一昨年、2019年に決めて、これから春夏秋冬、それぞれの季節の3ヶ月前に予約をして、桂離宮を訪ねようと計画を建ててきました。が以来、緊急事態宣言が出る都度キャンセルを繰り返してきた京都行き。細心の注意で今回、無事、桜ど真ん中の時期に来ることができました。(ただし、桂離宮は桜の庭ではないので紅葉の新緑が美しい時期)自分の名前の由来がここにあること。親から聞いて知っていたものの、昔は葉書での申し込み。と、季節の多忙時期に重なるため3ヶ月後の予定の確保が難しかったものでした。子供もまだ小さかったし。
桂離宮、あくまでもアクセントになる場所に限られ選ばれた種類の桜。主にシダレや山桜がちらほら。むしろ樹形の美しい松や、芽吹きはじめのモミジが際立って美しい庭です。
デザイン、意匠、ディテール。まことに発見多く約1時間弱のガイドツアーでは探しきれない。なので、また間を開けず別の季節に来たいものですが。どうなることか。
この石組みが400年も、修復を繰り返しながら、守られてきたこと。ため息がでます。前回伺った時は、あられこぼしの石畳を修復中でしたが、繊細な作業。
笑意軒、田舎や風の茶室の船着場の先端にある三光灯籠月星が描かれていると説明を受けたけれど、このなかに光が灯った姿を見てみたいものです。水鏡に移ったらさぞかし美しいでしょう。
御輿寄、六つの沓を並べたことから「六つの沓脱」といわれる石の沓脱台はうっすらと蒲鉾型に造形してあり水捌けよく濡れた沓もかわきやすく濡れにくいのだとか。
桂離宮。今はオンラインでの予約が簡単になったので 宮内庁の申し込みサイトからが手軽にできます。次は7〜8月頃に行きたいと思うので、そろそろ予約のタイミング。また10月下旬から11月の紅葉を見るなら、8月か9月上旬か。
今はコロナ禍で、受入人数が普段の半分以下なので少人数で拝見できますがその分締め切りも早いので、ご興味のある方はお早めに。
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