2020.6. 2 / ガーデニング(GARDENING)草花(FLOWER & PLANTS)
青山通り(外苑前、銀杏並木、Cafe Royal 最寄りの青山通り)の花壇、路側帯、道路際花壇では
日本で初めてのナチュラリスティック・ガーデン。私が植栽のデザインをさせていただいた
宿根草のガーデンの花が咲きだしました。わーい。
3月上旬に植えた都会のまちニワ。本日、久々にボランティアのみなさまにお集まりいただき、
メンテナンスをいたしました!アガスターシェ'ブラックアダー'も育ってきました
もちろん、いままでもマスクして、地道に何度も、草取りや水やりに参加してくださる方々あって
私も数回、雑草と水やりと、土壌改良材や発根促進際の入れ足しなど、通ってきました。
青山通り、以前はもっとガラガラでしたが、今週から、やはり、人も車も増えてきました。
複雑な気持ちです。まだ。どうなのでしょう。増えてほしいのと、怖いのと。難しいです。
デザイン上のフォーマット、手前に植わるツワブキは手前の景色を治める「面」の役。
その後ろに控えるアリウム・ミレニアムで、今「線と点」のコントラストが鮮やかです。
その背後は、ややガサガサ。でも、手前がアーキテクチャラルなので、背景に骨格がなくても、
それ自体がコントラストになる。しかし、この後、エキナセアが育ってくると、これも
コントラストに参加。また来年になれば、ペンステモンも育って、銅葉が強い印象を持つでしょう。
計画通りに行けばですが.....(汗)。
また、植えて3ヶ月で予想以上のパフォーマンスを見せてくれたのが
バーベナ・ボナリエンシスです。都会におけるレースのカーテンのような。道路と人をつなぐ。
透かして見える優秀なレイアー役。またこの後、オミナエシが育ってくると、黄色に花が
紫のボナリエンシスと光と影の補色対比で美しく街に映えるでしょう。
こちらは、青山通り、渋谷駅近くの宮益坂上交通島。去年の秋に受賞した緑化大賞の看板。
ボランティアのみなさまのご協力で最低限の水やりと雑草トリ。
れまでの何回かは、世田谷区や渋谷区に在住の友人にも協力いただき、2〜3人で時々来ていましたが、これ、私自身、音を上げることたびたびでした。すごいんです。雑草の増え方。
でも、昨日は6〜8名のみなさまの参加でかなり進んだ。
しかし、まだまだエンドレスに生えます。
こちらもアリウム・ミレニアム。これから満開になります。ツワブキとペンステモン'ダークタワース'とのコンポジション。
こちらは、ミレニアムとツワブキ、アガパンサスとのコンポジション。背景のグラスはまだ大きくはなっていない、カラマグロスティス'ブラキトリカ'。ここ、ガラス張りのカーテンウォールのビルの反射光で、晴れた日は夕方に美しく輝きます。
向こう側が透けて見えることを前提で背の高くなる植物を植えています。
今回は、宿根草の補植が目的でした。3月に植えて消えてしまった植物のブランクを埋めるため。
最初の設計図面になかったもので、植栽を迷っていたもの。やはり、このチャンスにと、
フィリペンデュラ'ベヌスタ'。以前、ピーターシャムナーサリーのオーナーの庭で見て一目惚れ。
植えるには、乾燥が心配ですが、一昨年からスタートした図面上の設計段階では、環境に合わない可能性もあり、心配だったので入れていませんでした。いろいろ迷うところもあったので。
結果的には、後からも可能な状況を作っておきたかった。生き物なので、現場はインプロビゼーションで進めるられるような猶予がほしい。すべて図面通りには行かない難しさがあります。
なので、勝手ながらなのですが、これらの苗はデザイナーの個人的なエクスペンスとさせていただきました。そして、自宅で、5月中旬から鉢増しをして根を伸ばしておきました。
自然に消えてしまったり、抜かれてしまったり、発注時に在庫がなかったもの。ちょっと数が足らないと感じていた品種など。ベヌスタはチャレンジ。
3月と比べると立派な苗がやってきました。そんなわけで、これからもできれば、2〜3年は
「お試し期間」として、宿根草に関してはうまく軌道に乗るまで、そのようにさせていただきたいと思います。少なくとも私が70歳になるまでは軌道に乗せたい。
今はまだ、子供のような庭。雑草も居残っていたり、飛んできたもの。今は激しいです。
でも、多くの方々が立ち止まって写真を撮ってくれたり「花の仕事をしている友人が、ここ
綺麗だって教えてくれたので今日来てみました!」ですって。美しくておしゃれな女性が
話しかけてくれて、とても、嬉しかったです。
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