2018.11.15 / 寄せ植え
11月、園芸店には様々なビオラが並んでいます。
新品種や変わった色のビオラが毎年登場するので、この時期はとてもワクワクします。
「これ!」という出会いを求めて、私は何度も園芸店に足を運びます。
今年は、ひらひらとほんのり桃色のビオラに一目惚れしました。
優しく柔らかな印象を受ける色彩のビオラは、気持ちが穏やかになります。
そこで今回は、和み色のビオラを使った冬の寄せ植えをご紹介しましょう!
■今回使用したプランター
アンティーク調のプランターは重厚感があります。
オーバル型のプランターは寄せ植えが作りやすい形です。
軽い素材ですが、土や植物がたくさん入るので少々重くなります。
設置場所での植え込み作業をオススメします。
鉢底穴のあるプランターですが、今回いただいたプランターは穴が開いていませんでした。
このような場合、商品を交換するかご自身で穴を開けることを考えます。
(ドリルで数カ所開けます)
今回私は、鉢底穴が開いていない場合の寄せ植え制作をご紹介します。
様々な容器や器にも応用できますので、ご参考になさってください。
■使用植物
・みもとプレミアムセレクション ビオラ 2色 各2ポット
フリルのような柔らかな花弁と淡い色味が特徴です。
・プレミアムビオラ ディージェイ 2ポット
・ポリゴナム ヒメツルソバ 6ポット
霜にあてず、凍らせなければ秋から初夏まで、金平糖のような花が咲き続けます。
広がりながら生長します。
・コプロスマ キルキー 2ポット
常緑低木です。剪定で形を自由に変えることが出来ます。
寒さにも強く、初冬の葉は美しいです。
・リシマキア ペルシャンチョコレート 4ポット
日当たり、水はけを好みます。
水切れには注意しましょう。
・ハボタン 千姫 2ポット
寒さに強く、優しい桃色の発色は美しいです。
・カップ咲きハボタン ブラックシアン 2ポット
気温が低くなると、中心が赤くなります。
■その他の材料
・珪酸塩白土
■作り方
STEP1
ポット苗を並べて配置を決めます。
植え込みまで、『バイオゴールド バイタル活力液』を薄めた液にポット苗を浸しておきます。
STEP2
プランターに珪酸塩白土を少量入れます。
『バイオゴールド ストレスゼロの土』に『バイオゴールド クラッシック元肥』を適量混ぜた土(以下、培養土)を、プランターの縁から10センチ程度下がったところまで入れます。
中央はややこんもりと山のように培養土を入れます。
STEP3
コプロスマとリシマキアをそれぞれ株分けします。
STEP4
株分けしたリシマキアをプランター前方、後方にランダムに配置します。
リシマキアの間にコプロスマを配置します。
縁に覆い被せるように、外側に傾けるようにしましょう。
STEP5
プランターの中央に培養土を入れて、縁に配置した植物を安定させます。
STEP6
ビオラ、ポリゴナム、ハボタンをポットから出して、軽く根を解します。
この3種を1セットとして、プランターの内側に配置していきます。
STEP7
プランターの中央の配置は、全体のバランスを見て整えます。
正面から見て、こんもりしたフォルムにしましょう。
横からも、
後ろからも、
もう一方の横からも、
こんもりとしたフォルムになるようにしましょう。
植物の株間に隙間なく培養土を入れます。
棒で突きながら入れ込むと、根と根の間にも培養土が入っていき、植物が安定します。
完成です!
■ポイント
オーバル型のプランターは、こんもりとしたフォルムに仕上げることが美しい寄せ植えのポイントです。
培養土の量、培養土を入れるタイミングと入れる形。
そして、植物は同じような草丈のものを選びましょう。
配置の時の角度も重要なポイントです。
同じ種類や同じ色の植物が、隣り合わせにならないように配置しましょう。
■コメント
アンティーク調の素敵なデザインのプランターです。
どこから見ても美しくなるように制作しましょう。
優しい桃色ビオラを主役に、大人の寄せ植え、いかがですか?
CHIRO
■ガーデンスタイリングスタッフより
今回は、アンティーク調のプランターを使った冬の寄せ植えをご紹介いただきました。ビオラ、ポリゴナム、ハボタンの桃色系統と、プランターのクラシカルな雰囲気が素敵にまとまった大人可愛い寄せ植えですね。肌寒い季節には心がほっとするような寄せ植えを作ってみてはいかがでしょうか。
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