お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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東京は、土曜日までは気温、低かったのですが、5月24日(日)はよく晴れて、朝の9時で気温急上昇。日差しの下はとても暑く、藪蚊も出てきた。さあ。これからは、時間や天候を選んで庭仕事をしないと、熱中症の心配がありますよね。気をつけないと...。

さて今、私がエネルギーを注いでいるのは、ナチュラリスティックなガーデニングの手法。

「最低限の手助けで、植物が育っていく庭」づくり、そういう植物の選択肢とその方法。30D6E49A-12B2-49F4-9010-2D352C33347B.JPG

その逆というか、バラやデルフィニウムがワーッと咲いて華やかなのとは、また違う世界です。

(写真は先日 5月22日の、はままつフラワーパークにて)美しいけれども、何かと手入れ必須。

そして、関東以西温暖地では、ほったらかしで毎年同じように咲くものではありません。

なのでそれは公開庭園でのハイメンテナンスで、逆に自分の庭では、なるべく手を少なめで、何年もずっと穏やかな感じであまり大きな変化なく存在する植物で装備する。派手な瞬間はないけれど。その分、イーブン・クオリティでストレス少なく。

........気づいたら、今年も元気に出てきてる。みたいな、植物が大好きです。essential plants

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例えばこのミセバヤ。Sedum sieboldii (シーボルドさんが日本からオランダに持ち帰ったからかしら?)もう、一体こミセバヤ、何年この鉄のARNの中に入っているのか、

思い出せませんが、実に長い期間おります。水やりしない。雨が降った時だけ。とにかく枯れない。この器が鉄製なので。夏は半日陰にいます。鉄が暑くなりすぎるので。

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過日、話題にしていたセダムのグループですが。イギリスに住んでいた時から大好きだったので、かれこれ四半世紀の付き合い。この彫刻的な形や色がいい。

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↑写真はルーフガーデンの Sedum telephium 'Autumn Charm' セダム・テレフィウム

こちらは、星の王子さまミュージアムで長居する↓Sedum spectabile 俗にオオベンケイソウ、オランダ・セダム、ミセバヤという人もいる。分類もめちゃくちゃなので

未だになんと呼べば本当は良いのか、悩みますが、イギリスに住んでいたときは、スペクタビレでお馴染みだった。この株も10年近く前に国際バラとガーデニングショウから持ち帰った株。

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この株も、あの株もいずれも10年以上選手というところが良いでしょう?しかも。同じ植木鉢にずっといる。それはしかしどうも、この植木鉢がその長生きの鍵なのです。特にこの石のような素材は多孔質で根が張りやすく、この植木鉢は、URN 型で、カタカナ表記ならアーンといいますが、台足がついていて地面から離れているスタイル。これが、湿気の多い箱根でも、この乾燥好きなセダムを居心地よく活かしているようです。普通の植木鉢より成績優秀。

ああしかし、私このセダムの話題が、よほど好きらしく、ブログの投稿も過去10年ほどで何度もセダムの話、繰り返していた吉谷でしたが、もちろん、例の蛾の幼虫に襲われると、あっという間。それは、通気の良くない場所で起こりやすい現象。その蛾が卵を生みつけたら一挙に被害。

たまたま、我が屋上や箱根。この地域にいないせいか、ずっと被害に合わずに元気です。

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咲いたところ。秋になって立ち枯れはじめたところ。これで、早春までスケルトン。

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コンテナ栽培で。水やりの心配なしで。ただし、団粒構造の水捌けの良い土を使って。

さて、これから梅雨も始まるでしょう。こうした多肉植物は水やりの必要はほぼないと思うのですが、雨のふりすぎが心配です。今年の雨。どれくらいでしょうか。心配ですが、水捌けの良い土で排水、通気を意識して、自分自身も植物たちも元気に夏越しできるよう。備えておきたいものですね。

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今日、初めて蚊に食われました。痒い。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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