2018.4.16 / 寄せ植え
この時期の園芸店はとても華やかです。
一年の中でも特に多くの花々が並んでいますが、もう既に春から初夏の植物へ、移行しつつあります。
今年は、穏やかな春の陽気を感じる時間が短いように思えます。
私は春の芽吹きが大好きなので、ゆっくりゆっくり季節がすすんで欲しいと思ってしまいます。
さて今回は、初夏まで楽しめる『晩春の寄せ植え』をご紹介します。
後半では配色の効果も解説いたします。
■今回使用したプランター
クラシカルプランター
※販売終了いたしました。
クラシカルコラム
※販売終了いたしました。
素材は石のような質感なのに軽量のポリレジン。
女性や年配の方にも扱いやすくなっています。
プランター台として使用するコラム(古代ギリシャのローマ建築で用いられた石の円柱)は、プランターと同じ素材ながらもしっかりとした重さがあるので、安心して使用できます。
デザインは気品があり、寄せ植えをエレガントに演出します。
鉢底は穴が開いています。排水性があれば、蒸れ防止が期待出来ます。
■使用植物
・ペチュニア ヨコハマミッドナイトソール 2株
日当たり、水はけ、風通しの良い場所を好みます。
花弁に2種類の異なる質感が共存している新しい品種です。
地元ヨコハマブランド、応援したいと思います。
・カリブラコア ティフォシーアンティーク マウンティングタイプ No.62 1株
・カリブラコア ティフォシーアンティーク マウンティングタイプ No.2 1株
花数が多く10月から11月頃まで長期間花が楽しめます。
日当りと水はけの良い場所を好みます。
乾燥が苦手なので土が乾いたら、たっぷりと水やりをしましょう。
ボリュームのある立体的な形に生長します。
・バーバスカム ホワイトブライド 1株
・バーバスカム アンティークローズ 1株
・バーバスカム サザンチャーム 1株
日当りと水はけの良い場所を好みます。寒さに強く、比較的暑さにも強いです。
8月頃まで小花がたくさん咲きます。
60センチ程に生長するので、寄せ植えの高さを出したい時に適しています。
・ゴンフォスティグマ ヴィルガツム 3株
暑さ、寒さ、乾燥に強いです。
日当りを好みます。夏の強すぎる陽射しは避けましょう。
細葉のシルバーリーフは寄せ植えにさり気なく使うことで、センス良く仕上がります。
・ヒューケラ ドルチェ チョコミント 1株
・ヒューケラ ドルチェ ブラックナイト 1株
様々な色が混在していて、個性的な葉です。寄せ植えで使用すると存在感があります。
日当りから半日陰で管理しましょう。
■その他の材料
・鉢底石
・活力剤(水で薄めて使います)
・オルトラン(害虫予防)
■作り方
STEP1
プランターに鉢底ネット、鉢底石、培養土(肥料とオルトランを適宜混ぜ込んだ土)を入れます。
STEP2
植物を並べて配置を決めます。
植え込むまでの間、活力剤を薄めた液にポットごと浸しておきましょう。
STEP3
バーバスカムをポットから出し、根を軽くほぐして、プランターの後方中央に3株入れます。
STEP4
ゴンフォスティグマ3株をポットから出し、根を軽くほぐして、バーバスカムの周りに入れます。
STEP5
ペチュニア2株の根を軽くほぐして、8時と2時の方向に入れます。
STEP6
ヒューケラチョコミントの根を軽くほぐし、プランター前方右側の縁の外側にやや傾けるように入れます。
ヒューケラブラックナイトの根も軽くほぐし、プランター後方中央の縁の外側にやや傾けるように入れます。
STEP7
カリブラコアNo.2の根を軽くほぐし、プランター前方左側に入れます。
カリブラコアNo.62も同様に根を軽くほぐし、プランター右側に入れます。
両方、プランターの縁から外にやや傾けるようにしましょう。
STEP8
植物の株間に培養土を入れていきます。
この時、棒で軽くつつきながら行うと、根と根の間にも培養土が行き渡り、植物が安定します。
水やりをしっかりして、完成です!!
■ポイント
スラッとしたシルエットの寄せ植えにするため、バランスを見ながら草丈の高い順に植え込んでいきましょう。
同じ植物や色違いの植物は、色のバランスを考えて左右対称にせずずらして配置することをおすすめします。
縁から外側に向かって植え込むと、縁が隠れてあふれるように豪華に見えます。
■コメント
今回は紫色と桃色を効果的に配置した寄せ植えを制作いたしました。
紫色には上品なイメージがあり癒しの効果があるとされています。
更に、桃色は幸福を感じる優しいイメージがあります。
今回使用したプランター・コラムとの相性がとても良いので、エレガントで気品のある演出が出来ます。
是非、お試し下さい!
CHIRO
■ガーデンスタイリングスタッフより
今回はクラシカルな雰囲気のプランターとコラムを使った寄せ植えをご紹介いただきました。高さを活かした植物の配置、バランス、そして植物の色合いも相まって上品な趣きが感じられますね。玄関先にもおススメな、高さのある寄せ植えに挑戦してみてはいかがでしょうか♪
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