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専門家「風景」をつくるガーデニング術

ドイツ GARDENA スパイク式ホースボックスを使ってみて

居場英則

ひとつ前の記事で、木製コンポストの組み立てについてレポートさせていただきましたが、

今回は、もうひとつ、僕が心待ちにしていたガーデン用品を実際に使わせていただけることになったので、

その使用レポートを書いてみたいと思います。

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今回、使わせていただいたのが、こちら↑の商品。

ドイツのGARDENA社の「スパイク式ホースボックス(ホース長さ15m)」、カラーは2種類あるうちの

ターコイズブルーの方になります。

こちら↑が、組み立て完了して、我が家の中庭の設置した様子の写真です。

これまでにも、ディノスさん取り扱い商品の中で、いろいろ使わせていただいておりますが、

特に水回り系の商品(ジョウロや散水ノズル、雨水貯水タンクなど)に目がなくて、

カタログでこのドイツ製のホースリール(ホースボックス)を見た瞬間、是非使ってみたい!と思いました。

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送られてきたのは、このような段ボール箱でした。

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段ボール箱を開けてみると、中にもう一つ箱が現れました。

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こちらの商品、世界の園芸愛好家に支持される園芸用品のドイツ老舗ブランドのGARDENA社の製品で、

地面に差したホースリールが、ホースの向きに合わせて360度回転、ホースが絡んだりする面倒を解消する

スグレモノの商品なのです。

その独特のフォルムにまずは惹かれました。

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本来の箱を開けると、中身が整然と梱包されていました。

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中身をすべて取り出して、段ボールの上に並べてみました。

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同梱されている取り扱い説明書(マニュアル)は英語表記のみで、日本語の解説はないのですが、

分かりやすい図(左ページ)に描かれているので、これを見ながら、簡単に組み立てができるようになっています。

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まずは、ホースリール本体を支える支柱部分を組み立てます。

黒いラッパ型のパーツは、真っ二つに分かれます。

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その2つのパーツを、ホースリールの本体の両側から挟み込みように取り付けます。

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付属のビスを+ドライバーで締め上げて固定します。

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先ほどホースリール本体に取り付けた黒いラッパ型の支柱部分をカバーするアルミのパーツがあります。

これがちゃんと装着できるか、事前に試してみました。

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本体側の準備はこれでOK。

とても簡単です。

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続いて、このホースボックスを設置する場所を決めます。

我が家の中庭のシェードガーデンゾーンの飛び石の横あたりの、空きスペースに設置しようと目星を付けました。

このシダ植物が植わっている辺りがちょうど空いているのと、我が家のガーデンは、前面道路に面した前庭と、

建物に囲われた中庭の、大きく2つのエリアにガーデンを設けているのですが、

中庭のこのシェードガーデンゾーンなら、前庭と中庭の両方に水遣りがしやすいという位置関係にあります。

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これまでは、ずっとお気に入りのテラコッタ製のホースリールを使ってきたのですが、

見た目はとても気に入っているのですが、ホースの仕舞い込みは、手でグルグルと巻かなくてはならず、

面倒な上、手も汚れるというデメリットもありました。

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今回、このお気に入りのテラコッタ製のホースへのつなぎ込みを変更して、

新たにドイツ製のモダンなデザインのホースリールを導入してみようと思います。

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このシダ植物の手前の空きスペースに、取り付けロッド(支柱)を

建て付けます。

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先端がドリル形状になった支柱を地面の中に、差し込んで行きます。

このあたりは、水遣りのたびに水で締め固められていて、

結構硬い地盤となっています。

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ドリル形状の支柱を差し込んで行くのに、棒状パーツを差し込んで、てこの原理で力を加えていきます。

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最初は空転するような感じでしたが、徐々に力を加えながら掘り進めると、だんだんと土の中に入って行きました。

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もうドリルの部分は土の中に隠れてしまいました。

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そして、黒いヘッドの部分だけが地上に残った状態まで来ました。

苦戦するかと思いましたが、意外に楽勝でベースの取り付け完了できました。

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続いて、この黒いヘッドに、アルミ製の取り付けロッドを被せます。

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アルミ製の取り付けロッドの内側に、爪状の突起があって、それを合わせれば、すっと入っていきました。

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そして、その上に最初に組み立てたホースボックス本体をアルミ製の取り付けロッドに載せます。

これで、見た目は完成です。

結構、頭でっかちなフォルムですが、それがガーデンで異彩を放つようで目を惹きます。

ホースボックスの側面の円形デザインの部分のカラーは、シルバーとターコイズブルーの2種類あって、

僕は、サンルームの壁面にブルーに着色した板を貼っている関係もあって、ターコイズブルーの方を選びました。

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取り付けロッド(シルバーのアルミ製のパーツ)を、内部の支柱ヘッドに

