2021.2.22 / ガーデニング術
2月も半ば、もうあと少し待てば、待望の春が訪れます。
ガーデナーにとっては、冬作業が一段落し、春を待つこの時期が一年で一番ゆっくりできるのではないでしょうか?
バラもまだ葉もほとんど展開していない、枝だけの時期なので雨が降って花が傷むとか心配したり、
日照り続きで水遣りに奔走したり、面倒な薬剤散布もしなくて良いので、本当に心休まる季節なので良いですね。
こんなゆったりできる季節なので、今回は僕のガーデンで特に気に入っているガーデンアイテムを紹介いたします。
こちら↑がそのお気に入りのガーデンアイテム。
テラコッタ製のガーデンホースリールです。
実は、前面道路に面した我が家の「前庭」では、ディノスさんでも取り扱いのあるこちら↑の
「ブロッサホースリール」を使っています。
このブロッサホースリールは、ブラック、シルバー、レッドの3色のラインナップがあるのですが、
我が家で使っているのはこちらのシルバー色です。
アルミの鋳物とステンレスプレートで構成された、非常にモダンなデザインのホースリールで、
道具としての「用の美」を感じるとても美しいデザインが目を惹きます。
一方、こちらは我が家の「中庭」で使っているテラコッタ製のホースリール。
ぼってりとして暖かみのあるデザインで、前庭の金属製の「ブロッサホースリール」とは対極のデザインですが、
とても気に入っているガーデンアイテムです。
今の家を新築した当時に、おそらくネットで探して購入したものですが、
20年以上も経った今、どこで手に入るのか、いろいろ探しているのですが、全く見つからないのです。
ホースリールといっても、手巻き式でホースを巻き取るのではなく、カップ状につくられた内側の空間に
ホースをぐるぐると置いていくような感じで収納する道具です。
20mくらいあるホースを全て取り出したところです。
ホースは、テラコッタの側面に開けられた孔を通って外側に出し、散水栓に繋いでいます。
至ってシンプルな構造です。
デザイン的にも、余計な装飾が一切なく、とてもシンプルで潔いデザインなので、
庭の中で主張し過ぎないという点も気に入っている理由です。
欠点といえば、テラコッタ製なので、水分を吸収しやすいため、
苔が生えるというくらいでしょうか?
水が溜まる底の方にも苔が生えたりします。
ただ、これもシズル感があって、個人的には気に入っていますし、
どうしても気になるようであれば、高圧洗浄機で洗い流せば
苔も綺麗に取ることができます。
実は、僕は無類のテラコッタ鉢フェチなもので、家にはたくさんのテラコッタ鉢の
コレクションがあるのですが、そんなテラコッタ鉢との相性も良く、
ガーデンの中で、テラコッタ製の植木鉢と同化して目立たないのがとても良いと思っています。
表面が苔むしたり汚れたりして、ウェザード(風化)していく様が、むしろ好みです。
こちらは、数年前の4月に撮影した我が家の「中庭」風景。
テラコッタ鉢に植えたチューリップをたくさん育てていた頃の写真です。
見る角度によっては、ホースリールの中に収納した樹脂製のホースも見えず、風景を壊さないのが良いところです。
アングルを変えて、もう一枚撮影しました。
庭を撮影する時は、いつも少し「打ち水」をしてシズル感を出してから撮影するのですが、
このテラコッタ製のホースリールも水を含んで、しっとりと湿り、とても風情が出ます。
こちらは、6月の中庭。
我が家の中庭は、バラが終わったあと、鉢植えの紫陽花を出して、紫陽花ガーデンに早変わりします。
そんな少し和を感じるガーデンの中でも、雰囲気を壊さず、このテラコッタ製のホースリールは
見事に調和してくれます。
そんな愛おしい我が家のガーデンアイテム、テラコッタ製のホースリール。
我が家でも、庭のあちこちに追加で置きたいなと思いますし、
我が家の庭を見に来られた方々の多くが、このテラコッタ製のホースリールについて質問をされます。
「同じものを買いたいのだけれど、どこで買えますか?」と。
ネットサーフィンをしていろいろ探しているのですが、同じものは見つからず、
dinosさんが復刻して商品化して下さらないかな、なんて思う今日この頃です。
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