2017.2.10 / お庭づくりの工夫
緑が恋しい冬も、気づけば2月。
あとひとつきほどで、春がやってきます。
寒さの厳しい冬があるから満開の春があると分かってはいても、やはり寒い冬は苦手です。
植物たちがぐっとこらえているのを見守りながら、その強さを目の当たりにすることで
自分のパワーにしたいと思いながら寒い季節にもぼちぼちとガーデニングを頑張る日々です。
冬枯れのお庭でも、緑があると気持ちが華やぎます。
お庭やベランダに何か植物を出迎えるとき、花の少ない時期にこそ
「グリーン」を選んでみてはいかがですか?
一年を通じて葉を落とさない常緑低木や、冬になると地上部だけ姿を消す宿根草、
またお部屋でも楽しめる観葉植物系など、葉を楽しむ植物はたくさんあります。
花がなくても楽しめるだけでなく、花がないことでお手入れも少しラクになる「リーフガーデン」にぴったりの
葉を愛でる植物をご紹介します。
四季の変化を花だけでなく葉でも楽しめる
修景に最適な「カシワバアジサイ」
玄関ドアをあけるといちばんに目に飛び込んでくる場所に植えている
「カシワバアジサイ スノーフレーク」です。
北アメリカ原産のアジサイの仲間で、花は日本のアジサイとは異なり円錐形。
花ももちろん美しいですが、独特の葉の形がぱっと目を引き、魅力的なアジサイです。
日当たり条件の悪い場所でも毎年たくさんの花をつけ、また、四季を通じて
存在感のある大きな葉がお庭に「景観」をつくってくれる修景にぴったりのアジサイです。
日陰のグランドカバーに絶対おすすめ!
地味だけど名脇役の「フッキソウ」
フッキソウは、ツゲ科の常緑低木です。
とにかく耐陰性が強く、日なたよりもダンゼン日陰向き。
成長はとてもゆっくりですが、グランドカバーとして日陰の花壇を一年じゅう守ってくれる
シェードガーデンの強い味方です。
花穂があがってきているフッキソウです。花はとても地味で、観賞価値は高くありませんが
花穂がついた時期のフッキソウは、それ自体が花のようでとても美しいです。
何か物足りなさを感じたら・・・
「おしゃれ感」をぐっとアップしてくれる「ヘリクリサム」
これもまた常緑でとても丈夫。
ガーデニングのあらゆるシーンでいい仕事をしてれるシルバーリーフです。
とにかく日当たりを好み、条件が合うと驚くほど旺盛な生育ぶりを見せます。
切っても切っても伸びてくるパワーには驚かされます。
ムレに弱いので、下葉が枯れ込む前にこまめに剪定すると、美しい姿をキープしやすいです。
男なら黙ってコレ。
とにかく渋さがたまらない多種多様な「ヒューケラ」
ツボサンゴという和名で、数多くの品種が流通しているリーフプランツです。
宿根して越冬するものから、葉を残して越冬するものまでさまざまです。
赤系のヒューケラは単体でも美しいですが、お庭の差し色にもなるので
緑に偏りがちなお庭の彩りを、より深みのあるものにしてくれます。
とても丈夫でちょっとやそっとでは枯れない印象があります。
強い直射日光には要注意です。できれば半日陰くらいで育ててください。
鉢植えで垂らして魅せる。
小さな葉っぱの集合体を楽しむ植物
「ダイコンドラ・シルバーフォールズ」
グランドカバーにも使えますが、ツルの細さがビジュアル的に繊細なので
鉢植えでもおすすめなのがダイコンドラ。
こちらの「シルバーフォールズ」だけでなく、
もう少し緑がかった「エメラルドフォールズ」という品種も流通しています。
「ピレア・グラウカ・グレイシー」
「リシマキア・オーレア」
色の鮮やかなもの、形がユニークなもの、樹形が美しいものなど
葉のもつ魅力にはいつも引き込まれます。
花を引き立てるのも、木陰を作ってくれるのも、紛れもなく枝々から萌ゆる「葉」です。
葉っぱのパワーを感じながら、これからも楽しくガーデニングをしていきたいです。
一年ちょっと、こちらのガーデンスタイリングのこのコーナーで記事を書かせていただきましたが
ひとまずこのコーナーでは今日が最後の記事となります。
また、皆様にお目見え出来る日を楽しみにしています!
いつもお読みいただき、ありがとうございます!
それでは、本家ブログでもお会いしましょう♪
毎日更新、がんばってます!
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