2019.5. 8 / イギリスで訪ねた庭レポート
昨年の2018年の5月、世界的に有名な日本人ガーデンデザイナー、石原和幸氏のサポートメンバーとして、
イギリス・ロンドンで開催されたチェルシー・フラワーショーに、石原さんの庭をつくりに行ってきました。
作庭期間の約2週間、その後、フラワーショー開催中の庭のメンテナンスもさせていただくことになって
都合3週間ほど、イギリス・ロンドンに滞在していました。
その間、ロンドン市内や近郊に点在する、世界的に有名なガーデンをいくつも見て回ることができました。
自宅でバラの庭を作り始めて6年、新たな刺激とクリエーション(創造)の源を探しに行く旅でした。
早いもので、昨年2018年5月にチェルシー・フラワーショーに参戦してから早1年が経ちました。
今年も石原先生は、チェルシー・フラワーショーに挑戦され、通算11個目のゴールドメダルを目指されます。
もう1年も前の話で恐縮ですが、改めて昨年5月にロンドン近郊で訪ねた庭のレポートを続けますね。
こちらのディノスさんのコーナーで、僕が訪ねたロンドン近郊の12の庭をレポートさせていただくことなった
この企画、今回はその9回目、「ハンプトン・コート・パレス・ガーデンズ」を紹介します。
昨年のチェルシー・フラワーショーの会期中、早朝のメンテナンス作業を行った後は、自由時間となり、
一日中、思う存分、庭を見て回ることができました。
ロンドン滞在中、チェルシー・フラワーショーの会場での作庭期間中、一日だけ小雨の日がありましたが、
それ以外はずっと晴れの日続きだったのですが、この日は朝から曇り空。
肌寒い中、この日は僕一人で、ロンドン中心部から電車に乗って30分ほどの距離にある「ハンプトン・コート宮殿」
へと向かいました。
ハンプトン・コート宮殿は、ロンドンの南西約 20 キロ、テムズ川上流に位置する、
かつて王宮として使われた建物。
ハンプトン・コート宮殿へは、ロンドン中心部から地下鉄の延長線で、直接、最寄り駅のハンプトン・コート駅迄
行くことができ、駅前のテムズ川に架かる橋を渡るとすぐに宮殿に到着という、とても利便性の高い立地です。
このイギリスの庭を巡るレポート記事のvol.6で紹介したロンドン近郊にある、RHSウィズレー・ガーデンや、
vol.4で紹介したヒドコート・マナー・ガーデン、vol.5で紹介したキフツゲート・コート・ガーデンズなど、
人気の庭が点在するイギリス中西部にあるコッツウォルズ地方、そしてひとつ前の記事vol.8で紹介した
ロンドン南東部のケント州にあるお城の庭、ヒーバー・キャッスル & ガーデンズ等、
どのガーデンも車がないと行きにくい場所ばかりで、短期滞在の旅行者にとっては少しハードルが高いのですが、
今回のハンプトン・コート宮殿とその庭は、お散歩気分で気軽に訪れることができる貴重な場所と言えます。
では、早速、ハンプトン・コート宮殿の中へと足を踏み入れて見ましょう。
写真は、最寄り駅からアプローチする正面ゲート(門)です。
王家の紋章をかたどった彫刻が飾られ、厳かな雰囲気を漂わせています。
ゲート(門)を抜けて、長い道を歩いてようやくたどり着く、お城の西面(ファサード)出入り口。
この宮殿は、16世紀初頭、イングランドの聖職者で政治家だったトマス・ウルジー氏によって建てられました。
しかし、そのあまりの美しさに時の王、ヘンリー8世が妬んで、ウルジーに献上させました。
元々はイタリアルネサンスへの憧れのもとつくられた、チューダー様式とゴシック様式の入り交じった
左右対称の幾何学的模様の宮殿で、幾度もの改築や改修が施されながら、18世紀にほぼ現在の形になったそうです。
ここで、ハンプトン・コート宮殿の全体像を把握するために、地図を見ていただきましょう。
現地のインフォメーションには、英語の他にも数ヶ国語のガイドパンフレットがあり、日本語も用意されています。
