2016.2. 8 / お庭づくりの工夫
2月も中旬にさしかかり、あと半月ほどで3月を迎えようとしています。
3月と言ったら、植物だけでなく私たちガーデニングファンもそわそわと動き出す季節。
芽吹きにつられるようにして、お庭に出る日々。
太陽の光が冬とは少し違う。においも違う。
春を感じながらの庭しごとは、とにかく自然のエネルギーに包まれながら
五感で感じることができるから本当に素敵な時間なのです。
そうは言っても、いざお庭に出てみると、なんだか寂しい・・・。
「どうやったら緑いっぱいのガーデンになるの?」
「冬の寒さも気にせず楽しめる植物って?」
「手間のかからない強い植物を植えたい!」
さまざまなお庭づくりの悩みを解決に導いてくれる「低木類」を味方につけて
ボリュームも楽しめるナチュラルガーデンを一緒に目指しましょう!
私たちのように、趣味の範囲で十分楽しめるような、育てやすい低木類をご紹介します♪
ヘデラ・カナリエンシス・ヴァリエガータ(斑入りおかめづた)
こちらはツタの一種。葉が大きく、絵の具をにじませたようなきれいな縁取りタイプの白斑が印象的です。
かなりポピュラーでたくさん流通しているので、お手頃価格で入手できるわりに、
成長旺盛でお庭の即戦力になるナチュラルガーデンの味方です。
ツタだけに、放置すれば勝手に壁を見つけてのぼっていきますが、
好きな方向にツルをもっていくこともできるので好都合。
緑がほしいコーナーのそばに植えておけば何かと重宝する植物です。
モクビャッコウ
へらのような形をした葉が銀色に輝く常緑低木です。
もともと海岸に自生している植物で、寒さにやや弱いというわりには
山脈から寒風が吹き下ろす地域にある我が家でも、一年を通して鑑賞できる植物です。
日当たりの良い場所に植えます。
とにかく葉の色がきれいなシルバーリーフで、冬場のモクビャッコウは
近くで見ると結晶のような美しさを持っています。
夏の姿。
スイカの背後で、壁面に枝垂れているのがモクビャッコウです。
秋になると
このように、黄色いつぼみをつけて花が咲きますが、花びらがないお花はとても地味。
わたしはいつも、シルバーリーフを楽しむために冬になるとカットしてしまいます。
そしてこちらがモクビャッコウの冬の姿。
2月頃、矢印のあたりで花をカットしています。
花ガラはカットしたほうが春にキレイに新芽が展開します。
おまけ。
カットした花ガラも、お庭に飾ってディスプレイ。
地味だけれど、冬庭になじむドライフラワー風。
コニファー・ゴールデンモップ
コニファーと言えば低木類の代表格。中でも、「ゴールデンモップ」という、
インパクトのあるイエロー系コニファーです。
場所の都合で、なかなか手入れが行き届かないフロントコーナーに、
植えっぱなしで手間のかからず、それでいて華やかな低木をと植えました。
赤を楽しむオタフクナンテン、
そして枝ぶりがナチュラルなアベリア・コンフェッティと。
手間いらずで強い「低木」で、皆さんも一年を通してボリュームを楽しみませんか。
【まとめ】
お庭づくりをはじめて花壇を作ると、どうしても花をたくさん植えたくなってしまいます。
けれど、一年草などのお花を中心に花壇に植えてしまうと、
お花が終わったあと急に花壇が寂しくなってしまうことも。
また、一年草だけで花壇をまわしていくのは、実はかなり重労働!
植えっぱなしでお手入れがラクな低木類をうまく使って、「ラクちんガーデニング」をしましょう。
■ 暑さや寒さに強い植物を選ぶ。
■ 色や模様などが異なるものを近くに植えると自然な雰囲気に。
■ どのくらいの大きさまで成長するのか確認してから植える。
■ ツル植物など、ツルが伸びる植物をつかって流れるような目線を楽しむ。
みなさんも、お好みの低木類を植えて、緑いっぱいのガーデンからパワーをもらってください!
それでは、本家ブログでもお会いしましょう♪
毎日更新、がんばってます!
Bloom in My Garden~花咲くわたしの庭~
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