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専門家「風景」をつくるガーデニング術

冬の庭作業、シンボルツリーの剪定編【動画あり】

居場英則

前回にご紹介した、前庭のオリーブの木の剪定作業に続き、今回は、我が家の前庭、シンボルツリーの

剪定作業の様子をご覧いただこうと思います。

オリーブの木の剪定と同様、毎年この時期に行っているルーティーンの作業になります。

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我が家の前庭には、シンボルツリーの株立ちのエゴの木の他、玄関アプローチにヤマモミジ、

建物際に、アオダモという3本の高木があり、中庭にもコハウチワカエデ、坪庭にもヤマモミジが2本あり、

これらの高木を、毎年自分で剪定しています。

どれも10年前のガーデンリフォームの際に植えたものですが、10年経って、どれもかなり大きくなり、

樹勢も良く、地上部だけでなくなく、地下部の根の張りも勢いがあって、

他の植物が負けてしまうという状態になってきています。

そんなこともあり、この時期に樹勢を削ぐためにも、枝を切って、葉の数を減らすようにしています。

鉢植えのつるバラの懸崖仕立ての様子は、上記YouTube動画でもご覧いただけますが、

ざっと静止画(写真)を使って、概略を以下にご紹介しておきます。

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12尺(3.6m)の高い脚立を使って、前庭のシンボルツリーのエゴの木の剪定を始めます。

枝先の方は、かなり細かい枝が噴出していて、これらの小枝をどんどん切って行きます。

ただ、この背の高い脚立を使っても、一番先端までは届かないのです。

それで、今年はディノスさんの取り扱い商品の中から、『楽に切れる!すご腕プッシュカット』という

高枝切りハサミを使わせていただけることになりました。

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こちらが、その『楽に切れる!すご腕プッシュカット』。

17段階で長さが調節でき、最大で3mまで伸ばせるので、高い枝先にも十分届きそうです。

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この『楽に切れる!すご腕プッシュカット』の最大の特徴が、こちらの特許を取得している新機構、

てこの原理を使った握りの部分です。

柄の部分を折り曲げるようにして、太い枝(直径2センチ程度の枝)もスパッとカットすることが出来るようです。

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伸びる部分は、上下に2本のアルミ製の棒の部分に合計17個の穴が開いており、

細かく長さを調整できるようになっています。

自分の好みの長さに調整して(僕の場合は、マックスの長さで)使うことができます。

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こちらが、先端の刃の部分。

パワーアンビル刃という、包丁とまな板の原理で、挟んだ枝を押し切るように切る機構になっています。

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早速、シンボルツリーのエゴの木で実践してみます。

長さ3mありますので、地上からでも、かなり高い部分まで届きます。

高い脚立を掛けにくい、木の中心部などの剪定には、この高枝切りハサミは重宝します。

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木の先端部分の、細かい枝の込み入った部分に差し込むようにして使います。

アルミ製で、軽いので使いやすいです。

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こんな感じで、先端の刃の部分が、枝をしっかりと掴んで、カットしてくれます。

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こちらは、玄関アプローチの樹高5mはある、ヤマモミジです。

隣地境界側に張り出すように伸びているため、脚立が掛けにくく、高枝切りハサミが有効です。

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結構、太い枝(直径2センチ程度)の枝も難なく切れてしまいます。

だいぶ枝先もスッキリしてきました。

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高枝切りハサミの弱点は、スピード感かな。

一回一回、切る枝を見定めて、切って行くので、少々時間が掛かります。

脚立の登って作業できる範囲は、普通の剪定ばさみでどんどん切り詰め、脚立に登っても届かない場所を

高枝切りバサミを使って切るという、使い分けをすれば、作業の効率化をはかれます。

前庭の高木の剪定が終われば、中庭、そして坪庭の高木と、まだまだ冬の庭作業は続きます。


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居場英則

『進化する庭、変わる庭』がテーマ。本業は街づくりコンサルタント、一級建築士、一級造園施工管理技士、登録ランドスケープアーキテクト(RLA)。土面の殆どない庭で、現在約120種類のバラと、紫陽花、クレマチス、クリスマスローズ、チューリップ、芍薬等を育成中。僕が自身の庭を創り変える過程で気づいたこと。それは、植物の持つデザイン性と無限の可能。そして、都市部の限定的な庭でも、立体的な空間使用、多彩な色遣い、四季の植栽の工夫で、『風景をデザインできる』ということ。個々の庭を変えることで、街の風景も変えられるはず…。『庭を変え、街の風景を変えること』が僕の人生の目標、ライフワーク。ーー庭を変えていくことで人生も変えていくchange my garden/change my lifeーー

個人ブログChange My Garden

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