上の写真の地図で見ると、画面下にテムズ川、そのテムズ河畔に接する形でハンプトン宮殿が建てられ、
川沿いには船着き場があり、下流のロンドン中心部から船で来ることも可能です。
また、シンメトリックに建てられた宮殿建物の周囲に、様々なガーデンが作られているのが分かります。
宮殿の中に入りました。
建物で周囲を囲われた最初の広場が、ベース・コートと呼ばれ、正面の塔には天文時計が設置されています。
この建物の向かって左側1階にインフォメーションがあり、そこで宮殿やガーデンの地図を入手することができます。
また、ヘッドフォンで聞ける音声ガイドを借りることできます。
日本語のガイドもあり、それを借りて、庭園散策の前に、まずは宮殿内を見て回ることにしました。
広すぎて、全てを紹介しきれませんが、少しだけダイジェストで宮殿内部をご紹介します。
宮殿に入ると、まず出迎えてくれるのが、こちらの「グレート・ホール」と呼ばれる大空間。
幅 12 メートル、奥行き 32 メートル、高さ 18 メートルもあり、ハンプトン・コート宮殿の中で最も大きな部屋。
ここは、宮殿で働く人たちのための大食堂として使用されたそです。
正面には、国王夫妻の食卓が再現されています。
両側の壁面には、ヘンリー 8 世がブリュッセルの織物職人に命じて作らせた大きなタペストリーが
6 枚掛かっています。
タペストリーの上には、狩猟で捕らえた鹿の頭がはく製にされ、飾られています。
天井を見上げたところ。
屋根は木製で出来ていて、ゴシック様式の装飾が施されています。
最初は、礼拝堂だった場所かと思ったのですが、王家の礼拝堂(チャペル・ロイヤル)は別の場所に作られていて、
このグレート・ホールの天井より見事な造りで、ブルーとゴールドで装飾された
チューダー朝様式の大変素晴らしい空間でした。
残念ながら、礼拝堂は撮影禁止でしたので、写真でお見せすることはできないのですが・・・・・。
宮殿の中には、当時の宮殿を支えていた生活インフラを再現する空間展示がいくつかされています。
「ヘンリーズ・キッチン」と呼ばれる当時のキッチンを再現した場所も見どころです。
王を支えるため、どれだけの数の人がここで働いていたのでしょうか?
そんなことに思いを馳せながら、宮殿内を散策するのも楽しいです。
ヘンリー8世の後、17世紀後半、ウィリアム3世とメアリー2世の共同統治の時代、
ヘンリー8世が建てた部分は破壊され、新しい建物が建て増しされていったそうです。
こちらは、その「ウィリアム3世のアパートメント」へアプローチする空間。
壁と天井一面に、ギリシャ神殿風の壁画が描かれています。
特筆すべきは、天井と壁の境が分からないように、だまし絵の演出がされていることです。
まだまだ宮殿内には見どころがたくさんあるのですが、今回は「庭」がテーマなので、宮殿内はこれくらいにして、
ここからは、ハンプトン・コート宮殿に作られた様々な庭を紹介していきます。
ウィリアム3世とメアリー2世が即位すると、当時としてはモダンなバロック様式に改築する決定がなされ、
17世紀を代表する建築家で、セント・ポール大聖堂の再建を行ったことで知られる
クリストファー・レンが起用され、大規模な改築計画が進められました。
しかし、フランスとの戦争により予算は枯渇し、メアリー2世の突然の逝去により、
計画は途中で中断。その後、火災などの被害をうけたのち、修復され、
現在は、「ウィリアム3世のアパートメント」と呼ばれ、内部が公開されています。
この建物に囲われた中庭は、「フォンテン・コート(噴水の庭)」です。
ちょうどガーデナーさんが、芝生の手入れをされていました。
芝生のエッジ部分にハサミを入れ、シャープなラインを出しておられました。
こちらは、宮殿建物に囲まれた中庭、「チャペル・コート・ガーデン」。
ここでは、チューダー朝の庭が再現されています。
