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専門家吉谷桂子のガーデンダイアリー ~花と緑と豊かに暮らすガーデニング手帖~

ロンドンの交通網 電車・バス 楽しいデザイン事情

吉谷桂子

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東京都内では電車に乗るのが苦手な私ですが、ロンドンでは、なぜか、公共交通を利用するのが楽しくてなりません。

特にバスが好きなのですが、地下鉄も懐かしさやそのデザインのユニークさで利用することが楽しいのでどこへ行くにもだいたい地下鉄かバスで。上の写真、キューガーデンに行く際、アールズコート駅で、乗り換え。

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ウインブルドン行きに乗るんだっけ、リッチモンド行きだっけ?

あ!リッチモンド行きはこっちだ! 最近はデジタル表示が増えましたが

この古めかしい看板に魅了されてしばし見入ってしまいました。

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コベントガーデンにある交通博物館のお土産コーナー。こうしたイギリスのパブリック・デザインが好きな私には堪りません。

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欲しくてジィっと眺めていた、地下鉄やバスの車両シートを利用したクッション。自家用車の腰当てによさそうで。

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さて、深夜のようなキューガーデンズ駅。16;59 です。

カラマグロスティスなどグラスが植栽されてカッコいいと思うのですが、 日本だったら草ボーボーだと言われそうです。

でも、この印象が私には、光の帝国をおもださせてくれて。こんな景色に出会うのが外国の旅行の楽しみでもあります。

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また、もしもバスが空いていたら、二階建てバスの先頭に乗るのは本当に楽しい!おのぼりさん丸出しで写真を撮ってしまいますが、この時人混みのオックスフォードストリートを歩きたくなくて、マーブルアーチまで二駅をバスに飛び乗った。

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スローンストリートからナイツブリッジを歩きたくないのでここでも、また!

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最近、ヘザウィックスタジオのデザインによるバスの車両も増えて、②階に行くのに、前後に階段あり。

スマホをかざして、アップルペイで支払いができるのも超らくちんです。以前のようにトラベルカードに先行支払いをしなくて良い。

以前は、ビザカードだけでしたが今は、アメックスも使えることがわかりまた便利に!

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パリのメトロも駅ごとの個性がおもしろいのですが、 私は、このロンドンの交通網のマークと、ロゴ・タイプが、大昔から大好きで。

そこでいちいち文字並びの美しさや色調のバランスなどに見とれるのでした。

この 地下鉄の駅名のロゴタイプは、1916年にエドワード・ジョンソンがデザイン。「ジョンソン・タイプ」 と、呼ばれて

ロンドン地下鉄の公式フォントとして広く長い間使用されてきました。

かれこれ、100年以上使われているフォントと言うことになります。これはロンドンの地下鉄の中で、視認性が高く、親しみやすい印象与えることを目的としています。

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ちなみに、あのとても見やすい ロンドンの地下鉄の路線図は、ハリー・ベッカーによって、1931年にデザインされました。

このデザインは地下鉄の路線を直線的に表現し、駅を等間隔に配置することで、利用者が簡単に理解できるように工夫されており、どこにどうやって行こうかと決めるときにとても役立ちます。ただ 私自身、実際にロンドンの街のことをこのような形で認識しておりますが、実際の地理・地図と見比べると距離感が狂ってしまい💦徒歩で移動する際は、やはり、普通の地図じゃないとわからないのと、最近はどこに行くにもスマホのグーグルですね。でも、グーグルのお勧めの行き方とこの地図をもとにした行きやすさは異なるのでやっぱり見比べて移動することが多いです。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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