2016.10.20 / 家庭菜園
すっかり秋らしい気候になり、朝晩は気温が下がって急に肌寒く感じるようになりました。
この肌寒さを感じると、それまで見慣れていた春夏の花たちの姿を見ても、なんだか季節はずれに見えてしまうのが不思議です。
花で感じる季節感もあるけれど、気候そのものがもたらす「秋らしさ」で、植えたくなるお花も変わってくるものだなと思います。
いまの時期に何か植えるなら、冬から春にかけて長く楽しみたいものです。
そして、冬の「寒さ」や「乾燥」に強くて丈夫な植物ならやっぱりハーブ。
スープや煮込み料理が増える寒い季節にあると重宝する「ハーブ」はどれを買おうか目移りしてしまいますが、この際いろいろ集めて、寄せ植えにしてみませんか?
名付けて、「ハーブの"美味しい"寄せ植え」です!
ハーブいろいろ、4種類
準備した苗は、4種類のハーブです。
準備しているそばからいい香りが辺りいちめんに漂って、植える前からどんなお料理に使おうかとワクワクしてしまうハーブたちです。
グランドカバーにも使える生育旺盛な「タイム」
斑が入っていてかわいらしいので、観賞用としてもすぐれている「フォックスリータイム」。
タイムは、寒さに強く、乾燥気味に育てるとよく育つので、秋冬に育てるのには都合がいいハーブです。
お料理に使う際に煮込んでも香りが変わらないので、煮込み料理に重宝します。
取り木や株分けでも増やせる「オレガノ」
いまいち、どう使ったらいいかよくわからない「オレガノ」は、まずはドライにしてみて。
粉々にして岩塩と混ぜると、「自家製ハーブソルト」になって使いやすくなります。
地面についたところから根を出すので取り木で増やすこともできるハーブです。
普通のパセリの平葉タイプ「イタリアンパセリ」
ポピュラーなパセリより葉っぱが平たくて少し大きい「イタリアンパセリ」は、苦みも少なく食べやすい品種です。
お料理に添えて見た目をきれいにしてくれるだけでなく、殺菌作用も期待できるからお弁当に添えるのにもぴったりです。
ハーブという名の低木。
もったいぶらずにどんどん使うべき「ローズマリー」
ハーブの中ではもっともお料理に使いやすいのではと思っている「ローズマリー」です。
ドライにしても良し、フレッシュなままお料理の風味づけに使っても良しの万能選手です。
お肉、お魚、野菜、きのこなど、ローズマリーの風味が加わるだけでなんだか料理が上手になった気分が味わえるハーブです。
とにかく大きく育つので使ったもん勝ちな「セージ」
葉っぱをちぎって、お肉の香り付けに使えるハーブです。
お肉と一緒にジップロックに入れておくだけでいいので気軽に使えます。
どんどん大きくたくましく育つのと、成長すると下葉が枯れていくので、観賞用として美しい姿を保ちつづけるのは難しいです。
そういうものだと思ってあまり深く考えずに育てましょう(笑)。
あらかじめ緩効性肥料を混ぜた土に植え付け
肥料をたくさん与えると当然ながらよく育ちますが、ハーブはもともと生育旺盛な性質をもっているのと、そもそも気温の下がる秋冬はゆっくり育っていく時期ですので、ゆっくり効くタイプの緩効性肥料を土に混ぜるのがベターだと思います。
背の高いものから順番に配置
植える前には、ポットのまま並べて、高さやバランスのイメージを見ます。
背の高いものをうしろにもってきて、葉の色やボリュームなどを考えながら好みの順番に並べて配置を決めます。
ガチガチの根はほぐして。モフモフの苔ははずして。
店頭に長く置かれていた苗にありがちな「ぐるぐる根っこ」「ガチガチ根っこ」。
それから、表面に生えてしまっている苔も、取り除いて植えましょう。
ハーブたちを広めの新居に引っ越しさせる感覚と間隔で
今回は比較的コンパクトな鉢に植えていますが、それでもビニールポットに比べれば、彼らにとってのびのびと暮らせる環境です。
土はできるだけたくさん入れて、間隔も少しゆとりを持って植えるのが、生育旺盛なハーブとの上手な付き合うコツです。
「隙間ゆびチェック」も忘れずに
植えたあとは、土が少ない場所がないかどうか、指先を入れながらチェックします。
とにかく土が少ないと、植物がグラグラと不安定になってしまったり、育つだけのキャパシティが少なくなってしまってもったいないのです。
「ハーブの美味しい寄せ植え」できました!
お好みで表面をマルチング(わたしはいつも、胡桃の殻を使っています)。
お水をあげて、日当たりの良い場所に置いて、毎日少しずつ食べるもよし、見るもよし!
美味しいハーブの寄せ植え、できました!
食欲の秋にぴったりなハーブの寄せ植え、ぜひ皆さんも作ってみてくださいね!
それでは、本家ブログでもお会いしましょう♪
毎日更新、がんばってます!
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