3月に入り、いよいよ春を迎えます。
我が家では、一足先に、春を運んでくれる花木が花を咲かせました。
今回は、我が家の早春を彩る木、「雲竜梅」を紹介します。
こちらは、我が家の前庭、玄関アプローチ。
写真は、1月末頃だと思います。
建物の外壁につるバラの誘引が終わった頃の様子です。
前面道路からオープン外構で中庭への導かれる玄関アプローチには、
写真手前に、地植えのヤマモミジが植わっています。
その横に、鉢植えで育てているのが、「雲竜梅」です。
鉢植えの「雲竜梅」にフォーカスして大きく切り取ってみました。
後方の建物外壁面に誘引したつるバラと重なって、よく分からないかも
しれませんが、美しい樹形をしていて、お気に入りの樹木です。
昨年の確か3月に入ってからだったと思いますが、近所のホームセンターで、
花が散った状態で取り置かれた(売れ残った?)「雲竜梅」を偶然見つけました。
もともと全く知識のない樹木だったのですが、その異様なる姿に何かを感じたのか、
調べてみると「運気上昇」の縁起の良い木だと分かり、騒動買いしました。
そして、こちらがつい先日、3月頭に撮影した様子。
今年は寒い冬で、あちこちの梅園の開花が遅れているとよく耳にするのに、
我が家の「雲竜梅」は、早咲き品種なのか、2月上旬には開花が始まり、1か月。
3月初旬に、ようやく満開を迎えました。
(すでに花が散り始めて、地面に花びらが落ちています。)
前庭には、かすかな梅の香りが漂っています。
「雲竜梅」は、桜と同じくバラ科サクラ属の耐寒性落葉植物で、
八重咲きの小~中輪の白色花。樹高は5mくらいまで大きくなるようです。
最大の特徴は、くねくねと曲がった枝にあります。
写真は、今年の1月末頃、蕾が赤く染まり、一部にガク割れが始まっています。
その特徴的な枝ぶりで、切り花や茶花として使われるようです。
品種名の由来は、その曲がりくねった枝の姿が、まさに雲の中で竜が天に昇る様子に似ているから、とのこと。
また、「雲竜梅」は、寿命の長い樹木であることも加わって、「運気上昇」の縁起の良い木とされています。
若い枝は、フレッシュなグリーン色をしています。
その枝にも、小さな赤い蕾が付いています。
新しく出た側枝も曲がりくねったものもあり、梅の花らしく小さな蕾が
そこかしこに無数に出来ています。
早春の陽光を浴びて、蕾の先が割れ始めたのが、2月初旬。
そこから順次、開花が始まって行きました。
そして、3月初旬。ほぼ満開を迎えました。
蕾は赤い皮をまとっていたのに、咲いた花は白。
ゴールドのシベがとても印象的です。
ステム(花茎)が短く、ほぼ枝にくっ付いているように花を咲かせます。
小さな花が集まって、一斉に花を咲かせます。
梅らしい開花の様子です。
短い枝がS字にうねる様は、まさに「雲竜」。
裏側から見ても、曲がりくねった枝にまとわりつくように、白い花は上を向いたり下を向いたりしながら
咲いています。
こちらは、完全に裏側から見た花。
蕾の頃の赤い皮がガクになって、白い花の外側で支えています。
太い枝から、短い枝が伸びて、その枝全体に花が咲いています。
何だか、とても癒される光景です。
3月に入り、しばらくは三寒四温、温かくなったかと思えば冷えたりして
少し不安定な天候が続きますが、春はもうすぐそこまで来ている感じがします。
梅以外にも、クリスマスローズや水仙が咲き出して、慌ただしくなりそうな
我が家のガーデンです。
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