当時の庭は、現在の感覚とは全く違った素朴な庭で、草をぼうぼうに伸ばし放題にして、
緑を楽しむのが流行だったようです。
この緑と白のシマシマ模様は、チューダー朝の代表的な柄で、ヘンリー8世を想起させるデザインだそうです。
さて、こちらは、ウィリアム3世のアパートメントの2階の窓から、外を見た景色。
ここは、「プリヴィ・ガーデン」と呼ばれる 宮殿の南側の庭園で、当時、まだ新興国だったイギリスの
イタリア・ルネサンスやフランス文化への憧れが顕著に現れた、見事なまでのフォーマルガーデンです。
完璧なまでの幾何学的でシンメトリックなガーデンです。
周囲は、小高い土手が作られ、ガーデンを俯瞰できるように設計されています。
18世紀初頭に作られた庭園をそのまま復元する工事が行われ、植物も当時と同じ種類のものが選ばれています。
ウィリアム3世のアパートメントを出て、宮殿東側の庭へと出ました。
「グレート・ファウンテン・ガーデン」と呼ばれるこの庭園は、ウィリアム3世とメアリー2世のために作られた
13の噴水を持つ、大パルテール(様々な形と大きさの花壇を配した庭園)にちなんで名づけられています。
現在、噴水は中央のひとつしか残っていませんが、その周囲に規則的に配列されたイチイの木は、
アン王女の時代に植えられたものだそうです。
この庭に面する女王の応接室の窓から外を眺めると、庭園内のイチイ並木が約1200 メートルあまり続いていて
この部屋の一点に向かっているのがわかります。
それだけこの女王の応接室が重要だったかが分かります。
それにしても、見事な円錐形に刈り込まれたイチイの木。
芝生の地面に接するところまで、枯葉ひとつない美しい姿で立ち並んでいます。
このグレート・ファウンテン・ガーデンの奥が、毎年7月上旬に行われるガーデンの一大イベント、
「ハンプトン・コート宮殿フラワーショー」の会場となっています。
芝生の間に設けられた土の部分は、これから、色とりどりの花が植えられる花壇になります。
グレート・ファウンテン・ガーデンから、宮殿方向を見返したアングルです。
宮殿に引けを取らないほど大きく育ったイチイの木が並びます。
このイチイの木の内側に入ったら、どんな景色が見えるのだろうと、ふと思いました。
大きなイチイの木に包まれているような感じです。
グレート・ファウンテン・ガーデンから南へ、一直線に伸びる道と壁があります。
ロングボーダーです。
イギリスらしい庭のデザインといえば、ボーダー花壇。
冬の寒い西風から植物を守るレンガの壁に沿って、手前に低い植物、奥へ高い植物を組み合わせています。
さまざまな植物をパッチワークのように組み合わせて植えていく、イギリス独自の手法は、
イギリス庭園史上の偉人のひとりとして知られる、ガートルード・ジェキル女史が始めたもので、
今もイギリスの花壇植栽はこの手法がベースになっています。
ここハンプトン・コート宮殿のロングボーダーは、世界最長と言われています。
ロングボーダーの壁の向こう、西側に広がるのが、先ほどウィリアム3世のアパートメントの2階から見えた
プリヴィ・ガーデです。
反対側の土手の上には、緑で覆われた長い長いトンネルが見えています。
宮殿の南、プリヴィ・ガーデンからつながるこの庭は、「ノット・ガーデン」と呼ばれています。
ノット・ガーデンは、16世紀にヘンリー8世の時代に、ここにあったかもしれない庭園の種類を示すものとして
造園されました。
ツゲの緑のフレームの中は、シルバーリーフの植物が植えられ、はっきりとした色の対比が美しいです。
ノット・ガーデンの奥には、「オランジェリー(温室)」があります。
現在は、小さな樹木が規則正しく並べられ、オブジェのように植えられていました。
オランジェリーの前には、2つの庭が並んでいます。
ひとつは、こちらの「サンクン・ガーデン(沈床式庭園)」。
