観光とは=光を観ることです
その体験に、自分の感じたインプレッションでもってそれを心に刻む。というようなこと。
この写真は何度も出てくるベルギーの美術品の蒐集で知られるA氏のキッチンにて。
非常に何気ない景色ですが、たまたま午後の時間にこの光が当たっていて美しかったことです。
先日の講座でもお伝えしましたが、家でも観光。お天気の良い朝や夕方に
たまたまの朝日や、ちょっとした夕陽の良いタイミング。それはほぼ一瞬なのですが。
美を見出して。ただし、光の当たる対象物を設置しないと絵になりにくいので
壁に皿を飾ったり、レースのカーテン越しとか。
講座でいただいていたご質問。ありがとうございました!
「庭のライティングについて、キラキラでない暗めの証明、おすすめなやり方を教えて下さい」
よしキタ!
やっぱり、間接光とか、ぽうーっとした光がいいですね。本を読むとか、そうした機能の
ためではなく。「雰囲気」を眺めて楽しむことが、観光です。
ambiance のための光の効果
レストランへ行くその階段で目にしました。話題の Inua コロナ禍でずっと休業していて残念。
やっと取れた予約も先方から取り消しの連絡が入った去年でした。
昼の光と違って。はっきりと見えないほうが良い雰囲気がだしやすいし。
京都のAMAN にて。実際はもっと暗くて脚元が見えにくいので。敷石につまづかないように
ゆっくり歩く。
そして、我が家の春の......
写真のため露光がオーバーですがやはり白熱光は良いですね。
ブルー系の光と混ぜないほうが、断然良いです。東京郊外のショッピングセンターなどは
青やオレンジ、光の色を混ぜすぎて、「賤(いや)しげなるもの」の風情あり。
同系色が良いです。いろいろセッティングするにしても。
ロンドンのコノート・ホテルのクリスマス・リースきれいでした。
テームズリバーのガーデンベンチ。
いずれにしても、シンプルで種類は少ないほうが良いですね。
光の引き算。いろいろ引き算がうまくなると大人の世界観が作れそうですね。
さあて、明日は立春ですね!
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