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専門家「風景」をつくるガーデニング術

園芸YouTubeチャンネル「ショクナナ!」第4回目 動画配信!(京北バラ園・ヘッドガーデナーのバラ庭を訪問)

居場英則

季節は巡り、あっという間に6月も中盤になりました。

今年の春のバラシーズンも終わり、すっかり紫陽花の季節になっています。

さて、関西発の園芸YouTubeチャンネル「ショクナナ!植物遊戯7チャンネル」にて

月曜日の担当講師の一人として、「暮らしの中に植物がある風景」を紹介させていただいているのですが、

僕が担当する第4回目の動画が、6/13(月)に配信されましたので、そのご案内です。


今年の春のバラシーズンは終わってしまいましたが、もうしばらく、余韻を楽しみながら

あと少しバラのお庭の紹介をさせていただきます。

第4回220613公開予定サムネール(友人宅ガーデン訪問編).jpeg

今回は、僕の友人でもあり、バラを教わった師匠が同じという、いわゆる同じ門下生の

(ちなみに、師匠は京都洛西にある「まつおえんげい」の松尾正晃さん)

Rococoさん宅のローズガーデン(京都府亀岡市)を訪問させていただきました。

ロケ日は5月17日だったのですが、亀岡市は京都市内の中心部より冷涼な気候のためか、

まだ満開には少し早かったのが残念ですが、バラの達人、Rococoさんのこだわりのガーデンをご覧いただけます。

【暮らしの風景をデザインする #4】~Rococo Gardenの素敵な住人~


Rococoさんのお庭は、動画で詳しくご紹介していますが、いくつか静止画でも

その見どころをご紹介しておきます。

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こちらがRococoガーデンのエントランス。

白く塗装されたレトロなチェアに、花瓶にバラの花が活けてあり、

サインなどの小物がところどころにセンス良く配置されています。

ゲストをお迎えする庭主のおもてなしの心を感じます。

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ガーデンに入ってすぐの建物外壁面に誘引された、早咲きの赤いつるバラ、カクテルが満開です。

十数年前にバラを育て始めた時に、一番最初に植えたバラのひとつと、Rococoさんはおっしゃってました。

我が家のガーデンでも、バラの庭を作り始めて一番初期の頃に植えたバラが、こちらのカクテルです。

バラの殿堂入りも果たしている名花中の名花で、多花性で鮮やかな赤がとても目を惹くバラです。

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Rococoさん宅のガーデンの代名詞のバラで、お名前の元になったつるバラ、「ロココ」。

少し咲き始めてはいるのですが、まだほとんどが蕾でした。

このエリアに植栽されているバラが満開になると、まさに「バラの海」になります。

数年前にこちらのガーデンに寄せていただいた時は、ベストタイミングでしたので、

その圧巻の風景に驚嘆したのを憶えています。

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ガーデンには、いくつものアーチが掛けられていて、そこに誘引されたつるバラが、

立体的な風景を作り出します。

また、庭の随所に設置されたガーゴイルなどのオーナメントや彫像が

Rococoガーデンのアクセントになっています。

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こちらのアーチに誘引されたアプリコットイエローの花が咲くつるバラは、

バフビューティー。

つるバラの特性を熟知した上で、いろいろな仕立てに挑戦されています。

そのあたりも、動画でRococoさんが解説してくれています。

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Rococoさん宅のガーデンは、ひな壇上の宅地にあって、高台で日当たりや風通しも良い反面、

こちらのエリアは、コンクリート製の掘り込み駐車場の上がガーデンとなっているため、

土がなく、必然的に鉢植えのバラで育てるということになります。

我が家の庭も、地面を乱張り石で固めいているため、土の部分が圧倒的に少なく、

ほとんどが鉢植えになります。

鉢植えで、バラを旺盛に育てるのは非常に難しいと感じているのですが、

ここRococoさん宅のガーデンでは、鉢植えのバラでもとても生育が良く、

満開時には、見事な「バラの海」状態になります。

そういう意味で、Rococoさんのバラの育てのメソッドはとても参考になります。

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こちらは、パーゴラに仕立てられたつるバラのギスレーヌ・ドゥ・フェリゴンデ。

我が家でも育てているバラで、淡いアプリコット~黄色の小花が群生して咲く様は

とても美しいです。

満開の様子が見れなかったのが少し残念でした。

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こちらは、和の庭に続く小径の奥。

ここに僕の大好きなバラが植えられています。

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ひとつは、イングリッシュローズのカーディング・ミルという品種。

我が家でも育てているバラですが、元々はアメリカ限定発売の品種だったそうですが、

アメリカの広い庭に合う、とても旺盛に育つ品種らしく、これで一株です。

我が家でも地植えしていますが、まだまだひ弱な株です。

動画では、僕が品種名を間違えてしまったので、カットされてしまいました(汗)。

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もうひとつ、お気に入りの品種がこちら。

イングリッシュローズのアブラハム・ダービーです。

以前に訪問されていただいた際に、その見事な開花ぶりに圧倒されました。

素晴らしいフルーツ香が特徴ですが、何とも言えない花色が魅力的な品種です。

昨年、株元にカミキリムシが入ったらしく、半分くらいになってしまったそうです。

それでも我が家のダービーとは比べものにならないくらい立派な株です。

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今ガーデンで咲いているバラやクレマチスの花を摘んで、可愛らしいガラス瓶に

活けてありました。

こういった小物遣いにも女性らしい気づかいが感じられるRococoさんのお庭です。

動画では、皆さんのガーデンでも参考にしていただけるアイディアもたくさん紹介

されています。

是非、ご覧いただければと思います。

尚、園芸YouTubeチャンネル「ショクナナ! 植物遊戯7チャンネル」では、

次週も「くらし」をテーマにした月曜日は、僕が担当させていただく予定です。

次週はいよいよ、僕がデザインを担当させていただいた「京北・香りの里/六ヶ畔・花簾庭」(京北バラ園)です。

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京都市街地から車で1時間ほど、「京の奥座敷」と称される京都市右京区京北地区は、里山風景が色濃く残る、

「日本の原風景」とも言えるような美しい街です。

その街を流れる上桂川(下流は桂川)の畔(ほとり)に、「和の趣き」を湛えるバラ園をデザインしました。

京北の美しい風景に触発されてデザインしたローズガーデンは、「香り」をテーマにしています。

今回ご紹介したRococoさんをヘッドガーデナーに迎えて、有志のスタッフと一緒にガーデンを作っています。

ちょうど満開時にロケを行いましたので、是非ご覧下さい。


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居場英則

『進化する庭、変わる庭』がテーマ。本業は街づくりコンサルタント、一級建築士、一級造園施工管理技士、登録ランドスケープアーキテクト(RLA)。土面の殆どない庭で、現在約120種類のバラと、紫陽花、クレマチス、クリスマスローズ、チューリップ、芍薬等を育成中。僕が自身の庭を創り変える過程で気づいたこと。それは、植物の持つデザイン性と無限の可能。そして、都市部の限定的な庭でも、立体的な空間使用、多彩な色遣い、四季の植栽の工夫で、『風景をデザインできる』ということ。個々の庭を変えることで、街の風景も変えられるはず…。『庭を変え、街の風景を変えること』が僕の人生の目標、ライフワーク。ーー庭を変えていくことで人生も変えていくchange my garden/change my lifeーー

個人ブログChange My Garden

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