固定するため、側面から2か所ビス止めします。

これで取り付け作業は完了です。

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ヘッド部分(ホースボックス)は、360度回転するように設計されています。

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こんな風に、ヘッドの部分が回転するのも、面白いですね。

ありそうでなかった、新鮮なデザインだと思います。

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続いて、ホースボックスの側面へ、蛇口接続ホースを差し込みます。

試しに接続してみると、コネクタ部分にグリスが塗られていました。

このあたりも、ドイツ製らしい、細かな配慮がされています。

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側面への蛇口接続ホースの取り付け完了です。

ホースにも、ターコイズブルーが使われていて、なかなか素敵なデザインです。

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蛇口接続ホースの先端は、中庭のシェードガーデンの地面に設けられた水栓へとつなぎます。

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コネクタは、何種類か違うサイズのものが用意されていましたが、標準装備されていたものでピッタリ合いました。

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今度は、ホースリースに格納されている伸縮ホースの先端に、専用のノズルを取り付けます。

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もちろんドイツ製同士でピタリと合うのですが、今までこのような形状のノズルの先端は見たことがありません。

ドイツでは、このような先端ノズルが一般的なのでしょうか?

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これで、すべてのパーツが取り付けできて、完成です。

あれだけ固い地面に30cmほど掘って差し込んだ支柱も、ホースボックスを乗せると、

重みのためか、少し傾きました。

このあたりはご愛敬という感じですが、アルミ製の支柱部分と地面の間の隙間に小石を挟み込んで、

傾きを修正しておきました。

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新旧のホースリールの比較です。

これまでのテラコッタ製のホースリールがアナログとすれば、今回のドイツ製のホースリールは

さながらデジタルといった未来的な感じに思えてきます。

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早速、水栓をひねって水を出して見ました。

標準搭載のこのドイツ製のノズルからは、このように水が噴射されます。

このノズルの良さは、とても軽いことです。

手が疲れないというメリットはあると思います。

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僕の場合、使い慣れた真鍮製の散水ノズル(ハス口)を、このホースリールに接続したいと思います。

真鍮製の散水ノズルを取り付けた、自作の特製のホースです。

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この真鍮製の散水ノズル(ハス口)もディノスさんが取り扱っていた商品で、以前に使わせていただいたものです。

ずいぶんと使い込んでいるため、以前のような真鍮独特の輝きはなくなってしまいましたが、

この蓮口の散水ノズルを使っていると、水遣りしている実感がとても湧くのです。

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その自作の特性ホースノズルのアタッチメント

(ホームセンターで購入した一般的なもの)も、問題なく、

ドイツ製のアタッチメントに装着できそうです。

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こちらが、その自作のホースノズルを取り付けた様子。

見た目はだらんとして不細工なので、毎回、水遣りするたびに、

先端分だけ交換するようにして使いたいと思っています。

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先端ノズルを純正のものに戻して、再度撮影。

真横から見たところ。

未来的なデザインが気に入っています。

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斜め後ろからのアングル。

ホースボックス(ヘッド部分)が、くるくる360度回転するのが、使い勝手良いですね。

我が家では、写真右方向の前庭、左方向の中庭へと、水遣りする範囲が広いので、

ヘッドがくるくる回ってホースの取り回しが良いのが、非常に機能的です。

また、ホースは引き出したらその長さで自動ロック(固定)され、軽く引けば自動で巻き取りしてくれるのも

とても便利な機能かと思います。

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でも、機能性もさることながら、やはりこの商品の一番は、デザイン性ではないでしょうか?

斬新なデザインのガーデングッズが庭にあることで、庭の見え方が一新しました。

是非、皆さんにもおススメしたい逸品です。


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居場英則

『進化する庭、変わる庭』がテーマ。本業は街づくりコンサルタント、一級建築士、一級造園施工管理技士、登録ランドスケープアーキテクト(RLA)。土面の殆どない庭で、現在約120種類のバラと、紫陽花、クレマチス、クリスマスローズ、チューリップ、芍薬等を育成中。僕が自身の庭を創り変える過程で気づいたこと。それは、植物の持つデザイン性と無限の可能。そして、都市部の限定的な庭でも、立体的な空間使用、多彩な色遣い、四季の植栽の工夫で、『風景をデザインできる』ということ。個々の庭を変えることで、街の風景も変えられるはず…。『庭を変え、街の風景を変えること』が僕の人生の目標、ライフワーク。ーー庭を変えていくことで人生も変えていくchange my garden/change my lifeーー

個人ブログChange My Garden

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