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専門家吉谷桂子のガーデンダイアリー ~花と緑と豊かに暮らすガーデニング手帖~

秋は春の準備 ガーデンダイアリーをチェック!

吉谷桂子

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ようやく秋らしくなってきたかと思うと、これから突然冬のような気温になるとか?

暑くも寒くもない、そんな心地よい今の季節を楽しみたいのですが、ガーデナーの秋は春の準備で本当に忙しい!!!いくつもの庭の春への準備を抱えているので、どこにどんな種類の秋植え宿根草、球根を!? 

代々木公園にはすでにさまざまな品種の球根、特にシャンデリアリリィと言われる最近登場しているユリを植えましたが、本格的に寒くならないとチューリップやスイセン、アリウムもうまく咲くかどうか、心配なので、球根を植えたあとは、冬を待つばかり。

そして、春はどうなるか。そのことを知るには、春の写真を。Instagramはだいたいその季節のドキュメントが多いのでいろいろ思い出すのに役立ちます。

ある意味、ガーデンダイアリー。今の時期にはすっかり咲いていたことを忘れている品種の存在感を思い出すのに良いですね。

今年はモグラの被害がひどかったので、少しばかり、おいしいユリが心配なのですが、イフェイオン(ハナニラ)やスイセンには毒があるので、 そこには近づきません。

植木鉢でおいしい球根を植える時も、毒性のある球根をダブルデッカー(2段重ね)で上に植えると、それ以上に掘り起こすことができません。

それで護られると良いのですが、

私のベランダガーデンでは、今年の秋、毎年大きく咲いているオニユリが半分ぐらい、おそらくネズミに食われてしまいました。(球根の一部が食い散らかしてあった)そこで、残りの球根の上に、イフェイオンを植えましたが、さて?

今の所、来年、咲いてみないとわからない。また、広い庭では難しいのですが、食用トウガラシも土に混ぜた箇所にはモグラはでていません。 何かあり、唐辛子のない場所にトンネルができています。イタチごっこ?モグラごっこ?

生物の多様性を目指し 薬剤散布などは一切しませんが、やはり一生懸命植えた球根が野生動物た虫に食べられてしまうのは、悲しいですね....。トホホ。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


Instagram@keikoyoshiya 

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