2018.10.10 / 寄せ植え
今年は、異常とも思える気象に翻弄されることが多くありました。
そして先日は、深まる秋の頃のはずが、台風一過で真夏のような暑さでした。
災害などで被害を受けた多くの皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
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秋の季節を実感出来ずに過ごす中、
気が付けば、
10月のイベント【ハロウィン】がいよいよ近づいてまいりました。
今回は、
ダークな配色に拘って、怖いイメージの寄せ植えを制作します。
枝の動きや添える小物で、不気味な雰囲気を演出します。
■今回使用したプランター
コロンとした丸いフォルム、ブラックに近いダークブラウン色。
一見するとズッシリとしていますが、移動に嬉しい軽量タイプです。
鉢底穴が開いていますので、排水の心配はいりません。
表面がザラザラしている素材感で手作りのような風合いもあります。
■使用植物
・トウガラシ zamoraイエロー 3ポット
観賞用トウガラシです。
濃い紫色からオレンジ色、黄色へ変化します。
過湿が苦手なので風通しの良い場所で管理します。
・コクリュウ 3ポット
細く黒い葉が魅力的です。
株分けしてアクセントに使うのがオススメです。
日向から半日陰でも大丈夫です。
・ダイゴンドラ シルバーフォール 2ポット
秋から初冬は美しいシルバーリーフを楽しめますが、真冬は葉が傷みます。
過湿に弱いので、風通しの良い環境で管理します。
切り戻しをすることで株が大きくなります。
・観賞用トウガラシ パープルフラッシュ 2ポット
日光を好みますが、乾燥と過湿が苦手です。
実も葉も美しい紫色です。
剪定で小さくすることが出来ます。
・オレアリア リトルスモーキー 2ポット
日当たりと風通しの良い場所で管理します。
伸び過ぎた枝は剪定します。
・ペリシカリア シルバードラゴン 3ポット
日当たりを好みます。
伸びた枝は剪定します。
白い小花と葉色の相性がとても良く美しいです。
・エレモフィラ ニベア 1ポット
耐寒性、耐暑性があり丈夫です。
草丈があるので寄せ植えの背景にオススメです。
・アシュガ ダークマホガニー 2ポット
花期は春ですが、今回は葉色の美しさを生かして寄せ植えに使用します。
丈夫な常緑多年草で、日当たりを好みます。
・コプロスマ ブルンネア 3ポット
秋から初冬の寒さにあたった時、葉が最も美しくなります。
伸び過ぎた枝は剪定で整えます。
■その他の材料
・鉢底ネット
■作り方
STEP1
ポット苗を並べて配置を決めます。
植え込むまで、「バイオゴールド バイタル活性液」を薄めた液にポット苗を浸しておきます。
STEP2
プランターに鉢底ネットを置き、
「鉢底石 なんかいも」を3袋、プランターに入れます。
STEP3
コクリュウを株分けします。
STEP4
「バイオゴールド ストレスゼロの土」に「バイオゴールド クラッシック元肥」を適量混ぜた土(以下、培養土)を、
プランターの縁から10センチ程度下がったところまで入れます。
STEP5
エレモフィラの根を軽くほぐして、余分な土を落とし、
プランター後方左寄りに配置します。
STEP6
トウガラシ パープルフラッシュ の根を軽くほぐし、
エレモフィラの左前と右隣に配置します。
STEP7
コプロスマの根を軽くほぐして、固まらないように散らして配置します。
STEP8
トウガラシの根を軽くほぐし、プランターの12時、4時、8時の方向に配置します。
STEP9
オレアリアの根を軽くほぐし、プランターの中心あたりの離れた場所に配置します。
STEP10
ペリシカリアの根を軽くほぐし、2時、6時、10時の方向、
プランターの縁に配置します。
株分けしたコクリュウをピンセットなどを使って、
散らして植え込みます。
STEP11
ダイゴンドラの土を少し落とし、プランターの前方と後方の縁から垂らすように配置します。
アシュガの根を軽くほぐし、全体のバランスを見て配置します。
培養土を棒で突きながら、隙間のないよう株間に入れます。
完成です!
■ポイント
作り方で[根を軽くほぐして・・・]とありますが、
ポット苗の根の状態によって、扱い方を変えることが必要です。
例えば、
下にしっかりと根が張っている場合は、
上部の肩をなだらかにするような感じで軽く土を落とし、
指先で優しく摘むように全体的に根を軽くほぐします。
ポット苗の根が回っていない場合は、
根を崩すのではなく、余分な土を除くように。
優しく扱います。
寄せ植えに使う植物は、
色や形の偏りが無いように、混ぜて散らして植え込みましょう。
■コメント
植物の枝や葉の動きで、気味の悪さや怖さを表現しました。
全体的に配色はダークに抑えて、オレンジやイエローに変色したトウガラシの実はアクセントに使っています。
プランターのダークブラウン色が寄せ植えを引き締めています。
ハロウィンの演出には、先の尖った黒枝や色味のないカボチャを添えています。
ハロウィンの寄せ植えで、楽しい演出をしましょう!
CHIRO
■ガーデンスタイリングスタッフより
今回は、街中でもシーズン真っ最中のハロウィンをテーマにした寄せ植えをご紹介いただきました。マットな重厚感のある鉢とダークな配色の植物が相まってハロウィンの雰囲気たっぷりに仕上がっていますね♪子どものイベント感の強いハロウィンですが、今回の寄せ植えのように大人ならではの楽しみ方で過ごしてみてはいかがでしょうか。
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