2023.2.16 / YouTube「植物遊戯7チャンネル」つるバラ誘引風景自宅ガーデン
早や、2月に入り、雪がぱらつく日もあれば、妙に暖かい日もあるという、まさに三寒四温の今日この頃です。
さて、昨年末から始めた我が家のつるバラ誘引作業も、既に終わっているのですが、
前回の高所誘引、前々回の大きな壁面へのつるバラ誘引の様子をYouTube動画でご紹介していますが、
今回は、その続編として、「つるバラの空中誘引」と題してご覧いただこうと思います。
これまで、ここdinosさんのガーデニングブログでも、我が家のつるバラ誘引の様子をご紹介しておりますが、
自分でつる誘引の作業をしながら、合間にカメラで撮影するしかなかったので、
うまく誘引のポイントやテクニック的なことを伝えることが出来ませんでした。
昨年からボランティアでお手伝いしている園芸YouTubeチャンネルにて、動画を撮影していただいているので、
そのあたり、作業をシームレスにお伝えできるようになりました。
どんな風につるバラを誘引しているのか、是非、動画で見ていただき、参考にしていただければと思います。
作業の様子は、YouTube動画をご覧いただければと思いますが、どんなことをやっているか、
ダイジェストで何枚かの写真を使ってご紹介しておきます。
今回のつるバラを空中誘引する場所は、我が家の中庭・正面のウッドデッキテラスの上部・小庇の上。
雨樋を使って、大型のつるバラ・スパニッシュ・ビューティを2階の高さまで持ち上げます。
雨樋に取り付けているのが、ディノスさんでも取り扱いのある商品で、「配管目隠しトレリス」です。
直接、つるバラと雨樋を麻ひもで緊結することもできますが、メッシュ状に作られたこの「配管目隠しトレリス」を
雨樋にかぶせるように取り付けておくと、麻ひもが結びやすくなりますので、とても便利です。
雨樋にかぶせた「配管目隠しトレリス」を使って、つるバラのツルをどんどん上の方に導いて行きます。
シャッター雨戸を隠す、木製のルーバーフェンスを小庇に取り付けているので、そこにもツルを誘引して行きます。
小庇の上で、つるバラ・スパニッシュ・ビューティーを咲かせるために、さらに上の方へとツルを持ち上げます。
このあたりまでだと、一般的なサイズの脚立で出来るのですが、ここから先は、さらに背の高い脚立を使います。
こちらは、前回、前庭の引き込み電柱への高所誘引で活躍した、12尺(3.6m)の脚立です。
狭い中庭へ持ち込み、ウッドデッキの上に立てました。
小庇の上まで十分に届くので、作業がはかどります。
このあたりが空中誘引をしている様子。
詳細は、動画を見ていただいた方が分かると思いますが、雨樋と雨樋の間に渡した一本のワイヤー(針金)に
最初にツルを固定し、そこから「捨て石」となる枝を弓なり状に下げて、
その他の枝を交差させて行く起点を作ります。
最初の一本のツルが誘引できれば、次から次へと枝同士を交差させ、面として枝を固めるというやり方で、
空中にツルを誘引して行きます。
この時、なるべく枝が込み合わないように、枝と枝の間隔を開けるように固定していくのがコツです。
少し時間は掛かりましたが、つるバラ・スパニッシュ・ビューティの「空中誘引」が完了しました。
右側からは、ロワド・ロンサールという赤い花の咲くつるバラが、木製ルーバーへと誘引されています。
その上に、左側の白い雨樋を伝いながら持ち上げた、つるバラ・スパニッシュ・ビューティが、
空中に浮いているように誘引されているのが分かるでしょうか?
スパニッシュ・ビューティは、壁面やトレリスなどがない、まさに空中に浮かぶように誘引されているのです。
つるバラの誘引は、まさに「想像力」です。
いろいろな方法やアイディア、テクニックを駆使しながら、自分が咲かせたいようにデザインすることが出来ます。
皆さんも今回の動画を参考に、いろいろ試してみては如何でしょうか?
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