2019.5.29 / ガーデングッズ使用レポート
今年もバラシーズンを迎えて、我が家の庭も丹精を込めて育ててきたバラたちが満開の時を迎えています。
この時期は何かと慌ただしく、個人ブログも更新せぬまま(汗)、もっぱら写真撮影に追われているのです。
今年の我が家のバラ庭の様子をご紹介するのは、もう少しあとになりそうです。
今回は、今年、ディノスさんの取り扱い商品の中から、つるバラなどの誘引に便利なグッズをいくつか
使わせていただきましたので、使ってみてのレポートを紹介したいと思います。
今回使わせていただいて、ピカイチに便利だったのがこちら。
「配管目隠しトレリス」です。
雨樋にカバーするように設置するタイプの器具で、庭のいくつかの場所に
設置してみました。
まずは、こちら。
中庭のウッドデッキ片隅に雨樋が落ちてきているので、この雨樋を手掛かりに
大型のつるバラ、スパニッシュ・ビューティを誘引しています。
以前は、この雨樋に直接、誘引ひもを巻き付けて枝を留めていたのですが、
見栄えが良くないこともあり、今回、この配管目隠しトレリスを設置しました。
誘引ひもを使って、まず、配管目隠しトレリスを雨樋に固定します。
そのあと、つるバラの枝を、この配管目隠しトレリスに留めていきます。
誘引ひもを雨樋に何重にも巻き付けずに済むので、見た目がスッキリして
美しいのと、誘引ひもを留めていく作業も格段に楽になります。
こちらは、今年3月頃の様子。
スパニッシュ・ビューティの芽吹きが始まり、配管目隠しトレリスを
覆うように葉が展開していきます。
そして、バラの開花時期を迎えた5月。
旺盛に茂った葉や咲き揃った花で、配管目隠しトレリスの存在は、まったく
分からなくなりました。
もう一カ所、配管目隠しトレリスを設置したコーナーです。
中庭の「ランウェイ花壇」と呼んでいる、鉢植えのバラを入れ替え方式で
展示する花壇の一角、建物壁面の雨樋部分に配管目隠しトレリスを設置
しました。
この雨樋を使って、2本つるバラと1本クレマチスを誘引しています。
5月、いよいよ開花直前。
つるバラの蕾が上がって来ました。
雨樋に沿うように、つるバラが壁面を駆け上がっています。
葉が茂って、配管目隠しトレリスそのものがほとんど分からないくらいです。
つるバラの下には、クレマチス・ビエネッタがいち早く開花しました。
よく見ると、奥の方に、黒い配管目隠しトレリスが隠れているのが分かります。
当初、雨樋の色に合わせて、黒い配管目隠しトレリスの色を白に塗り替えようかと
思いましたが、黒い方が葉の陰になって目立ちにくいので、
今はこのままで良いかと思っています。
「ランウェイ花壇」の全景が分かるように、少し引きで撮影してみました。
開口部のガラスサッシュの左、三角形の壁面に沿わせるように、つるバラが誘引されている部分、
ここに配管目隠しトレリスを配置しています。
うまく風景に馴染んでくれて、ナチュラルな仕立てで、つるバラを壁面に誘引できています。
さらに、我が家の中庭を引きで撮影してみました。
右側の建物の足元の花壇が、鉢植えの入れ替え方式で見せる「ランウェイ花壇」。
特に、奥の方は2階が跳ね出していて、日当たりも風通しも悪いため、植物の生育にはあまり適していないため、
試行錯誤の結果、鉢植えの植物を条件の良い場所で花を咲かせてから、ここにセッティングするという方法を
とっているのです。
そのランウェイ花壇の向かい側(左側)には、サンルームがあります。
このガラスの壁面を使って、大型のつるバラ、ピエール・ド・ロンサールを誘引しています。
中庭を挟んで向かい合う両側の建物をつなぐように、アーチ型に花を咲かせたいと思っています。
右側からは、配管目隠しトレリスを被せた雨樋を使って2本のつるバラ、ラ・レーヌ・ドゥ・ヴィオレットと
ギスレーヌ・ドゥ・フェリゴンデを誘引しています。
2本ともまださほど大きくないので、アーチを形成するほどには伸びていませんが、
将来的には、反対側のピエール・ド・ロンサールと交差するように誘引したいと思っています。
うまく風景に馴染み、その存在感すら感じさせない配管目隠しトレリスは、
景観を重視する僕の庭ではとても重宝しますし、誘引作業効率も良く、とても便利でおススメのグッズです。
続いて紹介するのは、こちらの「クライミング・アーチ」。
