2022.6.14 / YouTube「植物遊戯7チャンネル」京北・香りの里/六ヶ畔・花簾庭(京北バラ園)の四季
6月も終盤を迎え、いよいよ梅雨真っ盛、すっかり紫陽花の季節ですね。
さて、関西発の園芸YouTubeチャンネル「ショクナナ!植物遊戯7チャンネル」にて
月曜日の担当講師の一人として、「暮らしの中に植物がある風景」を紹介させていただいているのですが、
僕が担当する第5回目の動画が、6/20(月)に配信されました。
今回は、今年のバラシーズンのフィナーレということで、僕がガーデンデザインをさせていただいたバラ園、
京都市右京区京北という場所にある「京北・香りの里/六ヶ畔・花簾庭」(通称:京北バラ園)をご紹介します。
こちらのディノスさんのガーデニングサイト「dinos ガーデンスタイリング」でも、
京北バラ園については何度も書かせていただいておりますが(ご興味がある方は、是非過去記事をご覧下さい。)
やっぱり、静止画ではなかなか臨場感は伝え切れないので、今回は動画でご覧いただけます。
京都市内より冷涼な気候の京北は、毎年6月初旬がバラの開花のピークを迎えます。
今年も、そのタイミングでロケ(撮影・収録)を行いましたので、ちょうど満開のバラ園の様子をご紹介できます。
【暮らしの風景をデザインする #5】~京北バラ園・花簾庭へようこそ~
詳しい解説は、動画の中でしておりますが、まずは同日に撮影した静止画で、京北バラ園の概略をご紹介します。
京都市内の中心市街地から北西へ、車で約1時間ほどの距離にある京北は、昔懐かしい里山風景が残る、
まさに「日本の原風景」とも呼べる場所です。
周囲を山に囲われ、桂川の源流域、上桂川の畔(ほとり)の休耕田の跡地にこのバラ園は作られています。
こちらは、国道477号線に面したバラ園のエントランス方向を見た写真です。
このバラ園は、周囲の里山風景に調和するよう、「和の趣き」をテーマにデザインしています。
鳥居のようなゲートに、瓦を載せた木格子塀など、随所に和のしつらえを見ることができます。
園内は田んぼ一枚分(約300坪)の広さで、大きく6つのシーンを作っています。
緩やかにカーブするメインの園路を歩くと、見えるシーンがゆっくりと変化していくのが分かります。
こちらは、オールドローズのエリアから、イングリッシュローズのエリア方向を見たアングルです。
色鮮やかなバラが配置されているエリアになっています。
こちらは、棚田の段差を活かしてデザインした、つるバラの滝ゾーン。
バラ園の畔を流れる上桂川に、「六ヶ堰」という川の水をせき止めた小さな滝のような場所があるのですが、
その滝の風景を、バラの花(群星・群舞という白と淡いピンクの花が咲く2種類のつるバラ)で表現しています。
昨年のメンテナンスがうまく行かなかったために、今年はこのバラの滝ゾーンは、少し花が少なめでした。
園芸YouTubeチャンネル「ショクナナ!植物遊戯7チャンネル」の撮影が始まりました。
今回は、この京北バラ園の立ち上げからバラ園の品種選定を担当、香りの設計、バラの配置などを
手伝ってくれているプランティングデザイナーの有本昌子さんにも登場してもらい、
京北バラ園の魅力をご紹介しています。
京北バラ園は、今年5月27日(金)から、このYouTubeの撮影が行われた翌日の6月5日(日)までの10日間、
オープンガーデンを開催していました。
こちらの花簾庭・京北バラ園ですが、実は、個人の所有するバラ園なのです。
僕をはじめ、数人の有志でバラ園のメンテナンスなどの作業を行い、春のバラ開花シーズンには、
庭主さんのご了解のもと、期間限定でオープンガーデンを開催させていただいております。
この日もたくさんの見学者の方をお迎えしました。
実は、昨年2021年は、バラの開花直前の4月に発生した遅霜の影響で、京北バラ園は散々な状況でした。
そこから、スタッフの努力で、何とかバラの生育も回復し、今年2022年はだいぶ良くなりました。
まだまだ全盛期の風景には戻っていませんが、今年の満開時の風景を動画で見ていただけましたら幸いです。
京北バラ園の2022年の様子は、また改めて「ネットでオープンガーデン」と称して、
静止画でも詳しくご紹介させていただこうと思っています。
園芸YouTubeチャンネル「ショクナナ!」の月曜日の「植物のある暮らし」をテーマにした回ですが、
バラシーズンということで、5回連続で僕が登壇させていただきましたが、次回は別の講師の先生が登壇されます。
こちらのdinosさんのブログ記事の方も、次回からはまた通常の記事を書かせていただこうと思っています。
お楽しみに。
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