼けと珊瑚色が混じった、
続いて、クレマチスのナーセリーのブースから。
いくつかクレマチスのナーセリーのブースが出展していましたが、
こちらは、
なかなか素敵な仕立て方だと思いました。
こちらは、また別のナーセリー。
こちらでは、メッシュフェンスをうねらせるように並べ、
クレマチスを咲かせていました。
全てで頂芽優勢になり、たくさん咲かせることができそうなので、
と思いました。
赤に白、そしてピンクという、
花形も良く似ていて、
僕が特に目についたクレマチスが、こちら、「Crystal Fountain」(クリスタル・ファウンテン)。
淡い紫の花弁に、シベが中心の緑から外側に白くなり、
派手好きな僕としては、とても魅力的なクレマチスでした。
そして、こちらが、
画面中央の2色、
これまでになかった花色で、ニュアンスカラーのクレマチスです。
ニュアンスカラーのバラとも良く合いそうです。
こちらが、そのニュアンスカラーのクレマチス。
グレイッシュピンクのクレマチスは、「Sarah Elizabeth」(サラ・エリザベス)
日本での発売が期待されます。
続いては、クリスマスローズ(ヨーロッパでは、ヘルボレス)。
日本とイギリスでは、気候が1ヶ月ほど違うといっても、
思っても見ませんでした。
それも、ものすごく良い状態で。
ナーセリーパワーを感じた展示でした。
こちらが、そのクリスマスローズの展示の様子です。
数えきれないほどの品種が、本当に「咲き乱れて」いました。
感動ものです。
どれも背が低くてしっかりしている。
展示も、中央を盛り上げて山のように設えてあるので、
群生するクリスマスローズ。
緑色の花がとても美しいです。
こちらは、ダブルの花に白い糸ピコティの入った美花。
可愛らしいです。
こちらは、濃い桜色のクリスマスローズ。
ロンドンの地で、
続いては、ダリアです。
ダリアも季節的には、
そのうちのいくつかを紹介します。
こちらは、濃い赤紫色と、ピンクかった白がミックスしたダリア。
後方に見える淡いピンクの花との相性がとても良いと思いました。
こちらは、美しいピンクのグラデーションのダリア。
こちらは、白とピンクの覆輪のダリア。
日本のダリアと違って、どれも背が低い矮性で、
日本のダリアは、背が高くなって、庭で浮いてしまうのですが、
これもまた個性的なダリア。
黄色とオレンジ色、白が混じった美しい花です。
オレンジシャーベットのような色合いのダリア。
オシャレです。
これもダリアの様です。
バラにもありますが、ラッフル型のダリアです。
花弁の形が美しい。
このダリア欲しいです(笑)。
続いては、菊の展示ブースを見つけました。
大菊人形を思わせるような菊のボール。
イギリスにも、様々な色合いの菊があるんですね。
白と緑のコンビネーションの展示の菊。
こうやってみると、大菊人形的な感じはしないですね(汗)。
こちらもまた、珍しい花色の菊です。
緑から、黄色、
こちらは、秋に咲く花で、ネリネ。
ピンクのグラデーションがとても綺麗で、
思っている植物です。
こちらは、花形が同じで夏に咲く、アガパンサス。
アガパンサスにも、いろいろな種類のものがありましたが、
特に、
こちらは、紫陽花のナーセリーの様子。
日本から輸入され、ヨーロッパで品種改良された紫陽花も、
こちらも紫陽花。
白にピンクの覆輪の花、品種名は、「Chique」(シック)
こちらは、まだ開幕前の準備段階の写真ですが、
ラベンダーにも多種多様な品種があるようです。
こちらは、ヒヤシンスのナーセリー。
クリスマスローズも驚きましたが、この時期、
こちらは、チューリップのナーセリーのブース。
意外にも、チューリップのナーセリーは、
こちらは、ルピナスのナーセリーのブース。
コンテストガーデンでも、市内や郊外のガーデンでも、
この展示ブースでは、
こちらは、アイリスのナーセリー。
このアイリスも、ニュアンスカラーですね。
流行なのかもしれませんね。
こちらは、カラーのナーセリー。
しっかりと作り込まれた、ナーセリーパワーを感じます。
ここからは、アリウムをいくつか紹介します。
こちらは、赤いアリウム。
一見すると、彼岸花かと思ったほどです。
超矮性で茎が短いです。
こちらは、紫色の花の中に、白が混じるアリウム。
花火のようで、とても可愛らしい。
こちらは、花の部分が、紫と緑の2段構成になっている品種。
こちらは、一般的なアリウムかな?
手前のオレンジの花とのコントラストもとても綺麗です。
こちらは、屋外の別のブースで見たアリウム。
紫色のアリウムとシンクロするように、
そして、
いました。
続いて、【 屋内パビリオン(葉もの) 】の記事はこちら。
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