お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

専門家「風景」をつくるガーデニング術

使い勝手が良く、スタイリッシュ!【スピア&ジャクソンの剪定バサミ】

居場英則

DSC_2030.jpg

今回使わせていただいたのは、イギリス・スピア&ジャクソン社のキューガーデンシリーズの剪定バサミです。
いわゆる剪定バサミと呼ばれるタイプのもの(ミディアムバイパス)と、芽切りバサミと呼ばれるタイプのもの(ガーデンスニプス)の2つ剪定ハサミを使い比べてみました。

■今回使用したアイテム

送られて来た商品のパッケージは、こんな感じでした。

DSC_2005.jpg DSC_2002.jpg

左から、ミディアムバイパス、ガーデンスニプスです。
どちらも同じ緑のパッケージに梱包されています。
イギリス王立のキューガーデンの写真の入ったパッケージで、いかにも輸入品といったオシャレな装いです。

パッケージから取り出してみると、ずっしりと重量感のある本格的な剪定バサミです。
2つとも同じデザインで、刃先だけが異なっています。
とてもしっかりとした作りです。

DSC_2037.jpg

2つ並べて置いてみました。
置いておくだけでも十分カッコいいです(笑)。
持ち手部分のグリーンと、留めておくフックの部分の佐々やかな黄色がアクセントになっています。

早速、庭で使ってみました。

まずは、ミディアムバイパス(剪定バサミ)の方から。

DSC_2166.jpg

大きすぎず、小さすぎず、とても手に馴染みます。
いつも使っている剪定バサミ(男性サイズ)よりは少し小ぶりな感じですが、全く違和感を感じません。
刃もとても美しいです。

DSC_2167.jpg

反対側はこんな感じになっています。
日本の剪定バサミよりは、メカニックな印象を受けます。

DSC_2162.jpg

一番大きく違う部分は、刃を動かす機構部分です。
日本のものは安全ピンのようなバネが、刃のすぐ後ろに付いているのが一般的ですが、こちらはスプリング部分が両方の柄の間をつなぐように付いています。
なので、握った時の感覚が少し日本の剪定バサミと違う気がします。
かといって違和感はありません。
むしろ、すぅーっと吸い込まれるように、柄の部分が可動します。

実際に、バラの枝を切ってみました。

DSC_2163.jpg

とてもスムーズな動きで、ストレス無く切れました。切れ味も良いと思います。

続いて、ガーデンスニプス(芽切りハサミ)の方も使ってみました。

DSC_2174.jpg

握った感じは、先ほどのミディアムバイパス(剪定バサミ)と全く変わりません。
刃先が違うだけで、柄の部分が同じサイズなので、むしろ使いやすいです。

DSC_2173.jpg

刃先が細いので、込み入ったところにも刃を通しやすいです
使い勝手も良いですね。
まったく日本製の剪定バサミと遜色ありませんし、むしろコンパクトで使いやすい気がします。

こういった、ガーデン用品は、切れ味や使い勝手といった機能性も、もちろん重要なんですが、
機能性だけでなく、見た目のデザインもとても重要ですよね(笑)。
特に、男性としては、こういった道具の美しさにこだわりがありますからね。

DSC_2216.jpg

今回使った2本の剪定バサミを、いつも使っているガーデンポシェットにセットしてみました。
ちょっと暗いところで撮影したので、少しハードボイルドな感じがしますね(笑)。
日本の剪定バサミは、鉄を錆びさせた黒い表面の剪定バサミが多いですが、今回使わせてもらったのは、シルバーメタリックな仕上げで、とてもメカニカルな印象です。
皮のポシェットに入れても、なかなかいい感じに納ってます。

DSC_2219.jpg

使わない時は、サンルームの壁にかけて保管しています。
こうして飾っておくだけでも絵になりますね。
コンパクトなハサミなので、女性にも使いやすいと思いますし、デザイン的にも女性の方にもよく似合うと思います。
今回、初めて海外製のガーデングッズを使わせてもらいましたが、機能性はもちろんデザイン性にも優れていて、とても良かったです。

「風景をデザインする庭」には、そのもの自体が美しいガーデングッズが似合いますね(笑)。


■おすすめ特集

gar_rosegarden_w.jpg

居場英則

『進化する庭、変わる庭』がテーマ。本業は街づくりコンサルタント、一級建築士、一級造園施工管理技士、登録ランドスケープアーキテクト(RLA)。土面の殆どない庭で、現在約120種類のバラと、紫陽花、クレマチス、クリスマスローズ、チューリップ、芍薬等を育成中。僕が自身の庭を創り変える過程で気づいたこと。それは、植物の持つデザイン性と無限の可能。そして、都市部の限定的な庭でも、立体的な空間使用、多彩な色遣い、四季の植栽の工夫で、『風景をデザインできる』ということ。個々の庭を変えることで、街の風景も変えられるはず…。『庭を変え、街の風景を変えること』が僕の人生の目標、ライフワーク。ーー庭を変えていくことで人生も変えていくchange my garden/change my lifeーー

個人ブログChange My Garden

Archives