男の僕が作る我が家の庭では、これまで、女性的なイメージの強い
「アーチ」は使ってきませんでした。
ところが、今年、前庭に植えていた高さ4mくらいはある高木のヤマモモを
抜いたこともあって、その跡地に初めてアーチを導入してみました。
ただ、我が家の庭では、アーチといっても通路部分ではなく、
隣地境界沿いに設置し、つるバラを立体的に演出する装置として
活用することにしました。
アーチの両側側面には、まだか弱い株ですが、つるバラを誘引しました。
枝もまだそんなに伸びていないので、段差剪定的な誘引です。
そして、今年の5月。
バラの開花期の様子です。
アーチの片側(向かって左側)に誘引したのが、古いイングリッシュローズで
ヒルダ・ミュレル。
普通のアーチの場合、アーチの外側に誘引するのが定石ですが、ここでは
アーチの側面の両側に誘引しているので、アーチの内側でも花を咲かせています。
アーチ部分を引きで見ると、こんな感じ。
通路に設置するアーチと違って、オベリスクやフェンスに近い使い方です。
アーチの中央には、シュラブ樹形のイングリッシュローズを植え、アーチの後方、
隣地境界側の木製フェンスにもつるバラを誘引しています。
アーチに誘引したつるバラはまだ幼く、アーチの頂点に届いていませんが、
今後の成長で、アーチの頂点にまでツルが伸びれば、より立体的な演出が
可能になるのではないかと、期待しているコーナーです。
実は、我が家のこの前庭の一角に新たに設置したアーチですが、
本来は別のアーチを設置する予定でした。
より質感が高く、デザインも優雅な「プライム・アーチ」を設置する予定が、
僕の寸法間違えで予定していたプライム・アーチがここに入らなかったので
プライム・アーチは、隣町に住む、叔母の家のローズガーデンに設置させて
もらいました。
こちらが、今年1月、叔母の家のローズガーデンに設置させてもらった
プライム・アーチです。
我が家に設置したクライミングアーチより、一回り大きく、アーチ頭頂部には
飾りも付いていて、曲線のデザインも洗練されていて、とてもオシャレ。
組み立て式ですが、頑丈で、塗装仕上げも非常にクオリティが高いです。
叔母の家の前庭(通りから見える庭)の先端(一番道路側)に設置しました。
写真では分かりにくいかもしれませんが、叔母の家の前庭には、すでに
アーチが2基設置されていて、今回のプライム・アーチが設置されて、
3つのアーチが少しづつずれながら連続するという構成にしました。
前庭のウッドデッキの先端に設置したプライム・アーチは、アーチの下を
通り抜けるためのものではなく、我が家のアーチと同様、つるバラを
より立体的に見せる装置として機能させることを目的としています。
このプライム・アーチに赤い花のつるバラ、フロレンティーナを誘引しました。
まだ小さな株なので、今年はまだ戦力にはなりそうにありませんが(汗)。
そして、今年5月のバラの開花期。
とても大きなプライム・アーチには、予想通りまだ、つるバラが覆い咲くことは
できませんでした。
アルミの手すりに誘引したつるバラ、つるサマースノーを、
来年は、このアーチに誘引しても良いかもしれません。
叔母の家の前庭、ローズガーデンの様子です。
前面道路を行き交う人々から、いつもこの時期になると、
「今年もバラがキレイですね~」と、声を掛けていただけるそうです。
日陰の多い我が家の庭と比べると、叔母の家の庭は日当たりも風通しも良く、
バラもとても元気よく育っていて、羨ましい限りです。
こちらは、叔母の家の建物外壁面に誘引したつるバラで、ピエール・ド・
ロンサールとつるアイスバーグ。
壁面を覆いつくすほど、旺盛に咲き乱れています。
壁面に誘引したつるバラも見事ですが、今後は、アーチに誘引したつるバラが
シンボリックに映える庭に変化していくことでしょう。
とても楽しみです。
いかがでしたでしょうか?
今回、ディノスさんで取り扱いのある商品、配管目隠しトレリスやアーチを
使わせていただいた感想をまとめてみました。
つるバラを中心とした景観をデザインしていく中で、これらの便利グッズを
うまく活用して、より魅力的な風景を作っていくきっかけになればと思っています。
ご参考にしていただけましたら幸いです。
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