周囲よりレベルを下げて作られた庭です。
ツゲの生け垣に守られ、周囲から隔絶された秘密の花園です。
今は、中に入ることができないため、ツゲの生け垣の間から全景を撮影しました。
先ほどのプリヴィ・ガーデンは、緑一色のガーデンでしたが、こちらのサンクン・ガーデンは、
色とりどりの花が植えられ、可愛らしいガーデンです。
サンクン・ガーデンの横に、もうひとつの庭、「ポンド・ガーデン」があります。
もとは、ヘンリー8世の宮廷の食卓に並ぶ鯉などの淡水魚が飼われる池だったそうです。
ポンド・ガーデンは、サンクン・ガーデンより一回り小さく、
色合いもデザインもシンプルです。
奥に見えるレンガ造りの建物は、テムズ川を見下ろす場所に位置する
「バンケティング・ハウス(宴会用施設)」です。
ツゲの生け垣の横は、ブルーとピンクの花でつくられたボーダー花壇です。
旬は過ぎていましたが、雲のような美しいパターンがデザインされています。
ポンド・ガーデンの奥の建物外壁には、巨大なフジの木が誘引されていました。
残念ながら、フジの花はもう終わっていましたが、この壁面一面にフジの花が咲いた景色はきっと壮観でしょうね。
次は、宮殿の中を戻り、一旦お城の外に出ます。
エントランスゲートの長い道の北側にあるガーデンへを紹介します。
このゲートの向こう側に、ローズ・ガーデンやキッチン・ガーデン、メイズ(迷路)などがあります。
まずは、「ローズ・ガーデン」。
入ってすぐのレンガ造りの壁面に、ピンクのつるバラが咲いています。
5月下旬のイギリスでは、まだバラはほとんど咲いていなかったのですが、ようやく早咲きのバラに出会えました。
壁面を正面から見たところ。
このピンクの早咲きのバラは、おそらくイングリッシュローズのガートルード・ジェキル。
赤いレンガ積みの壁面によく映えます。
でも、ローズ・ガーデンの全景は、まだこんな感じ。
ロンドンのバラの最盛期は6月中旬~下旬頃。
5月下旬のこの時期には、まだほとんどバラは咲いていませんでした。
それでも、ところどころに早咲きのバラは咲き始めていて、これまで見たどのガーデンでも見ることができなかった
バラの花を見ることができ、写真に収めることができて良かったです。
ローズ・ガーデンを囲む壁面には、つるバラが誘引され、枝先の方から咲き始めているものもありました。
いくつかつるバラの誘引方法を見て見ましょう。
風情のある誘引の仕方です。
こちらは、大きな木が枝を広げた絵のように誘引されています。
枝先を円弧状に誘引しているのがとてもオシャレです。
こちらは、赤いつるバラ。
レンガ積みの壁には、やっぱり赤いバラが似合うという好例。
ローズ・ガーデンには、バラ以外にも宿根草や低木も植えられていました。
バラが満開になると、どんな風景を描くのか、想像するだけでとても楽しいです。
レンガ積みの壁面には、バラだけでなく、様々なツル性植物が誘引されています。
こちらは、白いフジ。
背景となるレンガの壁面をうまく見せながら、花の咲く情景をイメージしながら仕立てられています。
長いレンガ積みの壁面には、木製の格子が取り付けられ、それを足掛かりに、ツル性植物が誘引されています。
つるバラの壁面は、目立たないようにワイヤーが張られていましたが、
ここでは、わざと支柱を強調するかのようなデザインとなっています。
レンガ壁に貼ら付けられた縦横格子パターンの木製の支柱。
その支柱に、竹ひごのようなもので補助線的に放射状の支柱が施され、植物を張り付けています。
これまで、他では見たことがないパターンで、とても刺激を受けました。
ローズガーデンの斜め横のブロックは、「キッチン・ガーデン」になっていました。
ここでは、150年もの間、ハンプトン・コートの厨房で調理される、王室の食卓に並ぶあらゆる果実と野菜が
育てられてきました。
今でも手入れが行き届いていて、女性ガーデナーさんが熱心に作業をされていました」。
