お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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群馬県中之条町に完成しつつある、中之条ガーデンズ。(一般お披露目は、7月21日〜)

昨日、7月2日は、30度を上回る猛暑でしたが、バラが元気に咲いて。

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特に、全体のランドスケープとバラ園の構造デザインを吉谷博光が設計するローズガーデンが楽しみです。バラのカラースキームを基本に、6つのテーマのガーデンルームがあります。このブルーの背景にはオレンジ&イエロー。

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バラの植栽は、もちろん!河合伸志さん。さすが河合セレクト。見事な株がやってきました。

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もっとも楽しみなのが、バラのモダン・ジャパニーズ・ガーデン。

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宙に浮くように見える水鏡にバラが映る仕掛けです。

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バラじゃなくても、花菖蒲が入るだけで、琳派の世界観ができそうですが。

ビスタの向こうは、私がデザインしたスパイラルガーデン。

その向こうに見える温室を、今、垣根や大型の植樹でカバー中です。

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ロマンチックなピンクのバラ色をテーマにしたエリア。

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こちらはホワイトガーデン。白い飛沫のファウンテンと白バラのリレーが楽しみです。

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赤を中心としたレッドローズのガーデンルーム。

実に世界中のどこにもない、独特のデザイン。デザインに芸術の香りがかかって今後が楽しみ。

この道をさらに進むと....。

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向こうに見えるのは、町民花壇のガゼボ。

こちらも博光の設計で、ストラクチャーのある植樹のコンポジションが美しい。

地面の傾斜のかなり大規模な修正から現場に立ち会って仕上げてきたので、その本人から聞ける

ガーデンデザインへの基本的なアイデアとビスタへの「眼差し」は必見!ならぬ、必聞きです。

7月22日にガーデントーク開催。

吉谷チーム専用は、午後13:15くらいからローズガーデンで。(無料/予約不必要)

「眼差し」=「物差し(モジュール感覚)」

本当は日本の造園屋さん方にも、聞いて欲しいのですが。

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そして、町民花壇からスパイラルを望む。

ただいま、この何万株の、手植えされたアゲラタムが、生長中。

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工事完成との追いかけっこで遅れて植えた苗がまだ小さかったですが、この夏じゅう青い海が楽しめるはずです。この後、零れ種で来年以降はメドウガーデンになっていくことを希望しています。

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さて、スパイラルで育っている宿根草、一年草。今が綺麗だと、ハラハラするのはイベントガーデンの常です。

キャットミントも繰り返し花を摘んでいますが、追いつかなくなりつつあって。

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このアキレアも、もう少し摘んでおきたいのですが。昨日は私も熱中症になりかかりました。

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去年植えて大株になったルドベキア。

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床の色に合わせたルドベキアですが、「地味!」と言われる傾向があって。もちろんそれぞれの好みもあるでしょう。

派手も地味も、それぞれ用意しているのですが、それぞれの方々に、いろいろ言われてはおります。(汗)私はこれが好き。でも、派手なのも必要。両方を混ぜるのは難しくもあります。

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ストケシアも大株に。5月に咲いていた サンギソルバ・メンジージィ(ワレモコウの仲間)

はドライになって、素敵なアクセント。植物の重なって見えるレイアーに魅力が増えます。

濃いピンクは、フロックスです。なるべく宿根草で満たして、年々植え込みの株数を減らしたいのです。

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スパイラルのなかに、実にたっくさんの要素を詰め込みました。晴れた日は、夕方が最も美しいです。昼頃だと光が強すぎて、しかも、あっついですよね。

この2年間で植えた植物は約90種類、5000鉢の草花たち。なかなかに大変な仕事でした。

それでも、元気に育つ草花たちには、常に勇気をもらいます。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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