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専門家寄せ植え|プランターで作る「CHIROの四季彩寄せ植え」

チューリップが咲くまで待ちきれない!樽型プランターの寄せ植え

CHIRO

ひと雨ごとに冬へ加速しています。

我が家では今朝、薪ストーブを焚きました。炎の揺らぎとじんわりくる暖かさに、心も身体も癒されます。
11月も後半となり、寒さが本格的になっています。球根を植える作業はそろそろ終えた方が良いでしょう。
球根は植え込み後、寒さにあてることが大切です。

今回は春まで長く楽しめるチューリップの寄せ植えをご紹介します。

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■今回使用したプランター

ウッドバレルプランター 浅型 S・M2個セット

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木製の樽型プランターはカントリー的な雰囲気。長年、愛されている定番です。
こちらのプランターには、通気性・保水性や排水性を良くする工夫があるようです。
今回使用するのはSサイズとMサイズ。いずれも扱い易い大きさです。軽量なので、植物や土が入っても移動が楽ですよ。

定番の木目や色も良いのですが、一手間加えてオリジナルのプランターにしました。

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木製品用の水性塗料を4色使いました。

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長年使い込んだ様な、味のあるプランターが出来ました。
では、このプランターを使って寄せ植えを作っていきましょう!

■使用花材

・ヒューケラ ライムエレクトリック 1株
常緑多年草。日向から半日陰で管理します。晩春から夏に花が咲きます。
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・オレガノ ヘレンハウゼン 2株
黒みを帯びたブロンズ色の紅葉がかっこいいです。
とても丈夫で耐寒性があります。
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・カルーナ ブルガリス 2株
冬咲きのタイプです。常緑低木で寒さに強いです。
日向で管理します。
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・ヒューケラ マーマレード 1株
耐寒性があります。日向から半日陰で管理します。
葉の裏がピンク色なので裏が見えてもきれいです。
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・カレックス ブロンズカール 4株
茶褐色がおしゃれ。小型のタイプなので寄せ植えで使い易いです。
日向を好みますが日陰でも耐えます。
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・リシマキア ミッドナイトサン 1株
銅葉が大人の雰囲気です。広がって育ちます。
5〜6月には黄色の花が咲きます。
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・ヨーロッパブドウ プルプレア 2株
耐寒性が低いので葉が落ちるまでの銅葉を楽しみます。
暖かくなると伸びるツルの動きが寄せ植えに動きを出します。
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・斑入りワイヤープランツ スポットライト 1株
日向から半日陰で管理します。
乾燥に弱いので注意しましょう。細い枝が混み合って来たら、剪定して形を整えましょう。
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・ビオラ ピーチランド 5株
ほのかな香りも楽しめます。
春まで長く楽しむ為に、花柄はこまめに摘みましょう。
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・セイヨウイワナンテン カーリーレッド 2株
カールした葉が印象的。紅葉した葉は寄せ植えでインパクトがあります。
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・八重咲きチューリップ ラ・ベルエポック 6球
渋めのアプリコット色。日の当たり方で花色が変化します。
4から5月上旬に花が咲きます。
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■その他材料

・鉢底石

・オルトラン(適量を土に混ぜます)

・活力剤(水で薄めて使います)

バイオゴールド ストレスゼロの土
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バイオゴールド クラッシック元肥
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■作り方

【 Mサイズ】

STEP1
鉢底石は必要ありません。
土に肥料・オルトランを適量まぜ(以下、培養土)プランターの3分の1程度入れます。
中央に球根を置きます。
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STEP2
プランターに球根が隠れる程度の培養土を入れます。
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STEP3
プランターに植物を並べ、配置を決めます。画像で残しておくと便利です。
植え込むまで、活力剤を薄めた液にポットごと浸しておきましょう。
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STEP4
カレックス2株のうち1株を株分けします。
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STEP5
ポット苗は、植え込み直前に根を軽くほぐします。(ヨーロッパブドウの画像参考)
根がしっかりと回ってしまっているものは全体的にやさしくほぐします。
根が柔らかいものは下の方だけを軽くほぐす程度にしましょう。
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STEP6
球根を囲むように、植物を配置します。
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STEP7
植物の配置のあと、培養土を入れ隙間を埋めていきます。
この時、棒で軽くつつきながら行なうと植物の間や根と根の間にも培養土が入っていきます。
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STEP8
花柄や枯れた葉を取り除き、整えたら完成!!
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【Sサイズ】

STEP1
培養土をプランターの4分の3程度入れます。
Mサイズ同様に植物の配置を決め、活力剤を薄めた液にポットごと浸しておきます。
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STEP2
プランター奥の植物から配置していきます。
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STEP3
中央にカルーナ2株を少しずらして配置します。
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STEP4
プランターの縁に配置する植物は、やや外側に傾けます。
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STEP5
同植物はアンシンメトリーに配置しましょう。
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STEP6
培養土を隙間に入れて、完成!!
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■ポイント

大きなプランターには球根を忍ばせました。球根は寒さに当たることが大切です。
美しくチューリップが咲く為に、球根の膨らんでいる方を外側に向けています。
まとめて配置する方が咲いた時に豪華になります。
プランターへの球根の植え込みでは、球根ひとつ分の土をかぶせましょう。

他の植物は、球根が生育していくことを想定した配置にします。
冬の間も見応えのある寄せ植えであること、そしてチューリップとの競演を考慮した上で、植物選びをするといいでしょう。

同タイプでサイズ違いのプランターなので、同系色の植栽にしましょう。並べても、つながりのある寄せ植えが出来ます。

【Sサイズ】

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【Mサイズ】

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■まとめポイント

パンジーやビオラ、春咲き球根の寄せ植えは定番中の定番です。
オリジナリティを出すに、個性的なチューリップを使用したり、咲き時期を少しずつ変えて複数の球根を植えたり(ダブルデッカー)するのもいいですね。

今回は、珍しいタイプのチューリップを使い、プランターに塗装を施しました。
多年草や木本類などと寄せ植えすると、球根が咲く前から終わってからも長く寄せ植えを楽しむことが出来ます。
球根をビオラなどと寄せ植えすると、冬の間、灌水のし忘れを防ぐことも出来ます。一石二鳥ですね!

春暖かくなると、植物が一回り大きくなり、チューリップが咲くと豪華絢爛な寄せ植えとなります。
今からとても楽しみです!!

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CHIRO

■ガーデンスタイリングスタッフより

今回はサイズ違いの樽型プランターに寄せ植えをしていただきました。水性塗料のアレンジがとても素敵に仕上がっていますね。

木製だと腐食の心配がありますが、このプランターは底部分が樹脂製なので腐食しにくい構造になっていますよ。

味のある木製プランターで寄せ植えデビューしてみては?


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CHIRO

寄せ植え作家。 寄せ植えの制作販売、寄せ植え講師、店舗装飾、コラム執筆、寄せ植え監修など『寄せ植え屋 CHIRO』として活動中。 ブログ『CHIROのお庭しごと』で寄せ植えやガーデンの情報を発信。 掲載誌『園芸ガイド』など。

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