キッチン・ガーデンの支柱も、面白い形をしているので、思わず撮影しました。
機能性はもちろん、見た目にも美しいデザインです。
こちらも、野菜のつるを絡ませる設えです。
いろんなパターンがあり、見ていて楽しいです。
こちらは、つる植物の枝を丸く束ねたものでフェンスを作っています。
本当に、創意工夫が施されていて、面白いです。
ハンプトン・コート宮殿の庭の中でも特に有名なのが、こちらの「メイズ(迷路)」。
ウィリアム3世の命で作られたメイズ(迷路)は、その完成度の高さで知られています。
前回、ケント州にあるヒーバー・キャッスル & ガーデンズのメイズ(迷路)にも挑戦してみましたが、
その時は、案内してくれたイギリス在住のガーデナーさんと一緒だったので、安心して入れたのですが、
今回は、僕一人。
もし、出れなかったらどうしよう、他にも見学したいところがあるので、
予想外に苦戦したら時間が無くなってしまうと、さんざん迷った挙句、挑戦することにしたのです。
迷路の中に入って見ると、こんな感じ。
ヒーバー・キャッスル & ガーデンズのメイズとは比べ物にならないほど、難易度が高いです。
一人で入ったことを後悔してしまいました。
途中、このような分岐点がいくつもあって、どちらに進むか迷ってしまいます。
何度も同じ場所に戻ってくるような錯覚を覚え、不安感を掻き立てられます。
行き止まりには、このようなオブジェが置かれていたり、何もない狭い突き当りになっていたり・・・・・。
何度も同じ場所を行ったり来たりしながら、本気で出れなくなるかもしれないという恐怖感にさいなまれます。
悪戦苦闘すること約15分くらいだったかな、幸い、何とか脱出することができました。
ここが出口です。
最後に訪れたのが、キッチン・ガーデンのさらに奥にある「マジック・ガーデン」。
ガイドパンフレットによると、マジック・ガーデンはインタラクティブ(双方向的)プレイ・ガーデンとのこと。
子供たちやファミリー向けの楽しさが一杯詰まったキッズ・ガーデンということでしょうか。
よく見ると、構造物は王冠のようなデザインですし、テントも色鮮やかで、とにかくセンスが良いのです。
砂場に置かれた遊具も、本格的なデザインのドラゴンで、子供たちの想像力を掻き立てるような演出です。
日本のありきたりな遊具とは、明らかに一線を画しています。
こちらは、ドラゴンの尻尾。
とてもリアルにデザインされています。
ツリーハウスも不思議なデザインで、子供たちを冒険に出かけるような気持ちにさせてくれます。
その周囲の植栽も、構造物のイメージに合わせて、本格的に設えてあります。
このあたりは、日本のキッズ・パークも見習わなければならないのでは、と思いました。
滑り台ひとつとってもこのデザイン。
滑り台へのアプローチそのものがカッコイイ。
動物の置物ひとつとっても、このクオリティ。
もはやアートです。
小さい頃から、こんな環境下で育ってきたイギリスの子供たちは、
さぞかし感受性やセンスが良いだろうと、想像に難くないです。
最後、少し脱線しましたが、ハンプトン・コート・パレス・ガーデンズ、
いかがでしたでしょうか?
歴史ある素晴らしい建物と壮大なガーデン、そして様々な赴きある小さな庭。
そして、未来の子供たちに向けたガーデンなど、素晴らしい庭に巡り合いました。
ロンドンに行かれた際には、是非、訪れていただきたい庭のひとつです。
次回は、この「イギリスで訪ねた庭レポート」第10弾、僕が一番感銘を受けた庭、
イギリスの至宝とも呼ばれる「シシング・ハースト・キャッスル&ガーデンズ」を
2回に亘って紹介いたします。(1回では紹介しきれないです。)
本当に素晴らしい庭でした。
乞うご期待ください。
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