2020.5.26 / ガーデニングレッスンガーデニング(GARDENING)草花(FLOWER & PLANTS)
緊急事態宣言は解除されましたが、どなたも気を緩めることなく、まだまだ不安や緊張と同居の暮らしが続いていると思います。
自然界も、庭の植物たちも5月ならではの目覚ましい生長をしているので、ガーデナーは
その時々で、するべきこと、淡々とこなす他ありませんが、とにかく放っては置けない。
何色が咲くかわからないで昔の中之条町「花の駅 美野原」だった畑から移植したジャーマンアイリス。
あら美しい!と思うとコガネムシ。手で捕獲して袋詰めして捨てるなど無農薬に勤めております。
今の時期、1週間違うだけで景色がどんどん変わるでしょう。特に、宿根草の世界の5月はめくるめく。
写真は、昨日の中之条ガーデンズのパレットガーデンです。今の時期は、2週間に一度行きたい。
デザインの意図がボケないように細かい修正を重ねて夏に備える。
マルチレイアープランティング。早春はビオラや春の小球根。今はアリウムが咲いて少しコボレダネの
オルラヤ。このあと、夏に向けて同じ場所から、別の花。特にアリウムと一緒に植わっているヒオウギなどが
スルスルと上がってくるとまさにマルチレイアー。一つの場所から幾層にも開花のタイミングを変えて秋まで。
見所を用意する植栽。葉のカタチ、質感の違いをよく見極めてコントラストがつくように組み合わせ。
それにしても、土壌環境で育ちが猛烈に違います。キャットミント。基本的に丈夫ですが
水はけと切り戻し、それどこまでいけるか。
パレットは、植物を植えて1年。子供から、ティーンエイジャー〜20代の大人くらいにまで育った感じです。
アリウム ギガンチューム....これがなんだったか。
Allium atropurpureum はこれから開花。昨日はここにグラス類
ヘッド・ガーデナーとして、ここに森山さんたちが来てくれて、キラキラし始めました。
手を入れてもらっている感じ。これが、手がかかる。というのとは違う、なんだろうな、愛のような。
やっぱり、丈夫で大きな花を咲かせる ゲラニウム'オリオン'。背後のスクリーン代わりに
ペンステモン'ハスカーレッド'を持ってくるのも私の定番です。
バプテシア トワイライトプレイリーブルース。好きな名詞が詰まったバプテシアはいかにも
ナチュラリスティックな宿根草主義の庭むけの品種です。思っていたより色が薄めに上がった。
そして、スパイラルガーデンの景色。今年、この夏は麦穂のスパイラル。秋にはこの穂を
使ったクラフトワークショップを計画します!スパイラルガーデンの花を摘んでドライフラワーのリースもできそう!
ちなみに、この赤い家のインテリア計画も進んでいますが、ここでクラフトワークショップ開催予定!
ここでのお茶の時間が良いのよ。
昨日はすてきに森山さんがサーブをしてくれた。シロツメクサとキャットミント。
ビスコ、ビスケットがとっても映える!
↑ アリウム・エロス allium eros
スパイラルガーデンは、なるべく乾燥に強い植物を選んで、そのサバイバルぶりを模索。
この環境で生き延びる植物。こぼれ種で増える品種。いろいろ探して。
セントランサスの白が石の間から生えてくれたら、
今年の春は、このほかたくさんのアリウム・アングローサムやアリウム・カロリアナム ロジービューティ
アリウム・カメレオン、アリウム・カラタビエンス
allium angulosum allium carolinianum rosy beauty allium cameleon、allium caratabienseほかをトライ。
ダイアンサス・クルエンタス。中之条の庭は花の発色が違う!
数年前に植えた超丈夫なストケシア、ネペタも大きくなりました。
カマシア・ライヒトリニー'サカジャビア'は、斑入りの葉群も美しく目立つ。本当に植えてよかった品種。
フリチラリア・ペルシカも、花の咲いていた時、見事でしたが、この黄変したところも美しい!
基本的に私が担当するスパイラルとパレットガーデンはナチュラリスティック路線を追求中。
まだまだフィットネスの研究中とも。台風や豪雨にもまだまだ予測不能な状況があるので。
さて、ハイライト、これからバラ園がすごいですよ。河井伸志さんのバラは見事、これから満開を迎えるのは6月中旬か。
びっしりと蕾をつけて。
吉谷博光デザインの構造にまさに呼応するような植物のコンポジション。
都県をまたいでの移動はまだ多少の制限があると思うので、来て来て!とはいいにくいのですが
開園はしております。マスクして、蜜をさける一方通行の散歩道で。
あまり無理はしないで。そして、来年こそは来て!!!って言えますように。
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