お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

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話が少し前に遡りますが、お正月、今年最初の美術館 初詣は、東京都現代美術館でした。

皆川明さんの「つなぐ」展へ。

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十数年前、帰国してまだまもない頃、ミナペルホネン。白金にできたお店のインテリアやテキスタイルデザインに、ノックアウト。ずっと好きでした。

残念ながら、ワンピースやコート。私にはサイズが合わず、ストールの数本しか持っていないのですが、誰かが着ているところを見るのも好きです。

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テキスタイル・デザイン、クリエーティブでラブリィ。

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素晴らしい作品の数々、惜しみない数のインスタレーション。

ところで、美術館には、なるべくモノトーンで行くようにしています。周囲の人にも目障りにならないように。

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また、個人的な自分の趣味で手芸の世界、そのマチエールをすぐそばで眺める楽しみも満載。

とても嬉しい展覧会でした。そして、その足で神田の。元スターネットのあった場所、皆川さんのお店、ミナペルホネンエラヴァ1へ。近くのエラヴァ2では、欲しいコートを見つけたけれども、やっぱり小さくて!残念!

東京都現代美術館。若干不便な場所にありますが、3月には、オラファー・エリアソンの展覧会が始まります。自分も忙しくなる時期ですが、Art and Ecoligical Awareness ぜひ行きたいと思います。

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また、別の日、オープン初日に訪ねた先輩の情報で、私も後追い。

今月18日にオープンしたばかりの東京日本橋アーティゾン美術館へ。

もともとのブリジストン美術館は高校生の頃から何度か通っていましたが。懐かしい!

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今日もまた、同じ格好だ。ここの美術館はネットで日時指定。チケットを購入し、入るときは、QRコードで。パソコンやスマホがない人には、厳しいかも。

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ここ、気持ちいい。空間の気持ち良さ。なんども感じる。人が少ない!それも冬ならではの吉。私も春は忙しくて動けない。 冬の東京は天気の良い日も多く、行動はしやすい。

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展示は、お馴染みの作品がいっぱい。藤田嗣治、ピサロ、マネ、モネ、セザンヌ、ロダン..

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ピカソほか、近代美術中心で。

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おお私のルドン先生が ...空間に人が少なくて、すいているので、どこで見るよりも存在がシンパティックで身近に感じることができた。幸せ!

それにしても、最近の日本の美術館は、写真OKのところが増えてきましたね。

嬉しいのですが。

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この、サイワイなことにまだ空いている、シィーンとした美術館で、周囲では数人の若者たちのスマホのシャッター音が繰り返し不躾に鳴り響き続けるのには、閉口しました。

無音シャッターのアプリケーション使って!といいたい。でも、ついにあるひとりの女性に、そう言った。「そんなに繰り返し写真を撮るなら、無音シャッターのアプリを使ってください」と。そんな事をいうのは、さすがに60歳を過ぎたオバさんらしい一言であった。(苦笑)すみません。黙っているほうが、後は楽ですが。ここはみんなのためにも言わなきゃと思う。

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このしぃーんとした場所で5回も6回も繰り返し、かしゃっ!かしゃっ!かしゃっ!と、音が響くのは、それを規制する決まりがないのはどうだろう?日本で売っている以外のスマホは、マナーモードで無音になる。イギリスの美術館ではイギリス人がすいすい無音で写真を撮っている、シャッター音がするのは日本人だけ。(私も時々うっかり失敗してやってしまうことあり)でも、今月末には、待望のAir Pod Pro が届くので、次回の美術館にはこれを持っていくこと。他人の話声や雑音がノイズキャンセリングできるし。無料音声ガイドも自分のスマホでできる時代になったから。それもどうなのかな、なのですが。

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北海道から、梅木あゆみちゃんと上野砂由紀ちゃん上京。美術館の後は食べる芸術館へ。

梅木さんが数年前、ここのヘッドシェフ、トーマスさんが北海道に植物探し。その時に縁ができて、そのおかげで私も inua へという塩梅。ここの開店以来、最初から誰かに、ワリカンで行こう!と誘えないわけです。

かと言って私がご馳走しますとも、ご馳走してほしいとも、いえなくて。

で、去年一緒に銀座で飲んだ時に、おお!それなら!と、話がまとまり、去年の11月上旬に予約をしてくれていた。ミシェランの発表前でした。その後、inua は2つ星を獲ったので、今は東京ですっかり予約不可能なレストランになったようだ。

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最初にスタッフのみなさんが一斉に挨拶を。いろいろな国のスタッフが。もうなにしろ、最近の高級レストラン、猛烈にカジュアルです。さてこちらの inua  今更説明の必要もないのだとおもいますが

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私はもちろん...、多くのPiet Oudolf ファンなら、デンマークの 新生 NOMA のことはご存知だと思います。

世界一のレストランといわれた、ニュー・ノルディック・キュイジーヌ。

そして、その新店舗は Piet Oudolf氏がデザインした庭に囲まれる。この世界でもっとも予約の取れないレストラン。あ〜行ってみたい!一昨年、オランダ、去年イギリスに旅行中も、そう思いついて。予約確認。

しかし、やはりとてもじゃないけれども、予約など取れなかった。

取れたら一泊でも、デンマークに行こうと思った。前に一泊でスペインに行ったみたいに。あのときは inua ならぬ、nerua へ。ちょっと無理を言って予約が取れた。でも、ここは全然無理。

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その NOMA の食材研究部門のトップであったトーマス・フレベルさんが、日本の食材に可能性を感じたチャンスもあって、現在 inua のヘッド・シェフだ。

最初の一皿。エアレイテッドあんこうの肝のテリーヌとナツハゼのクリスプ。それを囲んだアンコウの骨のオブジェ。ペアリングはMontgueux Champagne

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ああ、まだるっこしい説明は抜き!ここの体験した多くの人が、同じ事をいうけれども、本当に未体験ゾーンの美味であった。(私の友人にはネガティブな意見も人もいたけど)この食体験はちょっと似た感じで、ベルギーのヌーベル・キュイジーヌやビルバオのnerua 、ロンドンのヘストンブルメンタールでも、あった。でも、ここは格段の差。

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本当に味覚の喜び。私は、夢中になった。これは麹とキャビア。このちょっと見たところ綿みたいな薄いお布団も食べる。これでキャビアを手で巻いて。その都度ワインのペアリングを。ここでは、ドナウ川の辺りから来た白ワイン、ヴァイテンベルグで。

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野生の鴨に複雑な香りのさまざなハーブ。山椒の香りも微かにあったか。ペアリングは、フランスのバーガンディ Lubie で。

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デザートは、ワカメのミルフィーユのほか、全部で4種類

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全部の写真が載せきれない。すべてで、14コース、それしか言えずボキャブラリィが不足しますが感動しました。デザートの後は、厨房のバックステージ・ツアーにもまたびっくりの連続。これがあの有名な麦麹アイスクリームと蜂蜜漬けの松ぼっくり。必ずまた食べたい!

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あとは、梅木さんのカオでバックステージツアーと一部のスタッフと記念写真

とにかくHow generous !時間や笑顔に対してスタッフが。

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この機械欲しくなってしまった。フード・ディハイドレーター。

食べ物をいい理想的に乾燥させることで別の濃い旨味が出たりする。

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Piet Garden はないしデンマークのNOMA に行かなくても、このニュー・キュイジーンの世界は、東京の飯田橋で可能になった。でも。なかなか次の予約は取れなさそう。

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あ!

inua のエントランス!有機的なこの形!やっぱりいいですよね。


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吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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