2018.9.13 / 寄せ植え
残暑が残る毎日ですが、
朝晩の虫の声は秋の趣を感じます。
暑かった夏がやっと終わろうとしています。
園芸店は、すでに秋の植物でいっぱい。
色鮮やかな秋の植物たちに、心が躍ります。
秋色は心を豊かにしてくれます。
今年の夏は、チョコミントが流行りましたね。
チョコミントは【コンプレックスハーモニー】という配色です。
私はこの配色が好きで、インテリアや服で多用しています。
今回は、この【コンプレックスハーモニー】の配色で秋の寄せ植えをご紹介しましょう!
■今回使用したプランター
アートストーン プランター 32cm
昨年11月の寄せ植えでも使用したプランターです。
色はナチュラルなライトブラウン。
軽量で扱いやすく、存在感のある大きさです。
屋外で使用するので、排水の穴は開けます。
■使用植物
・栄養系サルビア サニーファン 2ポット
寒さが苦手で、霜に当たると枯れるので一年草扱いです。
日当たりと水はけの良い場所で管理します。
・ロベリア パラシオンブルー 2ポット
日当たりと風通しの良い場所を好みます。
根が華奢なので扱いは丁寧に。
・カリオプテリス グランブルー 2ポット
耐暑性・耐寒性共に強く、丈夫です。
日当たりを好みます。
・ヘミグラフィス 1ポット
葉と茎の色は他に類をみない美しさです。
耐陰性があるので、日向から半日陰でも耐えます。
・カラスバ ミセバヤ 2ポット
耐寒性多年草。
日当たりと水はけの良い場所を好みます。
・ぺニセタム パープルファウンテングラス 1ポット
半耐寒性多年草。
冬は室内で越冬します。
桃色の穂と茶色の葉のコントラストが美しいです。
・ユーパトリウム チョコレート 2ポット
耐暑性・耐寒性の強い植物。
日当たりと水はけの良い場所で管理します。
・ミカニア テンダータ 1ポット
蔓性。
フワフワした葉の色は濃紫でかっこいいです。
真夏の直射日光を避け、日の当たる場所で管理します。
■その他の材料
・「鉢底石 なんかいも」
■作り方
STEP1
ポット苗を並べて配置を決めてきます。
植え込むまで、「バイオゴールド バイタル活性液」を薄めた液にポット苗を浸しておきましょう。
STEP2
「鉢底石 なんかいも」を3袋、プランターに入れます。
STEP3
ミカニアとミセバヤをそれぞれ株分けします。
STEP4
「バイオゴールドの土 ストレスゼロ」に「バイオゴールド クラッシック元肥」を適量混ぜたもの(以下、培養土)をプランターの縁から10センチ程度下まで入れます。
STEP5
ぺニセタムは生育旺盛なので、寄せ植えで使用するときにはポット苗のまま植え込みます。
ポットの縁をハサミでカットして取り除きます。
STEP6
ぺニセタムをプランター後方に配置します。
STEP7
サルビアをポットから出し、根を軽くほぐしてから、時計で言う2時と8時の方向に配置します。
色の違いがあるときには、後方に色の濃いものを配置しましょう。
STEP8
ユーパトリウムの根を軽くほぐし、プランター中央と10時の方向に配置します。
STEP9
カリオプテリスの根を軽くほぐし、9時・4時の方向に配置します。
外側に少し傾けるようにしましょう。
STEP10
根が細いロベリアはポットから出したら土を落とさず、根をほぐさずにプランター前方に
2ポット分の苗を一つにまとめて配置します。
STEP11
株分けしたミセバヤを、プランターの縁から外に傾けて配置します。
STEP12
ヘミグラフィスの根を軽くほぐし、プランター右前方に縁から垂れ下がるよう配置します。
STEP13
株分けしたミカニアをバランスを見ながら、プランターの縁から垂れ下がるように配置します。
培養土を株間に入れます。
棒で軽く突きながら培養土を入れていくと良いでしょう。
完成です!
■ポイント
今回の寄せ植えは【コンプレックスハーモニー】の配色がテーマ。
これは、黄色寄りの色を暗く、青紫色寄りの色を明るくする配色です。
(黄色は暗くなると茶色になりますね。)
この2色を中心に、寄せ植えの色彩をデザインしていきます。
同じ色を固めすぎないように配置には色のリズムが必要です。
■コメント
秋色は赤や朱・茶色など、植物の紅葉のイメージが強いですが、
【コンプレックスハーモニー】で寒色を取り入れた寄せ植えにチャレンジしてください。
注目を浴びること、間違いなしです!
CHIRO
■ガーデンスタイリングスタッフより
今回は、コンプレックスハーモニーという配色方法を用いた寄せ植えをご紹介いただきました。この配色法を上手く取り入れると、自然と人目を引くことができる魅力的なデザインに仕上がります。また、寒色は落ち着きのある色味でもありこれからのシーズンにピッタリですね!ポイントをしっかりおさえて、ぜひチャレンジしてみてください★
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