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専門家「風景」をつくるガーデニング術

英国風・木製コンポストを組み立ててみる

居場英則

早いもので11月末を迎え、今年ものこり1ヶ月となりました。

さて、今回は久しぶりにディノスさんが取り扱われているガーデン用品を使わせていただけることに

なりましたので、その紹介をさせていただこうと思います。

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まず最初は、こちら↑の商品。

ディノスさんのカタログ「GARDEN STYLING」に掲載されていた写真を見て、是非一度使ってみたいなと

思っていた商品で、「英国風・木製コンポスト」です。

カタログに掲載されていた写真は、もっと明るい黄緑色だったのですが、実際に届いたのは、

上の写真のような濃いグリーン(ロイヤルグリーン色)で、これはこれで落ち付いた印象で、

テラコッタ鉢の多い我が家のガーデンには、むしろこちらの濃いグリーン色の方がぴったりかなと思います。

この商品、僕自身一人で組み立てしたのですが、少しコツがいりましたので、

そのあたりを組み立ての様子を写した写真をお見せしながら、ガイダンスしようと思います。

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こちらが届いた段ボール箱。

結構な大きさと重さの梱包でした。

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早速開梱して、中身を取り出していきます。

木製の部材は、白い養生シートにくるまれていました。

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中身を全部取り出して、立て掛けてみました。

この時、初めて木製の部材の色を見たのですが、思っていたよりかなり濃いグリーン色で驚きましたが、

むしろこの方が良かったかなと思いました。

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段ボールを敷いて、その上に、組み立て部材を並べてみました。

結構、複雑な部材構成のように思いました。

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こちらは、同梱されていた「組み立て・取り扱い説明書一式」です。

この商品は、デザインは「英国風」となっていますが、製作は中国製とのことですが、

マニュアル(組み立て・取り扱い説明書)は日本語で書かれていますので、これを読みながら組み立てていきます。

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まずは、こちらの屋根部分を支える三角形の部材を取り付けます。

ダボが出ているので、それを屋根部材に取り付けます。

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仮り組みをしてみるとこんな感じ。

2枚の屋根部材にはアクリル製の透明の窓が付いています。

それらを三角形の側面材と組むことで、屋根になるようです。

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ダボをダボ穴に押し込んだあとは、付属の木ネジを穴に差し込んで、

+ドライバー(ドライバーは付属していません。)で、両側の三角形の側面材に各4か所、締め付けて固定します。

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側面材を取り付けて屋根ができました。

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ここに、木製の連結パーツを取り付けて、さらに強固に固定します。

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この連結パーツの取り付け位置は、下穴が開いていませんでしたので、目検討でほぼ中央あたりに取り付けました。

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これで屋根材は完成です。

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続いて、コンポストの側面を作っていきます。

側面材のうち、一つだけ違う形状のものがあります。

途中にヒンジが付いていて、折れ曲がるようになっています。

これは、完成した際に、コンポストの下部を開けることができるようになっていて、

そこから使う分の「たい肥」を取り出せるような構造になっています。

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その取り出し口に「つまみ(取っ手)」を取り付けます。

こちらは、下穴が開いていましたので、そこに付属の木ネジを打ち込めばOKです。

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側面材と同じ素材の取っ手が付きました。

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こちらの3枚は、残りの側面材パーツになります。

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この側面パーツには、ボルト止めするための「受け金物」があらかじめ取り付けられているので、

そこに付属のボルトを締め付けて行けば良いのです。

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このような感じで、コーナー部分で側面パーツを組み上げていきます。

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コーナー部分に3ヵ所づつ、ボルト留めしていきます。

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3枚の側面パーツを、コの字型に組み上げていきます。

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そして、先ほど取っ手を取り付けた「正面パーツ」(下部取り出し口付きの板材)を最後に取り付けます。

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コーナー部分は、このような形で組み合わさっています。

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上部から、コンポストの中(底の方)を見たところです。

組み立てマニュアル(取扱説明書)にも書いてありますが、「底板受けの桟(さん)」が内側を向くように

側面板を組み立てることがポイントです。

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そして、手前の「底板」を、上から落とし込むように設置します。

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こんな感じになります。

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上から見ると、こんな感じ。

ここで問題発生!

上と右側は、底板と側面板がぴったり付いているのに、下と左側には、1cmくらいの隙間が空いています。

例の「底板受けの桟(さん)」が、内側を向いていない側板の取り付けをしたみたいです。

注意していたのですが、ちょっと分かりにくいのかもしれません。

ここさえ注意していれば、あとはそんなに組み立ては難しくないかなと思います。

側板2枚の向きを付け替えて、再度組み直ししました。

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続いて、屋根材を本体に取り付けます。

最初に組み立てた「屋根材」には、片側にフリップ(ヒンジのついた部材)が予め取り付けられています。

これを本体の側面板の溝に差し込むように設計されています。

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こちらが、その側面板の溝です。

ここに屋根材のフリップ材を差し込みます。

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このような感じで、ピタリと嵌るようになっています。

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屋根材が本体に取り付きました。

ほぼ出来上がりですが、もう少し加工が必要です。

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屋根材が本体から外れないように、木ネジで留めるようになっています。

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これで、屋根材が完全に本体に取り付きました。

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最後に、屋根材がぶらぶらしないように、「ステイ金具」を取り付けるようになっています。

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ステイ金具の取り付け位置には、下穴が開いていなかったので、これもいろいろ試しながら、

ベストな位置を探って木ネジを打ち込んで留めます。

これで組み立て完了です。

一人で、30分ほどの作業で出来上がりました。

さほど難しい作業ではないかなと思います。

十分、女性の方でも組み立てできるかと思います。

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組み立て完了したコンポストの写真を何枚かご紹介します。

落ち着いたロイヤルグリーン色がなかなか良いですね。

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屋根部分には、アクリル製の窓が付いているので、蓋を開けずして中身を見ることができるのも良いと思います。

商品説明では、「光を通すアクリル製の蓋で、冬もコンポストの温度対策ができる。」とのことです。

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屋根の部分を開けるとこんな感じ。

ちょっとおしゃれなガーデングッズといった感じでしょうか?

コンポスト(たい肥をつくる容器)としてはもちろん、ガーデン用のダストボックス(ゴミ箱)としても

使えると思います。

無機質なプラスチックなゴミ箱でなく、雰囲気のある木製のデザインが、ガーデンにぴったりきますね。

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今回は、組み立てまでの解説としますが、今後は、この中に落ち葉などを貯めて、

腐葉土やたい肥を作ってみたいと思っています。

皆さんにもお勧めしたい商品のひとつです。


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居場英則

『進化する庭、変わる庭』がテーマ。本業は街づくりコンサルタント、一級建築士、一級造園施工管理技士、登録ランドスケープアーキテクト(RLA)。土面の殆どない庭で、現在約120種類のバラと、紫陽花、クレマチス、クリスマスローズ、チューリップ、芍薬等を育成中。僕が自身の庭を創り変える過程で気づいたこと。それは、植物の持つデザイン性と無限の可能。そして、都市部の限定的な庭でも、立体的な空間使用、多彩な色遣い、四季の植栽の工夫で、『風景をデザインできる』ということ。個々の庭を変えることで、街の風景も変えられるはず…。『庭を変え、街の風景を変えること』が僕の人生の目標、ライフワーク。ーー庭を変えていくことで人生も変えていくchange my garden/change my lifeーー

個人ブログChange My Garden

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