お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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東京都は今、陽性率3%ということで、少しづつ下がりつつありますが、コロナ禍中であることに変わりはなく、

緊急事態宣言が延長されたことで、再度、気を引き締めての、感染対策が続いています。

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........しかし、去年の春も、そうでしたが、庭に「生きて生長する植物」がいることで、

その世話をしていることで、精神的に穏やかでいられたり、むしろ、植物たちに対し、

集中的に喜びを発見したりと、特に春はこれが良い!

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やはり、園芸の楽しさを理解していて、そのノウハウも、年とともにスキルアップして、今までの経験を生かして

花を美しく咲かせることができるのは、つくづく、嬉しいなあ。と、改めて思います。

今日は啓蟄。暖かい日もあったので、すでに虫は出てきている感じ?

たいして広くはない私の庭でも、乾燥を好む植物と水が好きな植物、太陽大好き、太陽苦手など、

いろいろな種類の植物がいますが、どんな植物も、土壌条件、土の状態が良くないと

うまく育たないことが多いです。地面もコンテナも、土壌環境が重要ですね。

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イギリスでずっと栽培していたフクシア。東京での夏越しが難しいので、春に売っていても

手に入れるのは躊躇しますが、箱根では良い雰囲気で晩秋まで咲きます。ただし、このフクシアは

耐寒性がないため(超耐寒性フクシアもあり)、冬が始まると、箱根星の王子さまミュージアムでは

撤収。そのフクシアを預かり、4月まで育てています。

今は朝晩、外に出していますが、零下になるときは室内で。

一度、夜にしまい忘れて少し頂部を枯らしました。今はリカバー。枯らした部分も含め

頂芽優勢の習性を知りながら一度深めに切り戻しています。

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そうして、一冬ずっと咲いていました。

基本的に、半日陰と湿度を好むので、光は完璧でなくても良いのですが

冬は水を欠かさずに。(葉面散布効果的!)冷水は与えないよう。

お茶を入れたときの余ったぬるま湯とヴィコント064(花を増やして色味よくする)などの液肥を

追加しつつ。これほど、ひっきりなしに咲き続けるので肥料は欠かせません。

もちろん、通気性の良いストレスゼロの土に植えています。

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宣伝のようになってしまうけれども、やっぱり、私はこの培養土を信頼しているので

多少お値段が他より割高でも、3年後とか5年後まで繰り返し大切に使うことを考えています。

この冬も再利用のため、一旦ふるいにかけて、古い根っこなどは除去。

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再利用のためしっかり乾かし、団粒構造の土を残しています。微塵の土は庭に埋めること多し。

土に対してはケチケチして、繰り返し使うこと自体が、無駄なくエコロジー的には良いと思うのですが

私の住む地域は、土をゴミ袋に入れて捨てられないので、なおさら使い続けられる土でないと。

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大粒の団粒はコンテナでも比較的に下方へ、先に、入れて再利用です。

上方は新しい土を使うことも...。

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ほかの培養土よりも、かなり団粒構造がしっかりしていて粒も大きいです。これが根張りの良さの

理由でしょう。ちなみに、この袋は丈夫なので、中が空になっても捨てずに土の再利用の時に

ストック土の格納庫に使えます。

実は先日、ちょっと驚いたのでした。

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この写真。去年の秋にミニバラの苗をいただいて、試験栽培のようなことをしていたのです。

一目瞭然ですが、右がバラ用の土、バイオゴールド ローズソイルに10月から植わっていたもの。

左が、同じ時にピートモス系の培養土に植えたもの。違いがでるのかやってみたのです。

基本的に、水はけは良い土です。でも、そろそろ最終植え付けをしようと

抜いてみたらびっくりでした。

ここまで違うのかと!

ちなみに両方とも、植木鉢で日差し具合は同じ場所、隣同士でした。

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今は最終的に、同じ条件で3ポット分の苗を一緒に植えています。葉っぱが多いのが、最初から

ローズソイルで栽培していた株です。これで、今までローズソイルに植わっなかった株も挽回するかな?

植え替えから1ヶ月経って。暖かかったので、もりもりと葉っぱが出ています。

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株元にあるのはアリウム'ミレニアム'の幼苗。ローズ&ガーリックの合言葉通りのコンパニオンです。

ちなみにこのバラ。今年秋に発売予定の新しいタイプのバラです。

なので、宿根草のように小さな六株ほどを寄せ植えしています。従来のバラと違うので。

一株植えではなく、集合植え。初夏にどんな風になるか楽しみですね。

バラの肥料も啓蟄のタイミングで、本日たっぷり置き肥しています。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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