お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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まだまだ、バラがきれいに咲いています。ちょうど国際バラとガーデニングショウの後半、バラが散り始めると

なにか、夏への覚悟といいますか。独特の感覚に包まれていた気持ちを思い出します。なにぶん、20年も

続けていた国バラ通いでしたから、バラの時期、そして、20年以上前の思い出はさらに遠い思い出。

それまでの5月は、毎年、チェルシーフラワーショウ通いの数年がありました。

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雨が降った翌日は、なる早で、花殼は積んだ方がいい。汚くなるのもそうだし。

これはスマホを右手に持ってるからハサミが写ってないんですが、左手で大きめのチリトリか軽いトレーを花の下に受けてどんどんハサミ。

花芯が茶色になったらもう花殻摘み。触れなば散らん。庭も散らかるので受け皿用意してハサミを。

黒点病とか、うどん粉とか、見た目も、バラの茶色はどうも受け入れられず。

バラの花はもう、これから花殻摘みの追いかけっこですよね。

手の届くところは、五枚葉の上で適度に次のシュートを出すカットバックも兼ねて。

でも、脚立でも届かないところは、細かい場所まで見えないので、大雑把に高枝バサミなどで切るほかなく。

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このブーケ咲きする'ゴールデン。ボーダー'なら、此のバンチごとカットバックするのもありか。

丈夫でよく咲くバラです。まだほかにも蕾の塊が待機している。

さんざんバラを話題にしてなんですが、花殼摘みの必要がない種類の植物が好き。たとえば

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セダム・オータムチャーム(多分)。10年以上前に国際バラからやってきた大型の黄金葉セダム

Sedum telephium 'Autumn Charm' これは、このあと、花が咲いたら、このまま冬の間も放置して

美しい枯れ枝を鑑賞する。ただし、ミセバヤとか大株のセダムは、通気がいまひとつの場所にいると

一夜にして、蛾の幼虫に覆われてしまうことあり。「ベンケイソウ・ス・ガ」

クモのような糸を出して、小さな蛾の幼虫がワーっと。巣を作る蛾、だからスガ。というらしい。

ベンケイソウにしか、見たことないので、やはり、ベンケイ特化した虫でもあるのか。

地面に置いた植木鉢や日本の環境では、虫が湧いて、また乾燥が好きなので、地植えはNGっぽいです。

しかし、屋上やベランダ栽培では、一度もその被害にあっていないので、スクスク大きくなって10年以上。

星の王子さまミュージアムでも10年植えっぱなしのセダムあり。これはセダム・テレフィウム

オオベンケイソウと呼ばれる。まず、何もしてあげないけど、美しい!!

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去年の秋に植えたニューフェースはトリフォリウム・ハイブリダム。

ネットで調べると、タチオランダゲンゲ。って、変な名前で登場。

オランダゲンゲ(ツメクサ)って、一体いつ誰が名付けたんだか。でも、オランダに帰属するなら

ナチュラリスティックな庭の雰囲気になるかしらと、去年。見つけて試し買い、試し植え。

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だいたい、ツメクサみたいな野生的な草花に肥料はご法度なんですが、

周囲に植わっている園芸種ラナンキュラスにあげたバイオゴールド元肥をもらって

小さな9センチポットの株が1mほどに広がった。このあと、どうなるかな。

タネができればどこかで雑草化するのか。そこが心配ですので、見守って行きます。

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アリウム・アトローパープレウム。のはずですが、なんか、Piet さんの家で見たのと雰囲気が全く違う。

これは一昨年植えた球根が、今年もこんにちは!3年目といえば、ここに見えている3種類のセージも3年目。

左端のセージ、'ブルースパイヤー'は猛烈に強靭。冬の間も常緑で増え続け。チェルシーチョップ(チェルシーフラワーショウの時期に切り戻し)

するとまたすごく脇芽が出て増える。夏は少し休んで初冬まで咲く。

ほかにネモローサ・カラドンナ、濃いピンクのは強靭さで知られる栄養系サルビア・マナウス。

最初はこんなに赤くなかったんですが、今は、赤が勝っています。

これから、いよいよ初夏の宿根草が大きくなる季節。ちょっと暑くなりますが、熱中症に気をつけてたくさんの

美しい植物が登場するはず!目を離さないで、その鑑賞を楽しみたいです。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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