2016.11.17 / 寄せ植え
美しい紅葉が街を彩り、風吹く度に葉が落ちていきます。
冬の足音が少しずつ聞こえていますね。
春咲きの球根やビオラ・パンジーなどの冬花材が出回るようになりました。
植物がゆっくりと生長するこの季節はまさに寄せ植えのベストシーズン!!
お好みの植物を使ってどんどん寄せ植えを作りましょう!
■今回使用したプランター
バスケット型プランター
以前『美味しいブルーベリーの寄せ植え』としてご紹介した寄せ植えでも使用した、バスケット型プランターです。
バスケットの模様に凹凸があるデザインです。
ある程度の重さがありますが、寄せ植えを作りには最適な大きさでとても扱い易いです。
シックでモダンな印象のグレイ色。寄せ植えをおしゃれにまとめます。
■使用花材
・エリカ セッシリフローラ 2株
黄緑色がすがすがしい印象です。高さのある寄せ植えを演出できます。
日当りが良く風通しの良い場所で管理します。表土が乾く前に水を与えましょう。
・斑入りグラス ミスキャンタス 1株
背が高く葉は柔らかいです。動きが出るので寄せ植えでは活躍します。
とても丈夫で耐寒性・耐暑性ともに強く、白花が咲きます。
・宿根イベリス 3株
冬には花が少なくなりますが、春にはまた多く咲きます。
日当りと水はけの良い場所を好みます。
・モクビャッコウ 3株
銀白色の葉が美しく個性的です。
伸び過ぎた枝は切り戻しをして形を整えます。日向から半日陰で管理します。
・トリフォリウム プリンセスクローバー ダークデビー 3株
まとまりが良く分枝性に優れています。丈夫で生育も良いです。
・ビオラ 紫色・白 各2株
冬の低温の後に長日下でたくさん開花していきます。
開花期が長く初心者でも育て易いです。花柄はこまめに摘みましょう。
・ツルマサキ 2株
常緑低木。枝が蔓状に伸びます。日当りで育てると節が詰まって育ち、半日陰ではやや間延びします。
■その他材料
・鉢底ネット
・鉢底石
・オルトラン(適量を土に混ぜます)
・活力剤(水で薄めて使います)
■作り方
STEP1
植物をポット苗ごと活力剤を薄めた液につけておきます。
植え込む前に仮置きをして、植物の配置を決めます。
STEP2
鉢底穴に鉢底ネットを置きます。
鉢底ネットの上に鉢底石をプランター5分の1程度の高さまで入れます。
STEP3
土に肥料とオルトランを混ぜ(以下、培養土)プランターの4分の3程度入れます。
そして、エリカに根をほぐし余分な土を落としてプランター中央に配置します。
STEP4
エリカの前にイベリス・紫のビオラ、モクビャッコウはプランター前方に配置します。
苗の根がぎっしり回っている時には全体的に根をほぐします。
根が回っていなければ底の方を軽くほぐします。
STEP5
エリカの左横にミスキャンタスを配置します。
STEP6
エリカとイベリスの間にツルマサキを配置します。
STEP7
モクビャッコウも前にもう一株を追加して、プランターの縁から外側に傾けて配置します。
エリカの後ろにもツルマサキを配置します。プランターの左右にトリフォリウムを垂れ下がるように配置します。
STEP8
プランター後方に白と紫のビオラ・イベリス・トリフォリウムを配置します。
後姿はこのように
横向きはこのように、どこからみてもバランス良く配置しましょう。
STEP9
植物の間に培養土を入れ、棒でやさしくつついていきます。
根と根の間にも培養土が入っていくようにしましょう。
完成!!!
■ポイント
まっすぐ上に伸びているもの、動きのあるもの、下に下がるもののバランスを考えます。
配置する時には、何度も離れてみて確認すると良いでしょう。
ビオラの花柄はこまめに摘むと、次々咲きます。イベリスの花後は剪定します。
同じ色が隣にならないように注意しましょう。
正面はありますが、お日様にまんべんなくあてられるよう、四方見で植えます。
■まとめコメント
以前使用したプランターで、全く違う寄せ植えが出来ました。
無彩色の寄せ植えはおとなしくなりがちですが、合わせる植物によってモダンでかっこ良くなります。
是非、チャレンジしてみてください!
CHIRO
■ガーデンスタイリングスタッフより
以前、『美味しい』『香りを楽しむ』『お料理に活躍する』3種の寄せ植えにて使用していただいたプランターを、冬の寄せ植えに変身していただきました。
使用する植物を変えるだけで、寄せ植えが一気に様変わりしますね!
シンプルなプランターなので、どんな色の植物とも合わせることができますよ。
秋冬の寄せ植えを楽しみましょう!
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