2018.7. 2 / 手芸(HAND CLAFTS )旅(SIGHTSEEING)暮らし(DAILY LIFE)
ベルギーといえば、リネンです。以前ベルギーに旅した時、リネン生地を買うのを楽しみにしていましたが、この国に来ると、日本で思っていたのとまったく違うリネンの新たな色彩の魅力に気づきます。
リネンの生成り色が、微妙な薄曇りの空の色のようなニュアンスの色だと感じました。それは、曇り空の外光でみるととても熟成したセトルカラー。
とりわけ、私が好きなジェームス・アンソールの絵画の色彩には、鮮やかなピンクや赤が使われているのに、その全体の印象は不思議に暗い。
他にもベルギーには大好きな画家がいっぱい。どの絵にも不思議に影がある。
ルネ・マグリット、ポール・デルボー、フェルナン・クノップフ他。
数年前に完成したばかりのルネ・マグリット美術館を訪ねたり、
ベルギーの美術館を訪ねるだけでも、他の国にはない、
ベルギー独特の美意識に出会え、また、そこから色使いやコンポジション、そこで受けたインプレッションが、次の庭づくりの役に立つのはいわずもがな。
あ、もちろん、アンティークショップで古いレースやリネンを買うのを忘れずに。
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