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専門家吉谷桂子のガーデンダイアリー ~花と緑と豊かに暮らすガーデニング手帖~

星の王子さまミュージアムも未だ休園中ですが...

吉谷桂子

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残念ながら、今月いっぱいの休園が決まっている星の王子さまミュージアム。

毎月定例の作業(春の花を終えて夏への準備)に加え、

6月1日から開始予定の、「ローズフェア」の準備に行ってきました。園内バラはまだで。

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ただいま園内、泡の花とも言われる、ティアレラが満開です。

泡というより、よく見ると細かい星のような花が咲くので、星の王子さまミュージアムの植物としてぴったりなのと、

こちらの自然環境によく馴染み低地温暖地で育てるよりもきれいに春を迎えます。

背景になるミュージアムの壁とも相性がよくて。もう午前中のウグイスほか、野鳥の歌声大きくて驚くほど。

動画はインスタにあげました。https://www.instagram.com/keikoyoshiya/

今年は本当にいつもの春と違う。毎年同じ場所の春を過ごしているとその違いはっきりとわかるのでは?

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まだ再開園まで2週間以上あるので、美しく咲いているアフリカンマリゴールドを摘んでもらいました。

来週雨の模様ですし、次の開花にエネルギーを取っておいてほしいので。なんだか素敵なリースが作れそうですが。

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今年はやはり10年前に植えたフジが、見事に咲いた。今までも一応、咲いてたけれども今年は凄い。

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ちょっと自然エネルギーの溢れるイタリアの庭。NINFA みたいです。 

このお城の壁を這うような眺め。

光の変化いNよって変わる眺め、何度も撮ってしまいました。

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Q-GARDENコジマさんが剪定をちゃんと頑張ってくれて、しかもこの株、実はもうだめかもと言われていた展示用の株です。

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2009年の国際バラとガーデニングショウで展示の終わったフジの株を、私がミュージアムに植えた。

冷蔵庫で開花調整をしている株なので、生き延びたとしても翌年はまず咲かないでしょうと。

でも、水が大好きなフジ。環境的には非常に箱根仙石原が適しています。

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でも、あれから4〜5年は咲きませんでした。ああ、それにしても10年ひと昔ですね。懐かしいです。

あの藤が大きく育って花が咲いたのですから、やっぱり嬉しい。あの頃の国バラに来てくださったみなさま

手伝ってくださったみなさま。ありがとうございましたね。感謝です。バラはこの頃に河井伸志さんに捧げていただいた

ベルベティ・トワイライト。私の好きなダーククリムゾンをトワイライトにひっそりと輝くベルベット生地に重ねた。

このダークなバラを引き立てるために背景を真っ白に、ダイソン社にご協力いただき、その製品に似合う庭を演出。

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星の王子さまミュージアムに戻ります。先月植えたバラクロード・モネが咲いています。

このデルバール社のペインターシリーズ。どうも名前も一緒に惹きつけられてしまい。

コンテナ栽培でもいっぱい花をつけます。

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麻素材で作ったマスク。庭作業での使用を、おすすめです。先日の中之条ガーデンズで不織布のマスクで

熱中症になりかかったので。不織布マスクは暑い時は命の危険あると思いました。だからお手製の麻マスク。

頬まで長めに作って日焼け止め兼ね空気が流れる構造にしました。

これで写真のゴーグルサングラスしたらかなり怪しい人物だけど。

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ユーフォルビア・カラキアス'ウルフェニィ'が自然に実生で増えたんですが、それが今年は皆が感嘆する眺めに。

これも、今年初めて目撃した繁殖傾向。自然界からのジャッキアップのような作用を感じる。

今世界中でCO2が減っているそうですが、空がすごく青くて、そして、森の中や庭でも、

人気のないところになにか起きているような。

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そして、今年ニョキニョキ目をみはるのは、バレリアナ。これも数年前の国バラから来たものがコボレ種で増えたものと

去年増し植えしたのと。

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結局お客様お目に触れず散っていく最後のチューリップ。

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八重咲きのチューリップは本当に目を引きます。よくお客様にお客様に「バラが咲いてる!」

と言われたものでした。

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表通りからも目に飛び込んでくる。近所の方に「本当に残念だわ」と

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去年の11月に作った寄せ植えも最後の開花。本来はもう全部崩して新たな夏の植え替えへ。

日帰りでできる限界だったので、今月はもう一度、現場へ。県を跨いでの移動は自粛中ですが、園の駐車場と自宅。

Door to door で宿泊せずサービスエリアも寄らずに日帰りの現場通勤が続いて、今月の走行距離が結構すごいです。

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6月は..Getting better 感染拡大の収束に向かえますように!

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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


Instagram@keikoyoshiya 

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