2021.11.11 / 旅(SIGHTSEEING)
11月の京都と言えば紅葉の名所が思い浮かびますよね。
でも、混んでいるなら行きたくないと、ずっと(ざっと40年程)思っていました。ひとが多い景色はとにかく苦手です。
でも、少し早い時期なら、そして今の時期なら大丈夫かもしれない。
・・・なので、ピーク前か、後に行くのがベストだと。
それも天気予報が晴天を保証しない日でも。
今回は、嵯峨嵐山のさらに奥、高雄の高山寺から西明寺、神護寺をすべて歩いて。
高雄、高山寺周辺はまさに紅葉の名所です。で、嵐山も含めて、道路が渋滞しそうなら諦めようと恐る恐る近づきましたが、
天気もあまり良くないので、この日は、まだまだ、道路もガラガラでした。ひともほとんどいない。まばらな、本当に少しだけ。そこでまっさきに尋ねた高山寺( Kohsanji )
明恵上人が日本最古の茶園の栽培を始めたことでも知られますが、一昨年の台風で厳しい景色でしたが、宝物多く、有名な鳥獣戯画(今はレプリカのみ展示)以外に、この度の修学旅行でもっとも影響を受けたのが、この鎌倉時代(1206年ころとされる)
国宝「石水院」にある明恵上人愛玩、仏師湛慶作とされる「子犬」
どこから見ても愛らしく、このような立体をいつか自分でも作れないかと考えてしまう次第。その直後
こちらのご住職に突然夫が「それはアルニスのジャケットですか」と聞かれ、しばしパリのおしゃれ談義。京都の山のなかで思わずの交流。
ちなみに、俵屋さんでも魅了された子犬に見えてしまう狛犬。この後もまたあちらこちらでこのような動物の木彫に魅了される。
その後西明寺、神護寺へ。ここまでトータル3時間にわたる徒歩で、
最後は360段の神護寺への石段の登り降りで、膝がヨレヨレに。
でも、素晴らしいので、足が萎える前にぜひ、お訪ねください。
混み合う前の高雄徒歩制覇。もうまっすぐは降りられないので、カニ横降り。
ちなみに去年は、11月20日ころに京都↑でした。紅葉ズバリの中旬すぎ。コロナ禍、車で京都へ、人との接触を避け人の少ない場所を選びつつ、真っ赤な紅葉を堪能。
しかし、怒られそうですが、葉っぱが真っ赤だ。という以外、植栽デザインされた美しさが吹き飛んでしまうので、すべてのモミジがまっ赤じゃなくていい。
などと、勝手なことを思って、その後、仁和寺へ。御室桜が有名ですが、建築の荘厳さに感動すると同時に、
板襖絵に感銘。しかし、ほかの現代の日本画の襖群は、どれもちょっと???でした。今は、酒井抱一とか狩野探幽級の方がいらっしゃらないのか。
つづく
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